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オーデガードとティアニー。来シーズンのアーセナルのキャプテンにふさわしいのはどちら?

今回は若干タイトル詐欺で。 ふたりがそれぞれアーセナルのマッチデイプログラムでインタヴューを受けていて、それがオフィシャルサイトで公開されていたので、いっしょに紹介しようと。 折しも、このふたりは(おそらくラカゼットが退団するであろう)来シーズンからのアーセナルのファーストキャプテンとして、ファンによってよく候補に挙げられている。ちょうどいい機会なので、ふたりの別々のインタヴューをひとつのエントリにまとめた。キャプテン候補としてそれぞれのインタヴューを読むとまた味わい深いのではないかと思った次第。 最初に云っておくと、この記事でふたりのキャプテンらしさの比較みたいなことをやるつもりはない。個人的には、ふたりとも負けず劣らず、このチームのリーダーにふさわしいキャラクターの持ち主だと思う。 では順番に。まずは、いまから一週間ほど前に公開されたマーティン・オーデガードのインタヴューから。 ※どちらも長い

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アーセナルFCが20-21シーズンの決算を報告。過去最大の赤字を計上す

こんにちは。 気になるウクライナ情勢。プーチンが核兵器の使用をほのめかしているというのは、マジヤバですな。BBCのようなメディアすら「誰もが驚いたウクライナ全面侵攻が現実となったいま、ロシアの核使用の可能性も完全に除外できない」と報じているほど。誰の意見も訊かない狂人の独裁者が、ほんとうに大量殺人兵器をぶっぱなしかねないとは。これは現実なのか。事実は小説より奇なりとはよくいったものである。 まさしくパブリックエネミーNo.1になっているロシアについては、フットボール世界も対応しつつある。 昨日づけでFIFAとUEFAが共同で発表した声明では、ロシアのクラブとNTはすべてのコンペティションズから一時的に出場を制限されるということ。クラブにとってはUCLやUELなどからのサスペンション、つぎのワールドカップ予選の試合もキャンセルされたということで、ロシアNTはこのままだとワールドカップにも出られないのだろう(オリンピックのようにロシアチームではなく、名称を変えて、国旗掲揚や国歌斉唱もなしで参加する道はあるのかも。ただしいずれにせよ予選でプレイできないのではそれも難しいか)。 ぼくはこの件では、ロシアの富豪がオーナーのチェルシーがどうなるかが、もっとも気になっていたが、プーチンに近いとされるアブラモビッチはいまだになんら制裁も受けておらず。彼のサイドが出している声明も、フットボールファンが納得できるようなものではないみたいだ(くわしくは追ってないけど、stewardshipがどうたらとか、プーチンの説得を試みるとか? それらについてはいろいろ議論がある)。 ちなみに、かつてアーセナルの株主だった、やはりロシアの富豪ウスマノフはEUで資産凍結されたとBBC Sportsが報じていた。彼はいまエヴァトンにかなり投資しているのですな。 これからアブラモビッチはどうなるか。チェルシーはどうなるか。緊張感をもって注視しよう。彼らになにかあれば、PLにもかなり影響が大きい。 さて、前置きが長くなってしまった。今回は、昨日AFCが発表していた昨シーズンの決算報告について伝えたい。 Covid-19の影響(無観客試合等)がかなり大きく、クラブ史上最大の損失を出したということで、クラブ財政においては記憶されるシーズンになりそう。 ざっと観ていこう。

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アーセナルCB、ガブリエルが語ったこと【2022Feb】「アーセナルは強くなっている」

こんにちは。 今シーズン、アーセナルのセンターバックのレギュラーとして大活躍のガブリエル。ベン・ホワイトとのパートナーシップはひきつづき良好で、トップチームのCBにも見劣りしないと云ってもいい過ぎでもないだろう(※現時点で失点の少なさはリーグ5位。トップ5リーグスでは19位)。 また彼のPLでのG3は、メインストライカーであるラカゼットのゴールと同じ。セットピースでは、フィジカリティを活かしてゴール脅威にもなれるという頼れる漢。 もちろん、若さゆえ、ふたりとも完璧というにはまだまだ荒削りなところは否めないものの、GKラムズデイルも含め、これからのよりいっそうの成長が楽しみなディフェシヴユニットである。 そのガブリエルのインタヴュー動画が、先日YouTubeで公開されていた。 この動画がアップされたタイミングは、先日のウォルヴズ戦の前。実際の取材はもっと前かもしれない。フランス語によるインタヴューで、30分ほどの尺がある。 今回はこれを紹介したい。 がんばって自分ですべて日本語に訳そうかとも考えたのだが、ガブリエルの完璧でないだろうフランス語→英語への自動翻訳→自分が日本語に翻訳、では精度に疑問もあるかと思い、ここは潔くr/Gunnres有志のサマリを紹介させてもらう。アーセナルに関する部分だけの抜粋ということ。 端折られているのは、ブラジル~リール時代や、家族のことなど個人的な質問。全部知りたいガビっ子のみんなは、オリジナルのYouTube動画をチェックしよう。 なお、彼の名誉のために、ビッグガビのフランス語はとても流暢らしい。リールからディナモ・ザグレブ(2018~)にローンされていたときに、英語がまったく話せず、フランス人選手たちに助けられているうちにフランス語が上達したのだとか。ブラジル人がクロアチアでフランス語を上達させるという不思議。 いずれ近いうちに、英語も同じくらい流暢になるんでしょうな。 では、Here we go.

