これはいいケチャップのドバドバ。正直、予想外。
ギリギリのやりくりを強いられている極薄スクワッドのなかで、今回はリース・ネルソンというニューヒーローまで誕生してしまった。
課題だったストライカーのゴール不足はつづいているものの、なんというポジティヴな結果と内容なのか。ここまでの悪い流れを断ち切る、大量ゴールでの勝利。リーグトップにも返り咲いた。
アーセナルのファンをやっていると、どうもネガティヴ思考に陥りやすくて、ここでこんなターンアラウンドがあるとは思ってもなかった。しかも思いつくかぎり理想的なかたちで。
ネガティヴだったからこそ、ボトムチームに勝って当たり前みたいに考えてたかもしれないファンの100倍は楽しんだと思う。ありがとうアーセナル!
試合を振り返ろう!
Arsenal put five past Forest to return to top spot
アルテタの試合後コメント「リースには大きなステップになった」
試合直後のアルテタのインタヴュー。AFCオフィシャルサイトのトランスクリプトより。
(木曜の試合に対する完璧な反応……)
アルテタ:グレイトだった。マジの覚悟、マジでアグレッシヴ、マジで躊躇なしにやった。それがわれわれがやりたかったことであり、話していたこと。われわれのランのあとでも、結果を得ることができるはずだった。だからそこからは、どう反応するか。チームはそれをとても確信したやりかたで、最初からやっていた。
(リース・ネルソンにとっては特別な日に……)
みんなが彼のためにどれほど喜んだかわかったはず。選手もスタッフも。彼はグレイトなキッドさ。彼は自分の場所を取り戻そうと、とてもファイトしていた。彼の旅路は、彼の可能性を叶えられるところまで来た。今日の彼は、そこにたどり着くまでの大きなステップになった。
(彼はどれほど成熟した?……)
かなり。それだけじゃなく、彼の人生にもいろいろなことが起きていて、彼はそれに反応していた。これからの彼の集中はフットボールだ。彼はクラブにいたいし、トップ選手たちと競いたい。彼は今日それをやり、試合に勝つためにチームを助けた。
(サカのケガ……)
彼は足を引きずっていた。彼は痛そうにしていて、もちろんかなりひどく蹴られた。彼がプレイをつづけられなかったのは観てのとおり。どうなるか観るしかない。
(セカンドハーフを楽しんだ?……)
あれは選手たちが楽しむための時間だった。彼らはそれを自分たちで得た。たくさんの試合、たくさんの感情を彼らは経験してきた。そして、セドリックのような選手にも機会を与えられた。彼も、毎日正しく継続してきたがあまり多くプレイできていなかった。そうした選手がプレイできるのを観るのはいいことだ。
(エミレーツでの300試合……)
グレイト。すべてのサポーターたちに感謝したい。彼らが試合をよりシンプルに、より楽にしてくれた。選手たちもそのことを話していた。ここでプレイするのがただ楽しいのだと。彼らの前でプレイすることが。それはとても特別なこと。
試合後のプレスコンファレンス。AFCオフィシャルサイトのトランスクリプト。
(パーティにはトテナム戦のゴールを観せていたので?……)
アルテタ:彼は今朝それを観てたよtbf。でも間違いなくあれはグレイトなゴールだった。彼のパフォーマンスも、彼がやるべきプレイのレヴェルを引き上げていた。
(ネルソンのゴールは特別な瞬間……)
そう思ったのはわたしだけじゃない。チームメイツ全員とスタッフが彼のために喜んでいた。なぜなら、彼はとても変わってきたから。とても進化していて、とても成熟していて、彼はどれだけ欲しがっているか毎日観せていた。そして、今日彼はその機会を得て、完全にうまくやった。彼が試合に勝つのを助けてくれた。
(サカのケガと、ワールドカップがダウトになったか?……)
そうじゃないことを祈る。あれは最初にひどいキックをされたからで、足をひきずっていた。だが、わたしにはそれ以上には観えなかったが。この数日で状況を観よう。
(サカがケガをしたのはどこ?……)
両方だと思う(脚と足首)。彼は何度か蹴られて、プレイをつづけられなかった。
(レフェリーはサカをもっと擁護すべき?……)
That’s for them.
