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【マッチプレビュー】20/21カラバオカップQF アーセナル vs マンチェスター・シティ(22/Dec/2020)ヤングスターズのプレイに期待

今年のカラバオカップでは、レスター(9月)、リヴァプール(10月)に勝っていまここ。

リヴァプールに勝ってからまだ2ヶ月程度しかたっていないというのに、この短い期間でアーセナルをめぐる状況は激変している。ほんとうにこの世界は一寸先は闇だ。われらがリヴァプールに勝ったときに、誰がクリスマス時期にこんなことになっていると想像しただろうか。

クウォーターファイナルの相手はシティということで、チームセレクションはアルテタもある程度は競争力のある選手を選ばねばならないだろうが、PLでは試せないことがここでは試せる。それにもしかしたら、自信を失いまくっているシニア選手たちよりも、トップレヴェルでプレイするチャンスを渇望しているヤング選手たちのほうが、積極的なプレイを見せてくれそうな期待感もある。そう、ここで観たいのは本当のチャレンジなのだ。目の前にあるものから逃げず、勇気をもってプレイすること。

ここでのパフォーマンス内容が、PLにも影響を及ぼすはず。それをを忘れないでもらいたい。

この試合をざっとプレヴューしよう。



アルテタの試合前コメント「必要なのはファイター。被害者ではない」

昨日、だいぶ朝早くに行われたらしい試合前プレス会見。

ジャーナリストたちがいっせいにボスコメントをtweetし始めた時間は、時計を確認したらロンドンで10時にもなっていなかったので、朝9時とかそういう時間に行われたようだ。たしかヴェンゲルさんはいつも8:30からプレス会見を開始するのでプレスは苦労したという逸話があったが、アルテタもジャーナリストにできるだけ参加してほしくなかったのかもしれない。しらんけど。

オフィシャルサイトより。

(カラバオカップでの結果は、リーグでの気晴らしになっている……)

アルテタ:われわれが望む使い方だ。また勝ちたいと思っているコンペティションでもある。ここまでにレスターとリヴァプールというふたつの難しい相手と戦い、なんとか両チームを倒した。そして今回はホームで、ウェンブリーまであと一歩に来ている。だから、これはほんとにプレイするのにナイスな試合だ。こういうタイプの試合をシーズンを通して求めている。

(この仕事は思っていたよりもタフだった?……)

パンデミックなどいろんな理由で今年はチャレンジング。

※以下これまでと同じような質問&回答で割愛

(内部からのプレッシャーを感じている?……)

サポートされているし乗り越える自信がある。外部でのこと(※報道)は何も読まない。仕事に集中している。

※以下これまでと同じような質問&回答で割愛

(降格を心配している……)

このポジションにいて、いまのポイントなら、そこは見なければならないし注意深くいる必要がある。われわれはこのポジションにはあまりいたことがないので。

思うに、わたしが去年ここへ来たときには、似たようなポジションにいて(※訳注:10位)、そのときも同じトークがあった。それはふつうのことなんだ。われわれはポインツを拾っていくことを始める必要があり、そうすれば忘れられる。そしてテーブルを上がっていくことを見始めることになる。

(いまのドレッシングルームの空気……)

わたしが注意を払っていないことについてはわたしは云わなかった。わたしは読まないと云ったんだ。わたしはすごく注意しているし、気づいていなければならない。そしてわたしは何が起きているか気づいているし、それはわたしの仕事の一部だ。

わたしが云っているのは、わたしは読まないということ。ポジティヴだろうがネガティヴだろうが、もしわたしがそういったコメンツを読みだしたら、それはわたしを怒らせるだろうし、どの選手に対してもわたしの提案はまったく同じだ。いつもソーシャルミディアで起きていることについても。誰が書いているとか、何が意図されているとかコントロールができないのだし、やろうとしていることに対してとても危険なものだ。

ドレッシングルームやクラブの空気について話すとすれば、雰囲気はいいよ。みんなが傷ついているときにしては。PLでの結果には傷つけられているからね。みんなが気にしていて、みんなが苦しんでいる。もっといいものを望んでいるから。そうするために取り組んでいる。

試合に敗けたときのドレッシングルームというのは、難しいものだ。苦しんでいるのだし、彼らは気にしている。だが団結はそこにある。

クラブに100%の団結があるかって? それはどんなクラブでも無理だろう。勝っているときですらそうだ。なぜならそこに参加していない選手だっているのだから、より難しくなる。だが、われわれがどうやって試合に敗けたのか、そのパースペクティヴを見れば、どのようにわれわれがここにいるのかを見れば、それはすごいことだ。