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【マッチレビューその2】21/22EPL アーセナル vs ウォルヴァーハンプトン・ワンダラーズ(24/Feb/2022)劇的逆転勝利【試合の論点】

ドラマティックな逆転勝利で、トップ4へ向けてさらなる自信をつけたウォルヴズ戦。これで彼らにダブル。そして3連勝で2月を終えた。われらは、悲惨な1月からみごとにカムバックしたのである! 試合レヴューエントリの前半につづいて後半を。。

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【マッチレビューその1】21/22EPL アーセナル vs ウォルヴァーハンプトン・ワンダラーズ(24/Feb/2022)劇的逆転勝利【コメント集とマッチスタッツ】

昨日プレヴューエントリを書いたあとニュースを観ていて、このタイミングでフットボールを楽しんでいていいのか、すっかり複雑な気分になってしまった。 被害にあっているウクライナのひとたちには、ほんとうに同情する。21世紀になっても、こうして暴力で脅迫され蹂躙され、しかも世界中がリアルタイムでそれを目撃しているのに、誰も助けてくれないという。なんという寄る辺なさ。将来の日本の姿と重ねて不安を感じてるひとも多いんじゃないか。まったく他人事じゃない。 力で論理をねじふせることがまかり通る。恐ろしい世界に突入したものだ。 ……というような世界を揺るがす大事件が起きているなかで、ゆうべのアーセナルはロンドンでウォルヴズと6ポインターを戦って、なんと劇的な土壇場での逆転勝利。トップ4を狙ううえで、あまりにも大きな3ポインツを取った。 ウクライナのグーナーがこの試合を観られたかどうかはわからない。でも、すこしでも彼らの慰めになったらよかった。近年のアーセナルでは、まれにみるカタルシスな勝利だったから。 試合を振り返ろう。 Sa’s own goal gives Arsenal dramatic win

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【マッチプレビュー】21/22EPL アーセナル vs ウォルヴァーハンプトン・ワンダラーズ(24/Feb/2022)リヴェンジ?

EPL21-22アーセナルの24試合めは、ウォルヴズをエミレーツに迎える。 延期された試合のリスケジュールのおかげで、彼らとはこの2週間でPLホーム/アウェイで2回プレイすることに。前回は、もちろんアウェイでひとり減らしながらも、われらがしぶとく3ポインツをもぎとった。 今回は消化試合がひとつ多いウォルヴズが、40ptsの7位。対するアーセナルは42ptsの6位。ひとまずは今回も勝敗で順位が入れ替わる6ポインターとなる。 そしてそして、昨日はもちろんToTが直近5試合で4敗めを喫し(しかも相手はバーンリー)この試合に勝つと消化試合で並ぶアーセナルが、彼らと6ptsをつける。これは格別のモチヴェイションだ。 いまここでヨーロッパを狙うライヴァルに2連勝すること、また宿命のライヴァルに2試合分のポインツ差をつけることは、われわれにとり極めて重要。それができる試合なのだから、まさにビッグチャンス。 ウォルヴズは、前回のアーセナルとの敗戦から以降は2連勝しており勢いにのる。またアウェイも強い。ホームで戦うわれらにはチャンスとはいえ、前回よりももっと厳しい試合になる可能性もある。 ここもまたシーズンに影響する大きなポイントになるかもしれない。 試合をプレヴューしてゆこう。

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【マッチレビュー】21/22EPL アーセナル vs ブレントフォード(19/Feb/2022)支配

