4月20日。こんにちは。 アーセナルのPL32試合めは、チェルシー。スタンフォード・ブリッジ。PLトップ3チームとのアウェイマッチなのだから、シーズンでももっともタフな試合のひとつであることは間違いない。それを3連敗して迎えるというタフさ。タフだ。 だが、アーセナルはもしこの試合で勝てば、4位のToTと試合数&ポインツで並ぶ。※いまテーブルを確認したら、一度はGDでわれらを追い抜いたマンUが昨日の結果(LIVに惨敗)で、また勝手に6位に落ちている。これはウケる。 果たして、奇跡は起きるのか。それとも起きないのか。 試合をプレヴューしてゆこう。
「移籍にオープン」ラカゼットのコメントが波紋。アーセナルの文化改善?
PLの直近5試合で4敗と、フォームが急激に落ちているアーセナル。 もう明日はチェルシー(A)だが、ここでわれわれが生まれ変わったかのようにベストパフォーマンスをやるとも思えず。トップ4フィニッシュは風前の灯でござる。 そんななかで、キャプテンのアレクサンドル・ラカゼットがフランスのメディアに語ったというコメントが、あまりに無神経とファンのあいだで物議を醸している。 ラカゼットといえば、今シーズンはチームのメインストライカーであるにも関わらず、25試合でオープンプレイからたった2得点しかしていないということで(ペナルティがふたつで計4)、得点に深刻な問題を抱えているチームでは、とくに責任を感じるべき立場のはず。
【マッチレビュー】21/22EPL サウサンプトン vs アーセナル(16/Apr/2022)3連敗に絶望した
パレス・ブライトン・セインツにゼロポインツ。0/9。これじゃあ、目標達成はできない。 われらが今年こそトップ4フィニッシュできるかもと考えていたのは、ついこないだである。 それがどうだろう。このたった一週間程度で、そんな気分はすっかり萎えて、いまや絶望的な気分になってしまった。紙のうえは、アーセナルのトップ4フィニッシュの可能性はまだ残っているにせよ、このどん底フォームでそれができると本気で信じているファンは、もうほとんどいないだろう。 ほんとうにひどい。 試合を振り返ろう。 Saints inflict third straight defeat on Arsenal
【マッチプレビュー】21/22EPL サウサンプトン vs アーセナル(16/Apr/2022)3連敗を免れるには
このシーズンも終盤に差し掛かろうという重大な局面での、非常に受け入れがたい2連敗。 アーセナルは残りの8試合、トップ4フィニッシュに向けては、どんどん失敗できるマージンがなくなってしまっている状況だ。 残りフィクスチャを考慮すると、この試合も絶対に3ポインツが必要な試合であることは明白。アウェイの厳しい試合になることは、当然覚悟せねばならないだろう。 後述するように、今年のイングランドでは来シーズンのヨーロピアンスポッツに、PLトップ4以下から各コンペティションの勝者が割り込んでくる可能性が高まっており、アーセナルはヨーロッパの場所を確保するなら、仮に4位をのがしても、できるだけ上位を目指さねばならなくなっている。 まだまだおれたちの厳しい戦いはつづく。 この試合をプレヴューしてゆこう。
ウィリアム・サリバの要求とアルテタの厳格さについて考える
今日お昼に観たあるtweetをRTしたところ、わりと反応があった。 Talks planned in May. Saliba wants a guarantee in his contract to get 80% game time as starter when not injured. https://t.co/ObcUqE2zmj — h. grimes (@es_grimes) April 13, 2022 これによると、クラブとウィリアム・サリバとの交渉(契約延長=新契約)は5月に予定されていて、サリバのほうでは、新契約に「ケガ以外のときの80%スターター保証」を希望しているという。 このtweet主はジャーナリストでもなく、話の確からしさはまったく不明だが、実際サリバは先日フランスNT招集のときのインタヴューで「アーセナルでベンチでは満足できない。スターターとしてプレイしたい」と述べていて、80%のような細かい部分はともかく、似たようなことを考えてクラブに要求してもおかしくはない。 いっぽうで、アルテタがこの要求を受け入れる可能性はあるか? さすがに、難しいんじゃないかと思う。フェアネスのひと、ミケルがここで誰かを特別扱いするとも思えず。「ポジションは競うもの」と正論をぶちかまされるのがオチのような。まあ、それだと交渉が終わってしまうので、お互いの要求をすり合わせて、どこに着地できるか。 このことで、ちょっと思うところがあったので少し書こう。
グラニト・ジャカがはっきりさせたいこと
