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【マッチプレビュー】21/22EPL アーセナル vs サウサンプトン(11/Dec/2021)ハイプレスへの対応

アルテタ会見コメントのポインツ

今回はサウサンプトン戦の話題はほとんどなくて、もっぱらCovid関連。あとはオバメヤンやチームの攻撃について。

Covidの影響

いま英国含めて世界中てんやわんやのようで。日本がこれだけ静かなのは逆に怖い。

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足しげくエミレーツに通うような現地のファンはけっこう影響が大きそう。

たしかにシーズン初戦のブレントフォードは、アーセナルのCovid理由で延期にすべきだったという議論はあった。われわれは、あんなふうに敗けたのでなおさら。いまの状況なら延期になっていたかもしれないという意味では、まあ、タイミングが悪かったとしか云えない。

逆に試合の延期が認められたToTは、いま1試合消化がすくないうえに、さらに1試合延期ということで、2試合を手中にしたことに。かなり有利になったと見る向きもある。けっこうずるい。

「攻撃のリスクをとれ」「リードしてもシットバックしていない」について

今回、もっとも世界の中心でダウトを叫びたいのはここかなあ。攻撃スタッツがよくないですが、と問われた部分。

Practice it more and encourage the players to take more risks, put the ball more often in the box when we have the opportunity to have more bodies there and start to score the big chances that we have, like the game against Everton.

もっと練習して、選手たちにもっとリスクを取れと励ますこと。チャンスがあるなら、もっと頻繁にボックスにボールを入れて、もっとたくさんの選手を入れて、ビッグチャンスを逃さないこと。エヴァトンの試合のように。

なんと、ボスは選手には攻撃でもっとリスクを取るように奨励していると。機会があれば、ボックスのなかに人数をかけて飛び込めと。

まじですか? リスクというのは、つまり守備がおろそかになってもということだよね。それをするように選手には云っているそう。

だったら問題は、なぜそれが試合中に実行できないのかということ。コーチの云うことがピッチで実行できていないのは、誰が観てもあきらか。

それともうひとつ。これを質問した記者氏はナイスだった。試合で先行したときもっとゴールを取りにいけと選手にはちゃんと伝えてますか?のところ。

Absolutely and I don’t think we did that [sat back], sometimes teams can change their way of playing after conceding a goal, we don’t and we go for the second one and the third one and we’re not gonna change that.

まったくそのとおりで、わたしはわれわれがそうしたとは思っていない(後ろに下がった)。ときどきチームは失点したあとはプレイのやり方を変えてくることがあるが、われわれはそうしていないし、2点めか3点めを奪いに行く。そこはわれわれは変えるつもりはない。

はいダウトー。

リード&シットバックについては、彼はこれらの試合中でも、タッチラインから選手に下がるなと叫んでいたというので、もちろん気がついてないわけじゃない。でも現実にピッチで起きている事実を認めない。

……そういえば、ウナイ・エメリの末期にこうやって発言をひとつづつ揚げ足を取るみたいにしてたのを思い出してしまった(笑い)。

ボスが云ってることと、選手がやってることが噛み合わない。非常に悪い傾向だ。

オバメヤンがエジル化? アルテタとの関係悪化か

すでに発表になっているチームニュースには記載がなく公式発表もないが、チャールズ・ワッツによればオバメヤンは前日トレイニングにも参加しておらず、記事中では、病気(unwell)と。

が、r/Gunnersでシェアされていたところによると、彼は昨日tattooパーラーを訪れていたそうで、少なくとも病気ではなさげ。これは、メスト・エジルの生き霊が取り憑いてしまったのか。

先日ギャリー・ネヴィルも彼とアルテタの関係が悪化しているかもと懸念していたし、今回のアルテタのコメントでもふたりの関係について問われても“I don’t know”と、何やらすっきりしない。「全然問題ない」と云えない理由がありそうでもある。

アーセナルには選手に300kを払うようになると、とたんにうまくいかなくなる呪いがかかっているのかも。

これではハーランドを取れないじゃないか。絶望した。

エンケティア

これまでのアルテタのエンケティアの扱いを観ていれば、ぼくは選手のほうに同情できる。

しかし状況が許さなかったのもたしか。

オバメヤンとラカゼットのようなビッグストライカーがいるチームで、大して実績のない若い選手がプレイする時間が限られるのは仕方がない。しかも今年はヨーロッパもなくチャンスはさらに制限された。

そして現在はクラブが新しいメインストライカーを買うとしきりに噂され、バロガンのようなプロスペクトとも長期契約している。そもそもアルテタはほんとにエンケティアが必要なのか。

必要だとしてもせいぜいバックアップとして。それに気づいているからエンケティアは新契約にサインしないのでは。

これまでずっと冷遇しておきながら、いまさら泡を食ってプレイタイムを与えて、エディ大好きって、こういうのなんて云えばいいのかね。パニック慰留?

これもマンマネジメントだよなあ。

※コメントくださるかたにお願い
プレヴューエントリでは、試合の結果がわかるようなコメントはお控えください
お互いリスペクトしあって楽しく使いましょう

2 Comments on “【マッチプレビュー】21/22EPL アーセナル vs サウサンプトン(11/Dec/2021)ハイプレスへの対応

  1. 不安しかないですね。
    あと何度バク上げからの急降下を味あわされるのですかね。
    エディやナイルズの使い方は、本当によくない。
    そしてペペ。
    キャプテンもなぞのアンウェル。
    毎年恒例のカオス。
    いつものパターンはここで負けて次のハムになぜか勝ってまた夢を見させられるヤツ。
    アヤックスの監督とか来たら興奮するだろうなと思いながら、今日はアルテタを欧州します。

  2. 攻撃し続けると言いながら、2言目には勝つこと・試合を終わらせることと言ってる。「リードしてても攻撃しろ!ただし100%確実に勝つように」そんな指示に一体何の意味があるだろう?選手が「監督は結果を恐れてる」って事をより深く理解するだけだ。あるいはコーチならそれでいいかもしれないが、監督がそれはマズイ。

    ハイプレスは攻撃が機能すればするほど効果が高くなるので(回収することで攻撃が連続する)、僕はハイプレスと攻撃がトレードオフの関係だとは思ってない。しかし、あんなに保持してるのに一切ボールを前進させようとしないのは、今のサッカーでは100%デメリットしかないと思う。相手はまさにああいう状況を狙ってハイプレスをしてるんだから。

    今必要なのは「恐れるな!責任は俺が持つ!」というメッセージじゃないだろうか。ハイプレスを突き抜けなければ何も始まらない。篤農家の故福岡正信さんは「若い人にはね、農業なんて易しい易しいと言っておればいいんだよ。難しいことは言わなくったって難しいんだから」と言ってた。理屈としてはムチャクチャだけど、それが真実だと思う。やってみればいいのだ。選手はもう十分走っていて、敵陣に押し込みさえすればこっちのハイプレスだって効く。もっと選手を信頼すべきだ。

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