PLでアーセナルがここまで一方的に支配した試合をやるのは、アルテタの下ではほとんど初めてなのでは。 アーセナルの前半のポゼッションは79%。 というか勢い。アタッキングモメンタムはずっとおれのターン状態。これでなんで最後失点してんのか、よくわからんけども。あれはもしかしてアーセナルで今シーズン初のセットピース失点になるのか? Arsenal – Brentford Live Score いずれにせよ、もしまた悪いパフォーマンスに戻ったらどうしようと、ぼか試合前はほんのすこーしだけ心配をしていたのだが、結局杞憂だった。 シーズン初戦とは、ほんとに別のチームのように見違えていただろう。ブレントフォードに借りはきっちり返した。 試合を振り返ろう。これは楽しい作業。 Arsenal beat Bees for top-four boost

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【マッチプレビュー】21/22EPL アーセナル vs ブレントフォード(19/Feb/2022)リヴェンジ

Football is back! 長かった。前回のPLウォルヴズから10日くらいたっているので、これはもうミニブレイク。ヨーロッパなしのこんなスカスカフィクスチャとも今年でお別れかと思うと、なんだか寂しいですね! さあ、トップ4に向けて残り16試合。張り切っていこう。 アーセナルのMD23は、シーズン初戦で衝撃の敗戦をやったブレントフォード。今回はエミレーツで雪辱を果たす。 今日の試合をプレヴューする。

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AFCファンズフォーラムでCEOヴィナイ・ヴェンカテシャンが語ったこと【2022Feb】

どうも。 現地おとといの夜、アーセナルFCの定期ファンズフォーラムが行われ、参加していたアーセナルCEO、VVことヴィナイ・ヴェンカテシャンのコメントがtwitterでシェアされていた(スレッド)。 Here’s an update from the Fans Forum at #Arsenal last night. A thread. #AFC Vinai: The new signings have all settled in really well. Really disappointing to go out so early in the FA cup. Carabau Cup much better, but still frustrating to get knocked out. 1/ — Peter Høst (@Peterhoest) February 16, 2022 現状のアーセナルは、リーグでもトップ4フィニッシュを狙える位置にいるということもあり、チームの成績不振やオーナーシップ排斥など問題山積であまりにも苦しかった時期よりは、CEOとしてファン対応にも苦労せずに済んでいるようである。 内容もなかなか興味深かったので、日本語に訳しておこう。

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夏にアーセナル加入するGKマット・ターナーの紆余曲折すぎる道のり

こんにちは。 また、中途半端にタイミングを逸したニュース。 冬ウィンドウで、アーセナルが夏に獲得することで合意したと報じられた、MLSサイドNew England RevolutionのGKマット・ターナー(Matt Turner 27)の移籍が、彼の所属クラブから発表されていた。5日前に。 Foxborough, Massachusetts ➡️ London, England. The #NERevs have agreed to a Summer transfer of @headdturnerr to join @Arsenal in June of 2022. — New England Revolution (@NERevolution) February 11, 2022 現在USMNT(USサッカー代表)のNo.1であり、2021のMLSのGK of the yearに選手されたGKは、2022夏にアーセナルに加入する。 アーセナルから同時発表があってもよさそうだったが、まだない。 ひとまずは、ようこそマッティ・ターナー!

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アーセナルはCLスポットに入れるか。ライヴァルチームと比較もろもろ【21-22シーズン残り16試合】

こんにちは。 先日PLウォルヴズ(A)になんとか勝ったこともあり、アーセナル界隈はいまだいぶポジティヴなムードに包まれている。これで、悪夢のようだった1月を払拭できたと思いたい。 さて、ミッドシーズンのブレイクからリーグが再開されて、プレミアリーグのトップ4争い(CLスポット)がだいぶ各所で話題になっていた。「トップ4」といっても、現時点でもトップ2、あるいはトップ3はほんとんど決まりなので、実質4位争い。 アーセナルを含め、ライヴァルチームスの4位争いについて、残りシーズンの展望をざっとまとめよう。

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【マッチレビュー】21/22EPL ウォルヴァーハンプトン・ワンダラーズ vs アーセナル(10/Feb/2022)カード地獄

ご利用は計画的に。そっちじゃなくて。 またまたレッドカードとはたまげたね。しかもあんなの初めて観たっていうタイプのレッドカード。なんとしてでもアーセナルに退場者を出したいレフリーの執念なのか。 そしてアーセナルは今年6試合で4つめのレッドカード。これはもうカード地獄。。 でも試合には勝った。PLでアウェイ3連勝。クリンシート。テーブルではマンUをかわして5位浮上。ウォルヴズには5ポインツ差をつけた。トップ4に向けて、なんという大きな3ポインツなのか。 試合を振り返ろう。 Gabriel scores only goal as Arsenal beat Wolves