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【マッチプレビューその2】18/19UEL Final チェルシー vs アーセナル(29/May/2019)悲願のCL復帰へ【試合展望】

18-19UELファイナルのプレヴューエントリは、コメント集にひきつづき試合展望などを。



チームニュース

チェルシーより2日も早く、土曜日にバクへ向かったガナーズのスクワッドはこちら。

注目はダニー・ウェルベックが入っていることで、彼はこの試合でもベンチに入ると予想されている。

もし彼がフルにフィットしているようなら、ミキタリアンの不在をカヴァーするには絶好の攻撃オプションになる。

それと、ベレリンやラムジー、ホールディングといった故障中の選手たちもチームをサポートするために、バクへ行くという。素晴らしい。

全員で勝つのだ。

ベレリンはすでに前日トレイニングにも姿を見せている。ラムジーは当日だろうか。

ちなみに今回はスタートの11人のほかに、12人がベンチに入れるということで(これまでは7人)、ビッグマッチながら普段ベンチ入りしないような選手も起用される可能性がある。バカヨ・サカやザビア・アメイチといったユースプレイヤーがここに入ってくるか楽しみである。

それと90分で勝負がつかずエクストラタイムに入ると、4人めの交代が可能になるということ。

エメリはとかく早めにサブスティテューションをやるマネージャーだが、今回ばかりはいつもの試合よりは忍耐強くいる必要があるのかもしれない。

チェルシーのチームニュース

今回のスクワッドに含まれていないのは、ルディガー、ロフタス・チーク、ハドソン・オドイ。

ロフタス・チークは先日のUSで行われたポストシーズンフレンドリーでアキレスをやっちまったというのだから、愚かなタイミングでフレンドリーマッチを組んだクラブもクラブだが、本人にとってはこれはもう最悪としか云いようがないだろう。気の毒なことだ。

それと、チェルシーのスクワッドで注目はンゴロ・カンテで、彼は3日ほど前には膝のケガでファイナル出場は絶望的だという噂もあったようだが、ギリギリで回復の見込みがあるということでバクのスクワッドに含まれているようだ。といってもケガ明けならスタートで出てくるかどうかは怪しいところと思われる。

オーンステインの現場リポートによると、トレイニングセッション後にはカンテはドクターとなにやら話し込んでいたとのこと。サリはカンテがプレイするチャンスを「50/50」と見ていると。

とか云って当日何事もなかったかのようにプレイしてたりな。このいかにも足を気にした感じが三味線ならウケる。。

予想ファースト11

当ブログのアーセナル予想スターティング。

今回は、このパートを少し拡大していくつか可能性を検討したい。※なおプランAとかBというのは、いわゆるプランBとかのことではないのであしからず。

プランA (3-4-1-2)

3-4-1-2 (3-5-2)

ラカゼット、オバメヤン

エジル

コラシナツ、ジャカ、トレイラ、AMN

モンレアル、コシエルニ、ソクラティス

チェフ

ヴァレンシアやPL終盤でも何度か採用しているバック3&2トップ。ラカゼットとオバメヤンの2トップの有効性があらためて確認されたシステムだ。

ぼくが一番ありそうに思えるのはこれである。3CBで守備の担保があり、中盤の厚みもあるし、もちろん2トップ。

守備時には5-3-2に変形。アザールやペドロ、ウィリアンといったアタッカーの脅威に対応するには、WBが下がったバック5でスペースを消すことが有効で、同時に、重心が下がることで生まれる敵陣のスペースもPEAのスピードを活かしたカウンターで悪用できる。

プランB (4-3-1-2)

4-3-1-2 (4-4-2ダイヤモンド)

ラカゼット、オバメヤン

エジル

ゲンドゥージ、ジャカ、トレイラ

モンレアル、コシエルニ、ソクラティス、AMN

レノ

一方で、今季アーセナルがPLでチェルシーと対戦したときのシステムを振り返ると、彼らの4-3-3に適応したシステム(バック4)で結果を出している。

とくにこのシステムはホームで勝ったときのシステムで、アーセナルがチェルシー相手にかなりうまくやった試合だ。

MFの3人はディープライイングプレイメイカーがアンカーポジションで、その両脇にDMとB2B。チェルシーのCM構成とばっちり合わせてきた。

このシステムでカギになるのはエジルのポジションで、PLホームではラムジーがハードなマンマークでジョルジーニョを試合から消したことが勝因とまで云われた。

ただしエジルにそのラムジーのレヴェルのインテンシティやハードワークは期待できないだろう。したがって同じシステムを踏襲したからといってPLホームの再現になるとは限らない。エジルをイウォビに変えても難しいだろう。それだけラムジーという選手が貴重だったということだ(遠い目)。