去年われわれはエヴァトンに25%の勝率で勝った。3-2で。先週末はPL史上の試合からすると67%の勝率だった。敗ける確率は9%。そして敗けた。バーンリーでは3%で敗けた。スパーズは7%で敗け。ピッチ上のパフォーマンスだけではない、ほかのなにかがある。それは別のなにかであり、自分たちのやり方でやれるべきものだが、いまはそうなっていない。

つまり、それはどうでもよく、敗けたこと、それだけが誰もが気にする唯一のことであり、それが聞こえてくることだ。

(オバメヤンのケガでなにかよきニュース……)

オーバはいい感じになってきているし、昨日はその前の2日間よりもずっとポジティヴだった。彼はこの数日でもう一度スキャンをすることになり、そうすれば彼がどれくらいでチームに戻れるかわかるはず。

だが、われわれは彼がこのチームにとってどれほど重要かわかっているし、彼も責任を感じている。できるだけ早く戻れるようベストを尽くそうとしているよ。あとは、今日のトレイニングの前でどんなニュースがあるのかわからない。

(なぜポゼッションすること自体がチャンスにつながらないのでしょう?……)

わたしはボールポゼッションへの興味は皆無だよ。わたしはボールを持って自分たちが何をやるのか、どれだけ効果的になれるかに興味がある。われわれのコンヴァージョンレイトやフィニッシングのクオリティは、いまチームの調子を落としている。なぜならそのほかでは、たくさんの試合に勝っているべきだったから。

結局フットボールでは、ふたつのボックスが違いになる。もし自分のほうでうまくやらなければ、また相手のボックスでネットに入れなければ、結果は別のものになってしまう。

(いまのフォームが若い選手たちに悪いインパクトになるのではと心配している……)

それは彼らがやらねばならないことのひとつだ。それが、このクラブで真に重要な選手になるために乗り越えねばならないことだ。この難しいときに人々がどういう反応をするか見ておかねばならない。それを経験して、難しいときを過ごし、そしてプレッシャーに対処する。それができるのなら、いいときも対処できるし、ここで要求されるパフォーマンスをつづけることもできる。

だからこれもまた彼らには経験なんだ。そしてこれは云っておかねばならないが、わたしが当初思っていたよりも、彼らはとても成熟してきていて、責任感があるし効果的になっている。だから、わたしの意見だが、彼らはとてもよくやっている。

(マンシティでのアシスタントと比べたときのプレッシャー……)

違うね。意思決定が完全に自分次第だから。ものごとがうまくいっているとき、うまくいっていないときもスポットライトを浴びる。それが最大の違いだ。ある部分では似ている部分も多いが、メインマンになったり意思決定者になれば、すべてが変わってくる。

(今シーズンはカラバオカップを取れば十分なんでしょうか……)

十分ではない。ただひとつのコンペティションに過ぎない。われわれはすべてのコンペティションで勝つつもりでプレイせねばならない。昨シーズン、なんとかそのうちのふたつを取り、今年がとてもいいチャンスがある。このコンペティションではとてもうまくやっているし、明日はまた一歩トロフィに近づける試合だ。それこそわれわれがやろうとしていることだ。

しかしそれは、それがほかのことに反映されるということではないし、あるいはいまならよく見えるということになる。ほかのコンペティションで何が起きようとも。PLではわれわれがいるべきところにはまったく近づいていない。

(自ら退任することを考えたことはある?……)

そういうステップについて考えることは好きじゃない。なぜなら、そうなればわたしはネガティヴに考えるだろうし、それはできない。いま、わたしはできるかぎりでポジティヴになろうとしなければならない。自分たちがやっていることを信じねばならない。うまくワークするようものごとを調整しようとせねばならない。力強くいないと。

われわれはたくさんの困難のなかにある。もっとも考えたくないことは、ここからの数ヶ月でさらなる問題が起きることだ。わたしはそういう精神状態にはない。

わたしは自分の責任はわかっている。なぜ自分がここにいるかも。全員が数ヶ月前からも理解しているのは、これはそれほどすぐに解決できることではないということ。思うにそれがクラブの全員の気づきだ。

(ガブリエル・マルティネリに忍耐……)

彼に(クラブの救世主として)プレッシャーをかけることはできない。彼にもフェアではない。彼は熱意をもたらしている、彼は特別なものを持っているし、フィールドに踏み入れたときはいつでも特別なエナジーをもたらす。

