アーセナル vs マンUのマッチレヴュー後編。昨日アップしたコメント集のつづきから。
【マッチレビュー その1】23/24 EPL アーセナル vs マンチェスター・ユナイテッド(3/Sep/2023)ライスが価値を証明。またしても記憶に残る劇的勝利【コメント集】
今回もまた、われらはなんという劇的な試合を目撃してしまったのか。 ホームでほとんど90分間のあいだ終始やきもきさせられながら、追加タイムに入った残り数分の最後の最後でああなるとは。アーセナルのファンにしてみれば、去年のボーンマスに匹敵する圧倒的カタルシスな試合の終わり方だった。 しかもデクラン・ライスだよ。あの土壇場で違いを生んだのは、この夏のアーセナルFCが社運を賭けた105ミリオンの漢。興奮せずにいられようか。 そしてダメ押しのジェズース。ライスのアレももちろんすごかったけど、じつはぼくはジェズースのアレのほうが、もっと大きなガッツポーズが出てしまった。 なんでかって? そりゃ相手がマンUだからである。あの雰囲気のなか、土壇場でリードされてもまだあきらめない彼らを、お株を奪うみごとなカウンターアタックで叩き潰した。彼らのようなチームを地獄のズンドコに葬り去った無慈悲な鉄槌。一度殺しても死なないので、もう一度あらためて殺したようなものだ。痛快だった。 というわけで、今回はアーセナルのファンにとっては最高の試合だった。おめでとう同士諸君! ただ、この試合をPLクラシックとか名勝負みたいに云うにはちょっとした抵抗はある。内容的には、お互い最高レヴェルでプレイしたとも思っていないだろうし。マンUは全般的にアウェイらしい注意深いパフォーマンスだったし、アーセナルもチャンスこそつくったがフィニッシュは大味で、またしてもホームで失点するなどこれまでの課題は残ったまま。あんな試合でこんなことを指摘するのは無粋ですまんけど。 彼らはともかく、アーセナルのチームには、もっともっとハイレヴェルでプレイできる余地がある。ひとまず、IBに入るまでの序盤の4試合は、シーズンのこれからに向けて明るい気持ちで終えたと云えそうだ。 試合を振り返ろう。 Arsenal score two late goals to stun Man Utd 今回はコメント集として、後半は追ってアップします。
【マッチプレビュー】23/24 EPL アーセナル vs マンチェスター・ユナイテッド(3/Sep/2023)パーティがケガで離脱?
どうも。 土曜のPLは、また派手な試合が多かったな。ハーランドをはじめハットトリックが3人も。そしてそのうちのひとりがBHAの18才。来年、BHAが彼にいくらの値札を付けるかが早くもネタになってた。それにしても、彼らはほんとうにすごい。スター製造機。そして、チェルシー@SB。ありがとうマッティ&ヌーノ! アーセナルでは、昨日のニュースが衝撃的だった。PLマンUという今日の重要な試合を前に、なんとトーマス・パーティがケガをしてしまったようで。現時点では、ケガの度合いは諸説あり、ひとまずこの試合への参加が危ぶまれている。 パーティといえば、いまは今シーズンからのRBロールがもっぱら懐疑的な目線を浴びているところであり、この試合でアルテタがどんなシステムでのぞむかは大きな注目になっていた。それがこんなかたちで、むしろファンが喜びそうなフォーメイションを強いられることになれば、皮肉なものだ。 チームセレクションについては、ぼくもこのエントリでいろいろな可能性について書くつもりでいたので、ちょっと拍子抜け。パーティ不在だとすると、とたんにそれが限定される。 なにはともあれ、試合をプレビューしてゆこう。
【試合前記者会見】23/24 EPL アーセナル vs マンチェスター・ユナイテッド(3/Sep/2023)「ロンドンの道はタクシードライバーのほうが詳しい」