(今月はスクワッドについてなにを問われていた?……)
チームのみんなといっしょにいられることは、なんてラッキーなのか。とくに敗けたとき、ドロウのとき、いかに団結しているか。それにどう反応するか。そして、今日は、とてもいい事例だったと思う。われわれはいま直面しているスケジュールのことがわかっているし、1月にどうなるかもわかっている。とてもとても要求される。だから、それと向き合って、ベストなことをやりたい。
(エミレーツステディアムのファンのインパクト……)
どでかい。パーセンテイジはわからない。20%、30%、あるいは90%なのか。それがチームをトランスフォームさせる。彼らが生み出すエナジー、チームにもたらすサポート、とくに今シーズンも何度かあったシーズン中の困難なときに。とんでもないもの。選手たちはここに来てプレイするのが楽しみになっているし、実際楽しんでいる。これはどでかいアドヴァンテッジだとわたしは思う。
(これは先週のドロウとミドウィークのPSVの敗けへの反応……)
ビッグチームスはできるだけ早く反応せねばならない。そして木曜夜の失望のあと、時間もないなかでわれわれはそれをやった。ここへ戻ったのは金曜の夜だよ。半日のトレイニングセッションで、フィジカリーだけでなくメンタリーにも準備しなければならない。相手はリヴァプールを倒したチーム。プレッシャーもある。ここで敗ければ、1位を失うのだから。そして、われわれはそれに慣れていく必要がある。
(ビッグスコアラインでの勝利……)
グレイトだった。われわれはこれまでもたしかにチャンスをつくっていたが、それが十分にターゲットにヒットしていなかった。われわれは今週はずっとそれについて話していて、今日は個人のタレントが違いをつくった。彼らがファンタスティックなゴールをしたし、ゴールを分け合った。それも重要だと思う。
(ネルソンはどこが変わった?……)
大人になり、自分の仕事に集中するようになり、話し方、反応のしかた、シーズンを尊重し、毎日欠かさずみんなにチャレンジしていく。彼はまさに子どもが楽しんでいるようだ(he’s a joy of kid)。われわれ全員が、彼に成功してもらいたいし、うまくやってもらいたい。そして今日彼がチームのためにやったことは、彼にもとてもいいことだ。
(サカのケガがあってもネルソンがいればなんとかなりそう?……)
わからない。まず、ふたつの違うことがある。われわれには試合に勝つことに貢献できる選手たちがいるのは事実。それはとてもパワフルであり、必要なもの。ベンチを観れば、試合を変える選手がいるし、今日はそれをやったということ。
以上。さすがにリース・ネルソンについての質問が多い。ヒーロー。
ネルソンとアルテタ
ところで、会見のやりとりではふたりの関係については言及がないが、さきほどアップされたばかりの『The Athletic』の記事によると、アルテタはコーチングバッジ取得のために動いていたアーセナル在籍当時、16才のリース少年を指導していた時期があったようだ。このエピソード知っていたような初耳のような?
だから、彼は2019年にアーセナルに来たとき最初の試合でぺぺに先んじて、ネルソンをPL試合のスターティング11に選んだ。それほど、当初はまだもっと若かった彼に期待もあった。
そしてここまでの道のりを思えば、結局、ネルソンはアルテタの信頼・期待にはずっと応えられていなかったということなんだろう。
ということで、もともと彼の才能についても理解があったアルテタは、ネルソンが今回のような活躍をしてくれるのをずっと待っていたのだという。
これは美談。
> ところで、このひとはいつまでトーマス・パーティのNo.5呼ばわりをつづけるんだろか。
「~呼ばわり」という書き方からして、気に食わないということなのでしょうが、ご自身によるリスペクトの欠片もない無神経なチーム名いじりは放置でよいのですか?
https://arsenal-chan.com/2022/10/review-2223uel-bodo-glimt-arsenal/
↑ の記事にコメントをしておいたのですが、読んでもいらっしゃらないのでしょうかね。
一部読者の気に入らない表現があったからといって必ず対応しないといけないわけじゃないし、書かれたコメントに全部反応しなければならないわけでもないでしょう。
個人のブログに対してあれこれ指図するご自分がズレているということに気づいた方がよいと思います。
無神経なチームいじり?
古臭い中学校の教師みたいなことをいちいち書くな。
くだらない正義感の時代遅れめが。
fujisan さん
> 個人のブログに対してあれこれ指図するご自分がズレているということに気づいた方がよいと思います。
私のコメント、本当にお読みになりましたか?
リンク先記事でのコメントは、私の考えを述べつつブログ主さんの考えを問うものでした。
そして、今回のコメントは、↑ に対して何の反応もなかったので、改めて考えを確認するものです。
たとえば記事の修正を求めるような内容など、どこにも書いておりません。
すなわち、指図などしておりませんので、見当違いのコメントはご勘弁願います。
なお、私は私が指摘したことに対するブログ主さんのお考えを伺えるのを「期待」しておりますが、応えるのが義務だなどとも考えておりません。
あなたの仰るとおり、個人のブログですから。
ただ、このようなコメント欄は一般的にコミュニケーションが目的の一つになっているものでしょう。
こちらが問いかけたり、それを無視されたときにもう一度問い直したりするのは、何らズレたことではないのでは?
コメント欄を荒らすのは私の意図するところではありませんので、以後、私は書き込みを控えます。
熱量伝わる文章ありがとうございます!
ねー まさかのネルソンでまさかのスーパーな活躍!
なんすかこの出来すぎな感じ?笑
AoN 今季も密着してて欲しいほんと。
ネルソン周りのエピソード 素敵ですねー
アルテタ 相手監督 いいなー
シティのときに見てた感じのゲームでした。
対策ユルく試合入ると、サンドバッグ状態になって、ゴールがどっかのタイミングでポンポンと入る、、強いチームの試合でしたね~
いや、なんも文句無し!
しいて言えばビエイラがやっぱ気になるけど、まあ時間かかるのは承知の上だろうし!
最高のレジリエンス見れました!
毎回楽しみに読ませていただいてます。
昨日の試合は前半終了時には不安が少しだけありましたが、大勝でよかった。
ネルソンのゴールはずーーーっと応援してきたので、涙が出そうなくらい嬉しかったです♪
今週も連勝でいきましょー!!
ネルソンのカムバックは泣けますね。
チェンさんが以前書かれたこのエントリを読み返してさらに感慨深くなりました。
https://arsenal-chan.com/2018/04/nelson- talk-about-the-first-starting-of-pl/
今シーズンはランチタイムに氏のブログを読むのが一層楽しみです。
KTやらジェズスのゴールやらサカの状態やら気になるところも多く、ホント飽きさせないチームですがW杯前までに首位キープできたら優勝の2文字を意識しても良いかなーと思う今日この頃。
東の果てのしがないオジさんグナですが、彼等に夢をもらってます。