こんにちは。 『The Players Tribune』のジャカ。いいインタヴューだと話題になっていたので、読んでみたところ、なかなかの内容だった。 Let Me Set a Few Things Straight | By Granit Xhaka ここであらためて振り返られている、2019年のジャカとアーセナルファンとのトラブルなどは、このブログでもさんざん取り上げたし、個人的にはもうあまり興味もなかったが、それ以外にも興味深い事実がいくつか語られている。 今回は、拙訳でこれを紹介しよう。
21-22UCLバイエルン撃破の前にウナイ・エメリが語ったこと
どうも。 アーセナルのファンとしてはなかなかDAZ~Nとした気分が抜けない今日このごろ。外の陽気はすてきなのに気分が…… 個人的には非常に春という感じがする。春はなんだかいつも憂鬱になってしまう。 さて、いっぽうのヨーロッパに目を向けると。まさかまさかでウーナイ・エメリのヴィヤレアルが、UCLのQFという大舞台で、あのFCハリウッドこと(古い)タレント集団バイエルン・ミュニック相手に勝ち抜けを決めてしまった。先週のファーストレグの結果ですでに驚愕だったが、昨日のセカンドレグ(アウェイ)でも逆転を許さず。ラスト16でのユーヴェ撃破につづいて、これはなんという快挙なのか。 ウーナイといえば、イングランドでの残念な18ヶ月で、とくにアーセナルファンにはあまりいい印象を残していないわけだが、その期間(PSG時代も?)を除いては、やはりかなり優秀な結果を残している。今回のことで「トップ4まであと1ポイントだった」とか「チームをELファイナルまで連れて行った」とか、アーセナルのファンのあいだですら、彼についてポジティヴな振り返りがあるほど。 そんないまの彼と、われわれがミケルの下で現在置かれている状況を思うと、ちょっと複雑な心境になってしまう。 また、チーム(クラブ)とコーチ/マネジャーの相性という点でも、これは非常に興味深い事例だなと思う。恵まれた環境と優秀なコーチの組み合わせで、かならず成功が約束されるわけではないという。 そういうわけで、今回はウーナイ・エメリのインタヴューを紹介したい。 これは先週のバイエルンのファーストレグの前に発表されていたインタヴューで、アーセナルについても語っているため、その試合後には紹介しようと思っていたもの。先週彼らがファーストレグでジャイアントキリングをやったあとにアップできず、すっかりタイミングを逃したつもりでいたが、こうなったら、むしろ少し待ってよかったのかもしれない。 今回も要サブスクの『The Athletic』がネタ元ゆえに、記事のすべては訳さず、基本的にウーナイの発言のみとする。また、われわれが興味をひかれなさそうな箇所は割愛する。くわしくは、The Athleticに登録して読もう。 Unai Emery interview: Rebuilding Arsenal, Xhaka captaincy, why he turned down Newcastle and his Champions League dream
【マッチレビュー】21/22EPL アーセナル vs ブライトン&ホーヴ・アルビオン(9/Apr/2022)悔いの残る試合
レヴューエントリが遅くなった。 まさか、こんな試合をやるとは。 もちろん、このような状況ゆえに、試合前から苦しむことも覚悟したが、それにしても、もうちょっとマシなパフォーマンスを観せてくれると思っていた。 この試合結果で、アーセナルのトップ4フィニッシュの望みが急速にしぼんだ。すくなくとも、本命ではなくなった。 まだシーズン終わってないしなに云ってんの?と思うひともいるかもしれない。たしかにそうだ。未消化試合ひとつで3ポインツ稼げば、4位チームに並ぶのだし。でもそれはあくまで紙のうえでの話である。 重要なのは、ここで、このレヴェルの相手にいいところなく2連敗したという事実のほう。ここからみんなよーいどんでフレッシュにスタートするわけではなく、われわれはこの劣悪なフォームを抱えてこれからの残り試合を戦う。ただでさえタフなフィクスチャで、悪いことに、競っている相手はわれわれとは逆にインフォームだ。 以前にも似たような状況を観たような既視感もある。いったいなぜこうなってしまったのか。 試合後は意気消沈してブログを書く元気もなく、もう昨日のPLトップ2の直接対戦で、フットボール世界の関心はとっくに塗り替わっているが、記録として試合を振り返っておこう。 Arteta ‘concerned’ as Brighton beat Arsenal
来シーズン「25人のフルスクワッドを望む」とアルテタ。2022夏の移籍ウィンドウ展望