日本時間今朝、2023夏の移籍ウィンドウ(英国)がクローズした。 アーセナルの今回ウィンドウはいかがでしたかね。昨日の最終日は、駆け込みで懸案だった案件のいくつかが解決し、のこったそれ以外のぺぺやセドリックの未解決案件は、ひきつづき開いているトルコやサウジのウィンドウに期待することになった。不要な選手のサラリーを払い続けるなんてばかばかしいから、1月といわず、この夏で解決してもらいたいものだ。 獲得のほうは、昨日の現地お昼に行われたミケルのプレス会見で、われらはあらたに選手は取るつもりなしと早々に伝えられていたので、デッドラインデイのワクワクもなにもなし。そこはお祭りに参加できなかったみたいで、ちょっと残念だった。 さて、CLドロウも移籍ウィンドウも終わったところで気持ちを切り替えて。日曜はPLマンU@エミレーツである。今シーズン最初のビッグマッチ。 120%エナジーでプレイしてもらいたい。 Every word from Mikel Arteta’s pre-United presser 今回は昨日の試合前プレス会見について。マッチプレビューは明日の日曜にアップしよう。
23-24CLドロウ結果。アーセナルはワーストシナリオ回避に成功
どうも。 ゆうべのCLドロウは観ましたか。グループラウンドのグループ分け。おれは1:00AMを待てず寝てしまい、朝起きてからドロウショウを視聴した。プレゼンターは、エリック・アビダルとジョー・コール。 結果はどうだろう。 ほかのグループなど全体を俯瞰しても、アーセナルはビッグクラブとしては幸運にも、比較的いいグループに入れたんじゃないか。少なくともタフと云われるほどのグループではなかった。CLにおけるアーセナル恒例のバイエルンやバルサを引かなかっただけでもだいぶマシ。 ドロウを俯瞰しつつつつ、アーセナルが入ったグループBを展望してゆこう。
アーセナルの移籍デッドラインデイに起きそうなこと【2023夏】
9月1日(金)の11:00PMは、イングランドの移籍デッドライン。つまり本日。日本時間の翌朝。 この夏はいろいろなことが起きたが、今日一日で起きそうなこと、起きそうにないことなどをまとめておこう。
今日は23-24 UCLグループステイジのドロウ。アーセナルの相手は
おはよう。 8月31日。今日で8月がおわり。ぼかぁ夏はあんまり好きな季節じゃないが(だって暑いから)、それでもなにかがおわるような寂しい気分にはなるな。 さて今日は、UEFAチャンピョンズリーグ、グループステイジのドロウが行われる日。もう9月から、われらのCLが始まるのだよ。信じられない。 ようやく、アーセナルをトップコンペティションで観られる日が来る。ずいぶんと待たせてくれた。
【マッチレビュー】23/24 EPL アーセナル vs フラム(26/Aug/2023)10人相手に痛恨のドロウ。このチームはなにかがおかしい?
ホームで開始1分の失点。ボールを持ちファイト。忍耐。違いを生んだ後半のサブ。ついに逆転。歓喜。そして、残り10分をきって相手が10人に。安堵。だがセットピースから失点。終了。 アーセナルはPL3試合めにして、痛恨のドロウ。今シーズン初めてポインツを失った。 もちろんああいう試合内容だったから、100%ネガティヴではないけれど、とくに失点が多すぎるホーム試合でのフォーム、サブ登場まで勢いに乗るのに苦しんだスターティングの停滞感を観るに「このチームはなにかがおかしい」。 試合を振り返ろう。 Arsenal 2-2 Fulham: Joao Palhinha scores late equaliser as hosts’ perfect start to Premier League season ended
【マッチプレビュー】23/24 EPL アーセナル vs フラム(26/Aug/2023)ジェズースが復帰するかも
It’s a match day today! アーセナルのPL3試合めは、エミレーツにフルハムを迎える。ロンドンのライヴァルながら、これまでの実績でもアーセナルには悪くない相手。 昨日のアルテタのプリマッチプレス会見では、今日のこの試合に向けガブリエル・ジェイズースの準備も整っていると伝えられ、試合前からアーセナル世界はポジティヴな雰囲気がある。3連勝に向けてムードはいい。 いっぽうで、昨日は移籍関連でも大きな動きがあった。もちろん、フロ・バロガンのモナコ移籍と、KTのレアル・ソシエダへのローン。どちらもいろいろ思うところはあるが、それはいずれ。アーセナルとしては、ハードに取り組んでいただろう大きなふたつの案件が片付いた。 来週のウィンドウクローズに向けて、ぺぺを始めとした残りの案件もなんとかしたい。それともちろん、できればティンバーの代替獲得も。エドゥと仲間たちには、本格的に忙しくなりそうな一週間がすでに始まっている。成功を祈りたい。 今晩の試合をプレヴューしてゆこう。