しかし忘れてはならないのは、ガビはPLでやってきたことは、まだチームとの時間はとても少なかったことだ。彼を成長させることだ。ここにいるほかの若いキッズたちがやっているのと同様に。

(マルティネリにすぐ結果を出すようプレッシャーが……)

それはある。しかし、それはほかの若い選手たちとも同じだ。彼らはいま本来彼らが負うべき責任より多くを負っているかもしれない。それがいまのスクワッドだし、やりくりせねばならないことだ。彼らはベストを尽くそうとはしなければならないが、いま彼らが負っているようなプレッシャーはフェアではないとも思う。

(火曜はELのチームを使うつもり……)

今日のボーイズを見てみよう。オーバは明日フィットしていないことは間違いない。彼は明日プレイしないから、誰がプレイできるか。またほかのポジションでいくつかのダウトもある。われわれはとても競争力のあるチームをまとめたい。シティのレヴェルは知っているし、明日の試合には勝ちたいから。

(リース・ネルソンとフォラリン・バロガンはプレイできる……)

可能性はある。

(選手のときは自分のやり方がうまくいかないときはどうしてましたか?……)

わたしは自分の周囲を見回すのが好きだった。スタッフ、コーチ、選手。そして見たかったのはファイターズだ。ふつうはなにかが起きたとき、ふたつのタイプの人間を見ることができる。戦うものと被害者になるものだ。

必要なのは戦うものであり、被害者気取りになるものはほしくない。被害者はいい訳を考え、ネガティヴィティを持ち込む。そして彼の周囲で起きたことすべてのせいにし始める。それはわれわれのやり方ではない。

必要なのは、戦うものであり、貢献するもの、このクラブのためにすべてを捧げる準備ができているものだ。

(3人のアシスタントマネジャーのうち頼るのは誰?……)

わたしにはいろいろなバックグラウンズのあるいろいろなひとたちがいる。彼らのうち何人かはすごく経験が豊富で、このリーグで25年以上もいろいろなマネジャーとやってきている。フットボールにおいてほとんどすべてを経験しているよ。

思うに、自分のスキルや経験していないことを褒めることはとても重要だ。それはとても必要とされている。わたしが強く思うのは、PLで25年いた彼らにとってすら、去年からわれわれが経験してきたことは、かつてないものだったこと。歴史上でももっともおかしな、非日常な年だった。しかし彼らはとても役に立ってくれているし、わたしにはとても重要だ。

(活発なやりとりがある……)

わたしは自分自身にとても厳しい。信じてほしい。われわれはとてもオープンな関係で、なんでも議論する。それがいつもやっていることだ。

何がわれわれを変えられるか? 何で変更できるか? 何に取り組んでいるか? どう維持できるか? どうやって選手たちをアゲるか? クラブをどうやってより安定させられるか?

議論の種はいつでもたくさんある。彼らとだけというわけでもない。わたしはエドゥともボードともここにいるスタッフのメンバーたちとも同じ関係がある。これは別にすべての決定をするものの話ではなく、どうやってわれわれがこの機能をよくしていけるかということだ。

ひとまず以上。

「この仕事は思っていたより大変だった?」とか、プレスの皆さんも短期間に同じ内容の質問を繰り返すのはやめてほしいね。まあ記者も毎度同じメンツじゃないだろうからある程度はしょうがないんだろうが。

アルテタが珍しくスタッツに言及しているが……

さて、今回はこのなかのコメントのある一節が物議をかもしている。以下のくだり。

去年われわれはエヴァトンに25%の勝率で勝った。3-2で。先週末はPL史上の試合からすると67%の勝率だった。敗ける確率は9%。そして敗けた。バーンリーでは3%で敗けた。スパーズは7%で敗け。ピッチ上のパフォーマンスだけではない、ほかのなにかがある。それは別のなにかであり、自分たちのやり方でやれるべきものだが、いまはそうなっていない。

Last year we won the game against Everton with a 25 per cent chance of winning, you win 3-2. Last weekend, it was a 67 per cent chance of winning, any Premier League game in history, and a nine per cent chance of losing, and you lose. Three per cent against Burnley and you lose, seven per cent against Spurs, and you lose. There is something else apart from that it is not just the performance on the pitch, it is something else that needs to go our way and at the moment it doesn’t.