こんにちは。 昨日のブライトンのプリマッチ会見でアルテタがこんなことを云っていたようで、すこし話題になっている(※オフィシャルサイトの書き起こしにはない発言)。 Mikel Arteta says he’s expecting another busy summer in the transfer window as he plans to increase the squad size to 25. “If you ask me what I want, it’s 22 outfield players and three GKs.” Arsenal currently have 18 outfielders, and three of them are out of contract this summer — Sam Dean (@SamJDean) April 8, 2022 アーセナルのファーストチームは現在、アウトフィールド選手が18人(+GK3人)しか登録されていないが、アルテタはそれを全体で25人まで増やしたいと述べた。彼がこうして具体的に人数まで言及するのは、初めてかも。要するに、いまのような極小スクワッドでなく、ルールで許される最大限の人数を抱えたい。 現在の18人のなかで3人は夏に契約切れ。また、契約途中でも退団がつよく見込まれる選手もいる。ということは、この夏はかなり大きく動くのか。 まだ夏のことを考えるには時期が早いが、楽しげな話題なので、どんなことになりそうかつらつら考えてみよう。
【マッチプレビュー】21/22EPL アーセナル vs ブライトン&ホーヴ・アルビオン(9/Apr/2022)ヌーノとサンビ
PLのホーム試合はひさしぶりかも?と思ったら、前回のそれは3/17のリヴァプールまで遡る。2週間のIBをはさんでいたので、よけいにひさびさに感じる。 さて、アーセナルのPL30試合めは、ホームにブライトンを迎える。 ブライトンといえば、グレアム・ポッターの下、非常にオーガナイズされた上質なフットボールをやるという印象で、8月のアウェイマッチでも大いに苦しまされた(0-0)。 今回アーセナルはホームとはいえ、タイミング的には、ここで当たりたくなかったほうのチームかもしれない。なぜなら、われらはパレスにあんなふうに敗けてしまって、トップ4フィニッシュのためには、この試合の3ポインツは絶対に絶対に必要なのだから。この試合でもゴールできない時間が長引くと、自分たちでプレッシャーに苛まれかねない。 アーセナルにはさらに悪いことに、キープレイヤーズを欠くスクワッド危機が訪れている真っ最中でもある。昨日の一部報道によると、トマス・パーティはトミヤス同様、復帰は来月になってしまうかもしれない。今月はこのあとまだ3試合(しかもチェルシー、マンU含む)もあるというのに。 未熟なスクワッド、強敵相手、敗けられないプレッシャー。今回もとても簡単な試合にはなりそうにない。チームとしてのほんとうの強さやレジリエンスが試される試合。まさに試練。 試合をプレヴューしてゆこう。
KTはヒザ手術でシーズン終了、トミヤスはさらに10日間、パーティは調査中……。アーセナルはキーメン不在にどう対処する?
パレスの敗けのあと、昨日珍しくアーセナルFCが単独でTeam newsを発表していた。パレス後のファンの心配に反応したものだろうと思われる。 Team news: Tierney, Partey, Tomiyasu ここではクラブのメディカルチームの見解として、以下のことが報告されている。 ティアニー:左ヒザ。3/31のトレイニングセッションで違和感。検査の結果、損傷を確認し手術が必要と判断。術後ただちにリハビリへ。復帰時期はまださだかではないが、彼の今シーズンは終了の見込み パーティ:右大腿。パレス戦で悪化。週末の試合までチェック トミヤス:左ふくらはぎ。2月に負傷してから回復をつづけている。彼のトレイニング復帰は4/16のサウサンプトン後に見込まれている KTは既報どおり。 パーティは、現状はっきりわかるほど重症というわけでもないようで、少し安心した。 問題はトミヤス。ここからさらに10日だと? ありえん。。 アーセナルはこの決定的な期間でのキープレイヤーズの不在に、薄いスクワッドデプスでどう対処していくのか。考えてみよう。
【マッチレビュー】21/22EPL クリスタル・パレス vs アーセナル(4/Apr/2022)忍び寄る不安
まさか、このポジティヴムードのなか、そしてこのクッソ重要な時期に、アーセナルがワーストパフォーマンスをやるとは。毎試合がカップファイナルじゃなかったのか。 アーセナルは5年前もこの場所で3-0敗け。そのときはCLを逃すきっかけになった試合だったという。デジャヴュ。 最近のわれらのフォームからすれば、アウェイとはいえそれなりの試合をやると期待していたのでさすがに面食らった。観るからにインテンシティと集中を欠いていて、これまでとはまるで違うチームのよう。集団食中毒かと思った。 もちろん、この敗戦の理由はパレスがあまりにもよかったというのもある。が、それを考慮してなおアーセナルのパフォーマンスはひどすぎるように見えた。正直びっくりした。 シーズンは残り10試合に突入し、依然として4位のポジションを僅差で競り合っているが、最終的にGDが決め手になってもおかしくない状況で、痛すぎる敗戦とスコアラインだった。 またもちろん、あらたなケガ人問題も。もしかしたら、この敗けそのものより深刻かもしれない。 試合を振り返ろう。 Palace loss ‘not good enough’ for Arsenal – Arteta
