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【マッチレビュー】21/22EPL マンチェスター・ユナイテッド vs アーセナル(2/Dec/2021)リードしたら下がる悪癖

なんなん。 鬼門のOTとかそんなの関係なく、この試合のスタートから見せたいまの自分たちのクオリティと、いまの相手のクオリティを考慮すれば、勝たなきゃいけない試合だった。いや最低でも1ポイント。それがゼロポインツとは。マンUのようなチームにいまここで勝たなくて、いったいいつ勝つというのか。 あんな年老いたロナウドがMOTMですと? キャリアXXX点め? ほんとうに腹立たしくて、やってられない。心底がっかりした。 くやしいのは、われわれはマンUに敗けたからじゃないからだ。自分たちで墓穴を掘ったのだ。トップを狙うなら、あのようなクオリティの相手に3失点してはいけない。ライヴァルに勝ちをゆずる余裕などどこにもないのに、なんという気前良さ。 だから、同じ敗けでも今回はリヴァプールの敗戦とは後味がまったく違う。くやしくてくやしくて、さっさと忘れようという前向きな気分にどうしてもなれぬ。 若いチームの経験不足だけの問題ならまだ慰めにもなったろう。あらかじめ覚悟しなきゃいけない類の敗けなら。だが、それだけでは説明できない部分もいくつか。それは最近のアーセナルでもうっすら課題になっていたことであり、敗ければ当然そこがフォーカスされる。 試合を振り返ろう。Let’s 苦行 with me。 Ronaldo passes 800 goals in Man Utd win

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【マッチプレビュー】21/22EPL マンチェスター・ユナイテッド vs アーセナル(2/Dec/2021)OTで勝て

早くも12月。師走に突入。 2021年なんて見慣れない年号がもう終わりとはなんてこった。年をとりますと、時間が過ぎていくスピードがほんとうに早くなりますね。びっくりする。 さてPL GW14のアーセナルは、13試合消化して5位という悪くないポジションでオールド・トラフォードへ。例年どおりシーズンのハイライトとなる試合のひとつだ。 現在、いろいろ問題がありつつも、それでもしぶとく結果を出しているアルテタのアーセナルに対し、マンUはここしばらくは悲惨なフォームで、クラブはPLで7戦でたった1勝、しかも最後はワトフォードに4失点で敗け、ついにマネジャーOGSを解任。またインテリムのインテリムとしてマイケル・キャリックが暫定的にマネジャーを務めているものの、先週末のチェルシー戦もドロウ。8戦で1勝という低フォームを継続中。もっとも、彼らとしては前回はチェルシー(A)だったため、それでもポジティヴな1ポイントだったろうが。 そのような好対照なチーム状況ながら、アーセナルがアウェイで勝てないのがマンU。お互い、かつてのビッグ2としてこれまで浮き沈みもあったが、昨シーズンのOTでのアーセナルの勝利は14年ぶりだったというのだから、われらにとってOTは鬼門と呼んでも差し支えないような場所のひとつである。 ただ、先週のニューカッスルと同様に、彼らがどん底にいるのはいまだけという可能性も高い。金があるクラブはいずれ勝つようになるのが運命だ。 あとで後悔しないよう、いまのうちに勝っておきたい。 この試合をプレヴューしてゆこう。

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【マッチレビュー】21/22EPL アーセナル vs ニューカッスル(27/Nov/2021)クリエイションとフリーダム

フラストレイションのたまる前半から、後半の2発。 ヤングアーセナルは、なんだかんだでクオリティを見せてボトムチームに順当に勝利。またクリンシート。リヴァプールでの惨敗からちゃんと立ち直って、ウィニングウェイに戻ることができた。 今月はこの試合で終了で、アーセナル恒例「11月のジンクス」もあの1敗だけで乗り切ったことに。結局、あらたに大きなけが人も出なかったこともよかった。 これでわれわれはPLでは5位をキープし、シティに敗けた4位のWHUにポインツで並んだ。 つぎのマンUから始まる週3でPLをプレイする12月の過密日程に向けて、この試合をポジティヴな余韻を残して終われたことがすばらしい。 試合を振り返ろう。 Arsenal too good for Howe’s Newcastle

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【マッチプレビュー】21/22EPL アーセナル vs ニューカッスル(27/Nov/2021)メガクラブ誕生前夜 ※追記あり

