サウサンプトンについて
PLでは現在16ポインツで16位。
今シーズンはなんとなく好調なイメジがあったのは自分の錯覚だったようだ。PLではスタートから7試合で勝ちなし。いまも4試合勝ちなしを継続中。
この相手にホームで悪い内容だったら、さすがにArtetaOutが盛り上がってしまうのは避けられない。
ただ、気がかりなのは彼らが結果よりもパフォーマンスのほうはだいぶ優秀っぽいところ。
Understat.comのxPTSでは8位のアーセナルに対して、サウサンプトンは9位とほぼ差がない。xGでは7位と10位ながら、xGAでは16位と10位で逆転。つまり彼らは、自分たちのパフォーマンス(9位)を結果(16位)に結びつけることができていないだけで、じつは戦闘力はあるのかもしれない。
プレイスタイルとしては、アルテタの会見にもあるように、ハイプレスをよくやるチーム。アタッキングサードでのプレッシャーはリヴァプールにつぐ2位。タックル+インターセプションもリーグで4位と優秀。アタッキングサードでのタックルもリーグ3位ということは、とにかく相手の深いところでボールを奪おうとしてくる。
Ralph Hasenhuttlは、かつてラングニックと一緒に仕事をしていたひとりということで、ゲーゲンプレッシングがスタイルになっているようである。
フォーム
PLで4試合勝ちなし(W0 D2 L2)。それ以前は4試合敗けなし(W3 D1 L0)をやっていたので、わりと極端な。
彼らはドロウが多いチームでもある。15試合中7ドロウはリーグ2位タイ。
トップチームに対してもドロウをいくつもやっている。
マンU(H)、WHU(H)、シティ(A)、レスター(H)、ブライトン(H)。われわれがけっこう苦労したチームも。シティのアウェイでクリンシートはけっこうすごい。
ただし、アウェイではW1 D2 L4とドロウに持ち込むことも苦労している。
チームニュース
セインツはなんとNo.1(Alex McCarthy)とNo.2ゴールキーパー(Fraser Forster)が、ケガでアウトという緊急事態。
そこで40才のサードGK(Willy Caballero)がプレイすると話題に。夏にチェルシーから移籍以来初めてのプレイ。
その他は、Mohammed Salisuがサスペンション、彼のCBパートナーのJan Bednarekがダウト。
レギュラーCMのOriel Romeuもサスペンション。
Stuart Armstrongがアウトで、Che Adamsがダウト。
Head to Head
すべてのコンペティション直近6試合で、アーセナルのW3 D2 L1。1敗は去年のFAカップ。
リーグでは、アーセナルはホームでサウサンプトンに26試合敗けていない。
マイケル・コックスのスカウティング
オフィシャルサイトより。
<狙うべきエリア>
Ralph Hasenhuttlのヘヴィなプレッシングは、つまりサウサンプトンはハイラインをやるということ。そしてそれは、守備の裏側のスペイスをGKがカヴァしなければならない状況がしばしばあるということ。 Alex McCarthyとFraser Forsterはふたりともケガでアウトで、この夏にフリーで獲得した40才のWilly Caballeroがプレイする。
<サウサンプトンについて>
Hasenhuttlのチームは、先月にアンフィールドで4-0で敗けた。そのときサプライズ起用した3-4-3システムは悲惨なことに。彼はハーフタイムに4人ディフェンスに戻した。今シーズンはそのほかは4-4-2システムを使っている。これはポゼッション時には、しばしば4-2-2-2に見える。ワイドプレイヤーズがインサイドでプレイする。
不安しかないですね。
あと何度バク上げからの急降下を味あわされるのですかね。
エディやナイルズの使い方は、本当によくない。
そしてペペ。
キャプテンもなぞのアンウェル。
毎年恒例のカオス。
いつものパターンはここで負けて次のハムになぜか勝ってまた夢を見させられるヤツ。
アヤックスの監督とか来たら興奮するだろうなと思いながら、今日はアルテタを欧州します。
攻撃し続けると言いながら、2言目には勝つこと・試合を終わらせることと言ってる。「リードしてても攻撃しろ!ただし100%確実に勝つように」そんな指示に一体何の意味があるだろう?選手が「監督は結果を恐れてる」って事をより深く理解するだけだ。あるいはコーチならそれでいいかもしれないが、監督がそれはマズイ。
ハイプレスは攻撃が機能すればするほど効果が高くなるので(回収することで攻撃が連続する)、僕はハイプレスと攻撃がトレードオフの関係だとは思ってない。しかし、あんなに保持してるのに一切ボールを前進させようとしないのは、今のサッカーでは100%デメリットしかないと思う。相手はまさにああいう状況を狙ってハイプレスをしてるんだから。
今必要なのは「恐れるな!責任は俺が持つ!」というメッセージじゃないだろうか。ハイプレスを突き抜けなければ何も始まらない。篤農家の故福岡正信さんは「若い人にはね、農業なんて易しい易しいと言っておればいいんだよ。難しいことは言わなくったって難しいんだから」と言ってた。理屈としてはムチャクチャだけど、それが真実だと思う。やってみればいいのだ。選手はもう十分走っていて、敵陣に押し込みさえすればこっちのハイプレスだって効く。もっと選手を信頼すべきだ。