4-4-2ダイヤモンドは、アーセナルにだけでなくToTなどチェルシーが今季何度もやられているシステムでもあるという。

プランC (4-2-3-1)

4-2-3-1

ラカゼット

イウォビ、エジル、オバメヤン

ジャカ、トレイラ

モンレアル、コシエルニ、ソクラティス、AMN

レノ

4-2-3-1は云うまでもなくエメリがもっとも好むシステムで、PLデビューから2試合目となったアウェイのチェルシーでも採用されたシステム。

ただ、このシステムは4-3-1-2(4-4-2ダイヤモンド)に比べると、チェルシーのシステムへの適応という意味ではやや説得力に欠ける。

また2トップの威力を最大化できているとは云い難く、オバメヤンにはなるべく攻撃的なポジションを取ってもらいたいが、アザールがいるだろう右サイドの守備を疎かにするのは致命的な問題になりかねない。

オバメヤンが上がって4-2-2-2的なシェイプになるくらいなら、最初から別のシステムで臨むだろうという意味で、4-2-3-1の可能性は低いように思う。

ただし、このシーズン最高レヴェルに重要なビッグマッチで、エメリが自分がほんとうにやりたいシステムを使ってくるということはあるのかもしれない。

バック4でスタートし、先行して逃げ切りを図るためにバック3(バック5)に変更するということも大いに考えられるだろう。

Europa League final: Arsenal v Chelsea – The Coaches’ Voice

『Coaches’ Voice』のELファイナルのプレヴュー記事によれば、エメリが採用するシステムはいつも相手のプレッシングが考慮されているとのこと。なるほど。やはり4-4-2ダイヤモンドも大いにあり得るか。

問題のGKをレノかチェフどちらを起用するかについては、前日会見でもまだ決めていないとエメリは云っている。

しかしぼくはやはり今回エメリはレノではなくチェフを使うのではないかと予想する。

No.1を使わないことに当然多くの異論は出るだろうが、エメリはリスペクトのひとだ。大ベテランで功労者、ELでここまで貢献して、相手チームのレジェンドでもあるという主役級の選手をベンチに置いておくようにも思えない。それに守ることに関してはチェフのELでのパフォーマンスはけして悪くない。

そしてビルドアップについては、無理してバックからつなぐよりは、いっそ2トップめがけてロングボールを放り込んでもらったほうがリスクも少なく、ラカゼットとオバメヤンという強力なストライカーを最大限効率化もできるという考え方もあるだろう。とかくバックラインでミスをやらかしがちなわれらなので、プレイをハッキリさせることはいいことだ。

チェフを選んで心配なのは、最後まで勝負が決まらずペナルティシュートアウトになったとき。チェフはペナルティストップに難のあるGKだ。彼を選んだ場合、PK戦までもつれるのはコワイ。

チェルシーの予想11

11人はUEFA公式サイトの予想より。4-3-3(4-1-4-1)。

彼らもけが人でオプションがあまりない。

ルディガーの離脱でクリステンセンとかいう選手がCBに入るようだが、どうも彼とルイスとはあまりいいコンビではないらしい。マイケル・コックスが云ってた

それと、アザールをフォルス9にして、両脇にペドロとウィリアンを入れたゼロトップをやる可能性もあるようだ。

ちなみにサリは、シーズンを通して、たとえケガ人が出て最適な人材がおらずとも、頑なに同じシステム(4-3-3/4-1-4-1)にこだわってきたらしい。そうなの?

当然ここでもこの4-3-3で来ると考えられている。

PLでも感じたことだが、サリというコーチは相手のことより自分たちのことを考えるほうがよほど大事なようで、とにかく相手をリスペクトして研究して、毎回システムを変更することも辞さないエメリとは好対照に思える。

チェルシーについて

彼らについてまっさきに指摘しておくべきことは現在のチーム状態の悪さだろう。

フィットネスだけではなく、チームマネジメントという意味で。

重要な選手にケガ人が出ていることはアーセナルも同じだが、なにより、エデン・アザールというもっともチームでもっとも重要な選手が今季限りでチームから離れること(がほぼ決まり)。また、ボスのマウリツィオ・サリも本人の意向にも関わらず今季限りで解任が決定的との噂でもちきりだ。(そのサリに世界最強ユヴェントスが熱視線を送っているというのだから、チェルシーのこのたった1年で新任マネージャーを見限るという堪え性のなさは失笑を禁じ得ない)