1週間ぶりのPL。やっぱりヨーロッパがないと平時でもブランクがけっこう長く感じてしまうずらねえ。 この週末、MD13のアーセナルはエミレーツにニューカッスル・ユナイテッドを迎える。 NUFCといえば、アーセナルにとってはわりとお得意さまな相手であり(※アーセナルがPLで彼らより多く勝っているのはエヴァトンのみ)、これまで対戦相手としてあまり苦労した印象もない。 だが、ご存知のように、今年サウジ系投資ファンドグループが彼らを買収したということで、クラブに巨大な投資が行われるのは時間の問題、彼らがつぎのチェルシー、マンシティになるのはほとんど必至という情勢に。 今シーズンの彼らはここまでかなり低迷していることもあり、トップになるまでにはそれなりに時間もかかるかもしれない。だが、かけた資金と成績はだいたい比例しているのがこの世界の常識であり、アーセナルが彼らを与しやすい相手と認識できるのは、もしかしたら今シーズンが最後になってしまうかもしれない。 アーセナルは自分たちの問題を解決するのに精一杯なのに、それを取り巻く現実のほうがますます厳しくなっているという。マンUなあ。。 試合をプレヴューしてゆこう。

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ブカヨ・サカとアーセナルの左右攻守バランス問題

こんにちは。界隈がしずかだと思ったら今週はCLか。やっぱりヨーロッパがないとすごく物足りないですね!!! 先日のリヴァプールの惨敗のあと、アーセナル界隈ではxGなどのスタッツをつかったチームパフォーマンスの分析がとても盛り上がっていた。課題は当然攻撃。リヴァプール戦のレヴューエントリでもちょっと触れたように、アルテタのチームは守備はともかく攻撃のほうが相変わらずかんばしくない。 われらはいちおう現在リーグテーブルでは5位という、ボトムテーブルから始まったシーズンにしてはなかなかの好ポジションにいるが、実際のパフォーマンスからすると、ほんとうにそこが適性な居場所なのかという。まあ、大いにあやしいというのが大方の見立てなのだけれど。 そういったもろもろの議論がありつつ、なかでもブカヨ・サカのパフォーマンスについて言及しているブログ記事が興味深かった。 Is something wrong with Bukayo Saka? サカのパフォーマンスもアーセナルの攻撃の停滞に影響しているかも?していないかも?みたいな。短い記事だからお時間あれば読んでくだされば。 この件について、すこし思うところがあったので書いてみたい。

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アーセナルの新エグゼクティヴ、リチャード・ガーリックが自らの役割を語る

昨日、アーセナルのオフィシャルWEBサイトにリチャード・ガーリック(Richard Garlick)のコメントが掲載された。素材は、マッチデイプログラムのためのインタヴューということ。 Official Voice: Richard Garlick 元WBA、元PLの彼は今シーズンから、アーセナルの“director of football operations”に就任。その仕事の全貌はあきらかにされてこなかったが、そんななか、こうしてファン向けに自らを語るのはほとんど初めてということで、注目を集めていた。 基本的には、リーガル担当だったハス・ファーミーの後任として認識されていたガーリックは、実際にはクラブでどのような役割を担っているのか。 読むついでにざっくりと訳してみよう。

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【マッチレビュー】21/22EPL リヴァプール vs アーセナル(20/Nov/2021)未経験者たち

やられっちまいましたね。なんというか、ズタズタに。失点までは悪くなかったが、堰を切るとはあのことか。 試合後の世間の反応としては、CLタイトルを取っているような経験も実力もあるチームに対して、アーセナルはあまりにも若く経験不足で未成熟なチームだったということ。 われらはここまでPLで10試合無敗をやっていたこともあり、今回は試合前から絶望しているような事態にはなっておらず、それなりにいい試合をやってくれるという期待もあったのだけども。まあ、現実はそんなに甘くはなかった。 でもズタボロにやられながらも、90分のなかでポジティヴなところがまるでなかったわけでもない。若ものたちは、前を向くべきだろう。 試合をざっくり振り返る。 Liverpool end Arsenal’s unbeaten run

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【マッチプレビュー】21/22EPL リヴァプール vs アーセナル(20/Nov/2021)ビッグテスト