アーセナルはさらに7人の選手売却で合計£100mの回収を見込む【2023夏】
さて、2023夏の移籍ウィンドウもクローズまで、およそあと一週間となった。 この夏は、£200mというかなりの大金をつかって積極補強をしているアーセナルであるが、残り時間が少なくなって、いまはスクワッド整理のほうに集中しているようだ。 昨日の『Daily Mail』(Sami Mokbel)によれば、アーセナルはガブリエル売却の噂もささやかれるなか、今月複数選手の売却で、夏の合計として£100mの収益を見込んでいるという。 Arsenal in race to raise £100m in player sales それと、『football.london』のKaya Kaynakは、アーセナルはファーストチームから少なくとも7人の放出に取り組んでいると伝えている。 #AFC are working hard on at least 7 first team exits before the the transfer window closes next week. Club trying to ensure that potential loan deals have obligations to buy included in them, but preference is to get players out permanently. Full story ????https://t.co/GuHYJcQpw5 — Kaya Kaynak (@kayakaynak97) August 23, 2023 今回は、これからの一週間でますます活発化していくであろう、アーセナルの選手売却について整理しておこう。
【意見】PLは2枚めのイエローカードをVAR対象にすべき
月曜のセルハースト・パークでのパレスとの試合。アーセナルはなんとかアウェイで3ポインツを持ち帰りながらも、30分にもわたる劣勢の直接の原因となったトミヤスの退場処分は、試合後も各所で議論となっていた。 ぼくはこのブログのマッチレヴューでああいうことを書いて、そのあとtwで親切なひとから「あれは2枚めのカードだからVAR対象じゃなかった」と教えてもらい、ああ・そういえばそんなルールあったような?と思い出した。以前にもブログの読者のひとに教えてもらったかも。物忘れひどくてすまない。 とはいえ、その後もなんとなく腑に落ちないような気分で、そのことをずっと考えていた。 そして、いろいろ調べているうちに「いや、やっぱり2枚めのイエローカードはVARの対象にならねばならない」という思いを強くしたので、そのことについて少し書いてみる。 トミヤスの事案に関しては、レフの一貫性の問題も大きいが、ここではそのことは一旦置いておいて、VARレギュレイションのほうにフォーカスしたい。
【マッチレビュー】23/24 EPL クリスタル・パレス vs アーセナル(21/Aug/2023)トミヤス退場もしぶとくアウェイ勝利
PLの2試合め、アーセナルはアウェイで貴重な勝利を得たけれど、今回もまた一筋縄ではいきませんでしたねえ。 アーセナルは前半67%ポゼッションのように、アウェイでもかなり自分たち主導で終始試合を優勢に進めていながら、67分トミヤスのまさかのレッドカードで流れは一変。試合の最後の30分は、アウェイチームがひとり減った状態でほとんど防戦一方という展開に。 結局、オーデガードが決めたペナルティによる1点を守り切って、アーセナルは逃げ切りに成功したものの、前回のノッティンガム・フォレストにつづいて今回もPL試合のタフさを思い知らされたという。 逆境のなか、まさにレジリエンスで得た貴重な3ポインツ。これでアーセナルは、GW2にしてリーグで2連勝している数少ない3チームのひとつに残ったのだった。 内容はどうあれ、結果は出す。強いチームはこうでないといけない。 試合を振り返ろう。 Odegaard penalty gives Arsenal win at Crystal Palace