こういったことは現在のチェルシーというチームを構成している、核の部分が揺らいでいることを示しているように思える。

また、前述したように、つい先日のアメリカでのポストシーズンのフレンドリーマッチといういささか奇妙な試合で、重症者を出しているというバッドラックもある。

彼らはFIFAがらみのレギュレーション違反で、この先ふたつの移籍ウインドウからのバンが想定されており(上告中でまだ決定ではないようだ)、来シーズンのCLは決めているものの現時点で想定される先行きも決して明るくない。

試合までの流れはあまりいいとは云えないような気がするがいかがか。

トレイニング中にトラブル発生(笑)

※今朝とんでもない情報が。

バクでの試合前日トレイニング中に選手間でトラブルがあって、それに腹を立てたサリがステディアムを出ていってしまったというのだ。なんというバカバカしさ。

ヒグアインとダヴィド・ルイス。映像ではとくにひどくやりあっているようにも見えないが、この映像に写っていないところで”clash”があったのかもしれない。

アーセナルのチームやドレッシングルームの雰囲気はシーズンを通してとても良好なように見えたが、逆にチェルシーはシーズンを通してとにかくゴタゴタしている印象がある。

ときに逆境が糧になったりもするが、さすがにこのタイミングでこの茶番は。。

ELファイナルへのモチヴェイションについて

チェルシーの「やる気」についても各所で指摘されている。

すでにPLで来シーズンのCL出場を決めていることもあり、この試合にかけるやる気には少なからず影響があるのではないかと思っていたが、コメント集でも紹介したように、サリがそのことがリスクになりうることを自ら認めている。

そしてこの心理状態が同じくファンにも云えそうなのは、ロンドンからバクへ行くのは旅程やコストなどで困難を極めるということで、アーセナルとチェルシーがそれぞれUEFAに返却するという売れ残りチケットのことは以前に書いたとおりだが、その後アーセナルは2300枚を返却するのに対し(3700枚は売れた?)、チェルシーは2000枚程度しか売れず残りを返却するようだ。彼らのファンだって、グーナーほどにはこの試合を重要だとは思っていない。

※ロンドンからバクに来ているアーセナルとチェルシーのファンは合わせて5000人程度という報道もあり。

この試合がアーセナルにとって来シーズンのCL出場をかけた極めて重大な意味を持つものであるのに比べ、CLをすでに決めているチェルシーにとっては、ひとつのビッグタイトルという以上の意味はない。

アザールが勝って最高のフェアウェルにしたいなんて云っているが、プライドを賭けてCLを死ぬ気で取り戻そうと、ミキタリアンの無念のために絶対勝つと熱き血潮をたぎらせているガナーズの皆さんのパッションに比べればそんな動機は屁でもない。

というように、両チームのモチヴェイションの差は歴然で、あまりにもやる気に違いがあるので、個人的にはパフォーマンスに影響が出るレヴェルではないかと思う。

よし勝てるぞい☆

アーセナル、チェルシーとの相性について

WhoScored.comより、直近6試合の直接戦績。

アーセナルのW2 D3 L1。2018年以降では一度しか敗けていない。しかも、その1敗は例のシーズン2試合目のSBでのアレ(3-2)で、アウェイでかつエメリの2試合目でチームもまるきり未完成ながら、思いのほか善戦&惜敗だった試合だ。

この試合。

【マッチレビュー】18/19EPL チェルシー vs アーセナル(18/Aug/18)まだまだポジティヴ

チェルシーを「天敵」のように感じた時代も長かったが、いまトップ6のなかでは、アーセナルにとってチェルシーは比較的相性のいい相手だと云える。



前回対戦について

ホームでクリンシート。攻められながらも試合をコントロール。大人の試合運びで完勝したいい試合だった。。

【マッチレビュー】18/19EPL アーセナル vs チェルシー(19/Jan/2019)終わるまでは終わらない【コメント集】

【マッチレビュー】18/19EPL アーセナル vs チェルシー(19/Jan/2019)終わるまでは終わらない【マッチスタッツと論点】

ひとまず以上。

今回プレヴューエントリをふたつに分けるつもりだったのだけど、試合前日のプレスカンファレンスが入ってきたのでなんと3つに分割。

このあともつづきます。

One Commnet on “【マッチプレビューその2】18/19UEL Final チェルシー vs アーセナル(29/May/2019)悲願のCL復帰へ【試合展望】

  1. 更新お疲れ様です。PK戦のチェフのくだり、確かにチェフはPK得意じゃないかもですが、古巣のキッカーの癖とかもわかってるだろうし、意外とPK戦では優位になるのではと密かに思ってます。

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