PL is back! 2週間ぶり。今回のIBはやけに長く感じたのはなぜ。みんなも元気にしてたかい。 おれはこの間、新宿2丁目の「ハイバリー」というパブに初めて行ったりしましたよ。お客さんはそこそこいるのにすごい静かで「これがあのハイベリーライブラリか!」と。ちがいますね。いや、いい店でしたので皆さまもぜひ。 さあ待ちに待ったおひさしぶりのアーセナルは、MD12でリヴァプールと対戦。リヴァプールが4位(22pts)、アーセナルが5位(20pts)と、結果によっては順位が入れ替わるというまさに6ポインター。 最凶リヴァプールがこのタイミングでこのポジションにいることもすこし予想外だが、なによりわれらアーセナルだ。シーズンを3連敗スタート以降、なんと敗けなしというファインフォーム。今シーズンここまでのアルテタと彼のチームにはだいぶ懐疑的になった時期もあったものの、いまようやくたしかな一貫性のようなものを得つつあることはファンなら誰しもが感じているだろうと思う。 アーセナルからすると、今回この流れから、アンフィールドのようなタフな場所でいい内容でパフォームできたなら、その自信はより確固たるものになる。 またリヴァプールからすると、PLで直近2試合勝ちなしで(D1 L1)ここで結果を出さないわけにはいかないという。それと彼らは1月のAFCONでサラーとマネを失う時期があるため、いまポインツを落としている場合じゃないのだよね。 歴史的にも、リヴァプールとアーセナルの試合はゴールがたくさん入る楽しい試合になることが恒例なのに、ここ数年は実力差がつきすぎて、アーセナルのファンとしてはあまりいい勝負になっているという実感はない。だが、今回のお互いのフォームからすると<もしかしたら>という予感はなきにしもあらず。またいまリヴァプールは、けが人続出という不安要素もあるというおまけつき。 すごく楽しみである。 試合をプレヴューしてゆこう。

Arsenal, News, Transfer

オバメヤン、ラカゼット、エンケティアにバロガン。21/22シーズン後半のアーセナルのストライカー事情

昨日、エディ・エンケティアがアーセナルに退団希望を伝えたというニュースが話題になっていた。 先週には、フォラリン・バロガンがプレイタイムを求めて1月のローン移籍をほのめかしたということで、オバメヤンがチームを離れる来年1月のAFCON(African Cup of Nations)期間のあいだ、それとそれ以降のシーズン後半のアーセナルのストライカーオプションは若干不透明になってきた。 現在と今後の状況をまとめてみよう。

Arsenal, FIFA World Cup, News

サカとESRとラムズデイルのイングランドがワールドカップへ

こんにちは。 IBたけなわで静かな日々がつづいていたなか、今朝(現地夜)はひさしぶりにアーセナル界隈もだいぶ盛り上がっていましたな。 もちろん、ワールドカップ予選のイングランド。すでにチームのなかで居場所をかためつつあるサカとともに、ESRとラムズデイルがシニアスクワッドで初スタート。チームは快勝、グループ無敗でワールドカップ出場を決めたという。 Qualification: secured ✅ The #ThreeLions are heading to next year’s @FIFAWorldCup! pic.twitter.com/x6cgOojZph — England (@England) November 15, 2021 ワールドカップ出場を祝うtweetのグループショットには、われら的にあまり気に入らない顔も含まれているが、いまは気にすまい。 ひとまず、Three Lionsにおめでとうだ。

Arsenal, Player

ベン・ホワイト前史。アーセナル加入前の初期キャリアを語る

こんにちは。 11/8にAFCオフィシャルサイトにベンジャミン・ホワイトのインタヴューをまじえた特集記事が掲載されていた。素材はマッチデイプログラム用のインタヴューのようだ。恥ずかしながら全然気づかず。 これがおもしろかったので、ざっくり訳そう。 ‘That was a shock for me at Newport’

Arsenal, Misc

「この10~15年といまの選手はどこが変わった?」セスク・ファブレガス氏の質問

すこし前に、元ガナーで、現在もリーグアンのモナコでプレイするセスク・ファブレガス氏(34)が、twitterユーザにこんな質問を投げかけていた。 What is the biggest difference between the modern day player and the players of the last 10/15 years? Opinions please. — Cesc Fàbregas Soler (@cesc4official) November 5, 2021 ファブレガス:最近の選手たちと、この10-15年くらいの選手たちとのいちばんの違いはなんだろうね? ご意見をどうぞ。 このtweetをみかけたとき、なかなかおもしろげな問いかけであるなと感じたものだが、その後リプライは大いに盛り上がっていた。 もちろん10-15年前のセスクといえば、アーセナルがもっとも創造性豊かだったときのNo.10であり(※彼は2011年にバルサ復帰)、ある意味前時代を象徴する選手。その時代の変化をダイレクトに肌で感じている彼のような選手が、いまこうした質問を投げかけたこともまた興味深い。 とくに反応の多いものや、目についたリプライを取り上げてみよう。