ソーシャルミディアでは「ミケルが何を云っているのかわからない」という声が続出。ウケるw

この勝率とか敗率といったスタッツはいったいどこから出ているのかとみんないぶかしがっている。アーセナルの社内の分析チームによる数字ではないかという説が、説得力がありそうだが、それにしてもエヴァトンのアウェイ試合の勝率が67%、バーンリーとToTとの試合の敗ける確率が、それぞれ3%とか7%だとすると随分と自分たちに都合よく見積もったものだなと。そんな分析で大丈夫かと心配になってしまう。

ちなみにredditのフットボール議論の総本山である、r/soccerの当該サブではこれを書いている時点でUpVoteが2.8kもあり、この発言はグーナーのみならずフットボールファンのあいだで大きな注目を集めている。アルテタがこんなふうに笑われてしまうようなときがやってくるとは思わなんだ。

ポゼッションよりボックスのほうが重要?

それと個人的にもうひとつ突っ込んでおきたいのは、ポゼッションについて問われたくだり。

(なぜポゼッションすること自体がチャンスにつながらないのでしょう?……)

わたしはボールポゼッションへの興味は皆無だよ。わたしはボールを持って自分たちが何をやるのか、どれだけ効果的になれるかに興味がある。われわれのコンヴァージョンレイトやフィニッシングのクオリティは、いまチームの調子を落としている。なぜならそのほかでは、たくさんの試合に勝っているべきだったから。

結局フットボールでは、ふたつのボックスが違いになる。もし自分のほうでうまくやらなければ、また相手のボックスでネットに入れなければ、結果は別のものになってしまう。

うーん。最近何度も同じことを書いていて自分でも食傷気味だが、いま未来を見据えてより重要なのはシュートそのものよりも、シュート/ゴールまでのプロセスではないのかという。

ポゼッションに興味がないと断言しているのは、むしろ最近のアーセナルのロングボールを多用したプレイを見ていればそうですねと云うよりないが、そもそもこのひとポゼッションを重要視する発言をこれまでにも何度もしていたはずなんだが。

アルテタはよく試合後に自分たちが試合を支配した(dominate)とかコントロールしたとか誇らしげに話すが、それってボールを持って攻めたということだよね? ボールを持たずに支配するようなタイプの試合もあるが、こういった文脈で彼がそう云うときはだいたいポゼッションしているときだ。

ちぐはぐだなあ。エメリ化の傾向がある。

まあポゼッション自体は別に本質的なことではないし、むしろモダンフットボールのなかではそれをありがたがる風潮はどんどん廃れているんだろうから、彼がそう主張したところでとくに構わない。

だが、プロセスより結果のほうを重視するって、まるでスーパーリアリストの考え方ではないか。それがThe Arsenal wayだと彼は云うのかね。

つい先日も彼のアカウンタビリティについてぼくは書いたのだけど、最近はちょっとこうした首をひねりたくなるような発言が少し目立ってきていて、ちょっと心配になってきた。彼は自分が話していることの矛盾に気づいているだろうか。

昨日ジェイムズ・ベンジがアルテタの会見コメントに突っ込むかたちで、このもやもやする気持ちを代弁してくれていた。スレッド以下も。

まったくだよ。

1月の移籍ウィンドウについてアルテタ「もう計画はできている」

オフィシャルサイトのトランスクリプトからごっそり抜けているっぽい?のが、冬の移籍についてのコメント。『football.london』より。

アルテタ:(冬の移籍ウィンドウ)計画はもうできてる。1月と夏になにをしたいか。それは実現できることもあれば、いろんな要因に左右されることもある。エドゥがいまそれに対処していて、わたしは試合に集中している。だから、いまわれわれはあまり一緒にいる時間はないが、それは自分たちが何をやりたいのかが非常にはっきりしているからだ。

わたしの仕事はこのスクワッドから、選手からたくさんを引き出すことだ。やるべきことはわかっているので、あとはそれを実行するだけだが、実際の状況を見れば、乗り越えるべきものが難しくしている。

なんと。誰を取るのかもう計画ができていると。そしてエドゥが対処すると。先日退任した契約担当のハス・ファーミーの後任がいまだにいないという話もあるが、ほんとうにエドゥと彼のチームだけで大丈夫なんだろうか。

またエリクセンやイスコのような他クラブのフロップ&高給&高齢な選手を取るんじゃないかとか、またキア・ジューラブシアンのクライアントが来るんじゃないかとか。全然安心できない。

※コメントくださるかたにお願い
プレヴューエントリでは、試合の結果がわかるようなコメントはお控えください
お互いリスペクトしあって楽しく使いましょう

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