Arsenal, Arteta, Controversy, Player, Tactics

ニコラ・ぺぺの質的優位性とアーセナルの攻撃問題

おはよう。 昨日、アーセナルの攻撃の問題について、とある戦術解説tweetsにひどく感銘を受けてしまって、拙いだろう翻訳ながら日本語にして紹介したらなかなか反応もよかった。 In soccer, there is something called ‘qualitative superiority’, especially in the offensive phases, where you have a superior player (eg, Mahrez) line 1v1 against an inferior opponent who wins the duel and makes a decisive action (shot, cross, pass) after. (a thread on Arsenal). pic.twitter.com/B6rIerpbnF — AI (@nonewthing) September 5, 2021 彼は当たり前のことを云っているような気もするし、でもそれなのに、これまでになかった重要な気づきがいくつもあったとぼくは感じた。 これまでにも多くのそうしたたぐいの分析を目にしているのに、どうしてそう感じたのだろう?とか、そのあとも、なんだかこのtweetsのことがなかなか頭から離れなくて、しばらく考えていた。 今回はちょいとその思いをシェアしたい。

Arsenal, Behind The Scene

エドゥのロングインタヴュー。戦略とスクワッドバランスについて語る「批判は選手全員がフィットするまで待ってほしい」

インターナショナルブレイク中の昨日、アーセナルのテクニカルダイレクター、エドゥがSky Sportsの独占インタヴューに応えていた。 クラブとしては1954年以来67年ぶりというシーズンスタートからの3連敗で(無得点は史上初)、いま窮地に立たされているアーセナルFCのTDとして、インタヴュワーの忌憚ない(あるいは意地悪?)質問に正面から答えていくという非常に興味深い内容。 いまIB中でリーグが中断しており、アーセナル界隈はすごく静かなこともあるし、ぼくもいつもよりはアーセナルから少し離れていて、あまりブログを書く気分でもなかったのだが、さすがにこれをスルーはできなかった。 拙訳でお届けしよう。長いよ。 Edu exclusive interview: Arsenal transfer policy, his technical director role, and Mikel Arteta discussed

Arsenal, Arteta, Friendly Match, Match

アーセナルがフレンドリーマッチでブレントフォードに勝利。ガブリエルとホワイトが復帰。パティーノがシニアデビュー

インターナショナルブレイクのなか、アーセナルは昨日ロンドンコルニ―でブレントフォードと練習試合(非公開)を行った模様で、公式からはマッチリポートやアルテタの試合後コメントが伝えられている。※試合の様子は現時点では写真のみ公開 この試合は、長期離脱していたガブリエルと、Covidに感染していたホワイトが復帰してともにプレイしており、アーセナルのスクワッドにはいいニュースとなっている。 Match report: Arsenal 4-0 Brentford

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アーセナル2021夏の移籍ウィンドウ雑感。デッドラインデイを終えて

日本時間の今朝、イングランドの移籍ウィンドウが終了した。デッドラインデイには、F5で疲労困憊のグーナー諸兄姉におかれてはいかがでしたかね。 想像以上に選手が売れなかったとか、ジャカが契約延長したとか、オーデガードが戻ってきたとか、トミヤスがほんとうに来たとか、予想外なこともたくさんあったが、最終的には、(全員フィットすれば)なかなかフレッシュな11人が揃ったというところもあるっちゃある。 ただ、個人的にはやはり大満足というには遠いような気がしている。もっとも残念なのは売れ残り諸君だけど、そこではなく補強のことで。 とくに、2年連続8位フィニッシュで、シーズンスタートから3連敗&無得点をやっている状況からすれば、ディフェンスの補強がメインでチームは進歩できるのか、あるいはリーグワーストのポジションにいる選手たちの気持ちにブーストになるのかどうか。 IN/OUTなど、個々の移籍のまとめエントリはあとでちゃんと書くとして、今回は移籍ウィンドウが終わった直後のぼくの雑感をざっくり書いておきたい。

Arsenal, Controversy, Discussion

【ディスカッション】いまのアーセナルはなにが/どこがいけないんだい?(21-22シーズン3連敗スタート)

ぼくは日曜はまったり過ごした(こころを整えるために)。そして今朝急いで書いたシティの内容のうすいレヴューエントリに思いのほか、読者さまのコメンツをいただいた。 ビッグサムが登場したり、「なにもかもジャカのせいにするブログ」認定されたり(たしかにな笑)、けっこうおもしろかった。 ぼくも含めて、アーセナルのファンはみんなあの試合で見た、悲惨な、救いようのない、恥ずかしい、いまのアーセナルに云いたいことがある。ヨシ。 では、シティ戦について、アーセナルについて、アルテタについて、エドゥやKSEについて、いま思っている率直なところを聞かせてほしい。 試合が終わってからもう1日以上たっているので、感情のピークの時期は少し過ぎてしまっているかもしれないが、なあに、この2週間はキミらもあの敗戦を引きずって過ごすのだろう? ぼくもです。 ということで、このエントリのコメント欄が下のほうにあるので、何でも書いてください。誰でも歓迎。 いつものようにコメントするときは名前の欄を空欄にするとみんなAnonymousになってしまうので、twitterアカウントとか、なにかを入れるのを忘れないでくれよな! ありがとう。

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【マッチレビュー】21/22EPL マンチェスター・シティ vs アーセナル(28/Aug/2021)悪夢なスタート

やあ、アーセナルのファンにおかれてはひどい土曜の夜でしたね。 まさになぶり殺し。虐殺。両チームスのレヴェルが違いすぎて、もはや不公平に見えるという。あんな試合を観させられるとは、ひどい仕打ちだった。 この日は、2011年8月28日にOTで8-2をやった日からちょうど10年のふしめだったそうで、あれに匹敵する、あるいは上回る大惨事を目にすることになるとは思わなんだ。 5-0と点差こそ今回のほうが小さいが、あの日のアーセナルのショッツは20もあったらしい(SoTは8)。今回はショッツが「1」である。ショッツじゃなくショット。大半を10人でプレイしたとはいえ、一方的にもほどがある。 そして今回も数々の悲惨な記録をつくっている。ミケルはアーセナルの歴史に名前をしっかりと刻んでいる。Trust the process? プロセスとはなんでしょう? Manchester City thrash 10-man Arsenal

Arsenal, Arteta, EPL, Match

【マッチプレビュー】21/22EPL マンチェスター・シティ vs アーセナル(28/Aug/2021)恥ずかしくない試合を

こんにちは。 移籍ウィンドウ盛り上がっていますね。チェルシーにルカク、マンUにロナウドときて、アーセナル界隈はシャマクだサノゴだパク・チュヨンだとすっかり自虐的に。はあ。 さてPL2試合でまだ勝ちのないアーセナル。ここでマンシティ(A)が登場。 ミドウィークのカラバオカップWBAでのシーズン初勝利でチームは一息ついたものの、またここで現実に引き戻されるかもしれないと思うと始まる前からげんなりする。なんとかしてもらいたい。 この試合が終わると2週間のインターナショナルブレイクに入るため、ここで温存するものはない。また、IB後のアーセナルには多くのレギュラー選手も戻るだろう。ということは、ここで納得できるパフォーマンスで、いい余韻を残すことには大変な意味がある。 この試合をプレヴューしてゆこう。

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【マッチレビュー】21/22カラバオカップ ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン vs アーセナル(25/Aug/2021)もっとも必要だったもの

こんにちは。今日は暑かったすね。 試合ご覧になられましたか。ここに来ているということはもう結果は知っているでしょうが、まだ観ていないならどこかで観よう。デトックス。 ということで、快勝でござる。 アルテタのアーセナルは5点以上を取ったことがないそうで、ここまでで最高のハイスコアという6-0、そしてクリンシート。ケチャどばだった。 相手が想像以上にBチームだとか、U-23だとか、多くのシニア選手たちがプレイしたアーセナルはこれくらいで勝って当然という試合ではあったが、それでもいまのチームにもっとも必要だったものをここで得ることができたことは大きい。 この結果には、ミケルがいちばん安堵していることだろう。 試合をざっと振り返ろう。 Aubameyang stars as Arsenal thrash West Brom

Arsenal, Arteta, EFL Cup, Match

【マッチプレビュー】21/22カラバオカップ ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン vs アーセナル(25/Aug/2021)シーズン初勝利へ本気チームで

リーグカップことEFLカップことカラバオカップ。今年もやってきた。 今回はラウンド2で、アーセナルは現在はチャンピオンシップのウェスト・ブロムとアウェイで対戦する。 ちなみにアーセナルは例年リーグカップはラウンド3からの登場で、今回ラウンド2から出場するのは、1995年以来ということである。たしかに、云われてみれば毎年こんなにすぐにリーグカップでプレイしていなかった気がする。 アーセナルはシーズンが始まってここまで2戦2敗の無得点。この試合は、PLとは違うレヴェルの試合になるはずだが、チームの勝利へのプレッシャーはますます高まっているところで、勝って当然という難しさもある。もし万が一、ここで敗けてコンペティションから敗退ということになれば、さらに大きな逆風が吹くのは必至。さすがにそんなことはあるとは思えないが、何でも起きるのがミケル・アーセナルでもある。 今晩の試合(※日本時間で明日早朝)をざっくりプレヴューしてまいろう。

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ウィリアン、トレイラ、エンケティア…… アーセナル退団が近づく選手たち【2021夏】

おはようございます。 ゆうべは全然眠れなくて、気がついたら外が明るくなっていた。眠るのはあきらめて早朝からtwitterをチェックしていたところ、ウィリアンの移籍が決まりそうだとかで界隈はだいぶ盛り上がっていた。 デッドラインデイが近づくなか、ここ数日で何人かそういう噂が出ているので、ここでまとめておこう。アーセナルのクラブ運営にとって、補強と同じくらい選手の放出は重要で、ようやく本格的にスクワッド整理が始まりそうになっている。

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【マッチレビュー】21/22EPL アーセナル vs チェルシー(22/Aug/2021)実力差

先週ブレントフォードに歴史的勝利をプレゼントし、今週もまたルカクのPL復帰をお祝いし、チェルシーのタイトルホープの現実味をアシスト。アーセナルはまさに噛ませ犬。 Arsenal 0-2 Chelsea: Romelu Lukaku scores and dominates on second Chelsea debut as Blues impress at Emirates シーズンスタートからの2連敗はキツい。アーセナルは、ファンのメンタルヘルスも考えてほしい。 試合をざっくり振り返ろう。苦行。

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【マッチプレビュー】21/22EPL アーセナル vs チェルシー(22/Aug/2021)意地をみせろ

PLのシーズン2試合めにして、ロンドンのライヴァルであり、昨シーズンのCLウィナーであるチェルシーをエミレーツに迎える。 先週、初戦をあんなふうに敗けたアーセナルとしては、非常に厳しいフィクスチャだ。 ただ、アルテタのチームは強いチームに強いことも事実。19-20シーズンに世界最強となったチェルシーにリーグダブルをかましたのはアーセナルだけである。 昇格チームに2-0で敗けたアーセナルと違って、彼らはPL初戦をパレスを相手にホームで3-0快勝。昨シーズン後半の勢いをそのまま維持しているっぽい強敵に、アーセナルはどうプレイするのか。 この試合をプレヴューしてまいろう。