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Arsenal, Transfer

カラスコとフレイザー、ウインガーの獲得交渉が進まないアーセナル。その他ウインガー候補の状況

アーセナルのこの夏のターゲットと云われるふたりのウインガー、ヤニク・カラスコとライアン・フレイザー。

両者ともそこまで苛烈な獲得競争があるわけでもなく、アーセナルにとっては比較的話が進みやすい案件かとおもわれたが、その後もなかなか交渉が進展しているという報せは聞こえてこない。

もちろんアーセナルは予算が限られているため、条件交渉で相手の希望に歩み寄れないという理由も大きいだろうが、それ以前にこのふたりにはそれぞれ所属クラブの事情があるようだ。

後述するようにアーセナルはふたりを獲得できなかったときに備えて、別のウインガーのターゲットを揃えておく必要があるのかもしれない。



ヤニク・カラスコの現在状況。チャイナでますます立場が悪くなっているよう

おとといあたりから、カラスコの周辺が騒がしくなっている。

各種報道で伝えられているように、最近彼は連絡をせずにベルギーにとどまったりクラブのスタッフたちと連絡がつかなくなるなど、クラブとコミュニケイションの問題を起こしているようで、大連のヘッドコーチは「もうクラブでプレイしないかもしれない」とまで言及している

クラブはカラスコをバン中とのこと。クラブは選手からの公式な謝罪と賠償を求めており、移籍に対しても依然として後ろ向きであると。

カラスコ本人も、SNSでコメントを発表。クラブとの間に解決すべき問題があると認めている。

カラスコ:クラブの何人かのリーダーとチームメイトのぼくに対する態度は不当だ。これまでチームに尽くしてきたのに。チームにはぼくが必要だしぼくだってチームを助けたいと思ってる。この件は解決されなきゃいけない。

カラスコのエイジェント、Christophe Henrotayも見解を述べている。大連の態度は不可解であると考えているようだ。

ヘンロテイ:(カラスコが理由もなくトレイニングと試合をスキップしたと大連が主張していることについて)何を云っているのかわからない。カラスコはインターナショナルデューティのあと膝を痛めた。それで彼は治療のためにベルギーに残った。クラブはそれを裏付けるメディカルリポートを受け取っているはずだよ?

カラスコを罰しても、根深い問題の解決にはならないね。この状況はクラブが問題の根源になるものを見つけ出すことができていない結果なんだ。選手の身になっていないよ。リーダーたちはもう一歩進んで、それに取り組まねばならない。

カラスコにオファーするクラブがないと云っているひとたちは、あきらかにこのシステムのことを理解していない。トランスファーマーケットがどういう仕組みなのか知らないんだね。彼とサインしたがってるクラブはいくつもあるよ。

(カラスコはオファーはテーブルにあると云っていたが、それはAFCのこと?)違う。正式なオファーはまだない。ほかのいくつかのクラブが興味を持っていて、オファーの準備もしているが、大連が彼は売却対象じゃないと主張している。

(AFCは興味を持っている?)それはイエスだ。

なにやらクラブサイドと選手サイドで意見の食い違いがあるようである。

それにしても大連がこのような選手に罰を与えるかのような、選手を試合にもトレイニングにも出さず、売却もせずというような「嫌がらせ」のようなことは、実際これからも続けるのだろうか。

守らなければならないクラブのメンツは当然あるだろうが、もしカラスコにそのような扱いをすれば悪い評判がたって、将来的にヨーロッパの選手を獲得しづらくなるのではないか。誰もそのようなクラブにはわざわざ行きたがらないだろう。彼らの一時的な感情は満たされても、結局は損をするのはクラブのほうだ。

夏のあいだにこのトラブルが解決されるとは信じたいが、アーセナルがそれを悠長に待っていられるのかどうかはわからない。

さっさと手放すことをおすすめしたいね。

カラスコとフレイザーについて再考を余儀なくされる?

おとといのEvening Standardに、James Olleyが書いていた

それによれば、カラスコとフレイザーの交渉が一向に進まないことで、アーセナルはウインガーのオプションについて再考を余儀なくされているということ。

カラスコは大連が要求する£30Mとアーセナルの希望額に乖離があるということだが、先に書いたように、大連は選手に罰を与えている?最中で、彼がもっとも喜ぶであろうヨーロッパ移籍について前向きになれないという事情もあると考えられる。少なくとも選手のために条件をわざわざ譲歩してやろうというインセンティヴはいまの彼らにはないのかもしれない。

そしてライアン・フレイザーのほうは、ボーンマスは引き続き慰留に務めているようだが、やはり選手は首を縦に振らずということ。

彼のこれまでのいくつかの発言を顧みるに、フレイザー本人はこの夏に移籍するのも、あと1年ボーンマスに残って来夏にフリー移籍するのも、どちらでもOKと考えているのではないだろうか。

そして、ボーンマスはボーンマスでもし仮に彼をこの夏に手放さねばならないとしても(フリー移籍だけは絶対に避けたいはずだ)、できるだけ安売りはしたくない。そのためなら市場が閉まるギリギリまでできるだけ多くのオファーを待ちたい。そんな感じかもしれない。

よって、アーセナルがこの夏のウィンドウが閉まるまでに彼らのうちどちらかひとりを獲得することはできるかもしれないが、いますぐに獲得することはできそうもない。交渉がまとまるまではまだまだ時間がかかりそうということで、アーセナルとしては念の為に別のオプションについて考える必要が出てきていると。

なんともめんどくさい話である。

アーセナルのその他のウインガー獲得候補について

カラスコとフレイザーのほかのウインガー候補について、ゴシップや最新の状況もチェックしてみよう。

アレクシス・クロード・モリース(ロリアン)

ウインガーといえば、このブログでもさんざん騒いで皆さまに多大なご迷惑をおかけした(笑い)ロリアンのACMことクロード・モリース。ゲンちゃんの友だちでファンもかなり期待していたヤングプロスペクト。

アーセナルが強い興味を持っているということで、このブログでも特集エントリを書いたりとわりと来る可能性が高いものだと思っていた。

ところがなんと個人条件で合意もクソも何も、そもそも彼に対してアーセナルは一切関心もなく、オファーもしていなかったという。えー。

彼が「メンヘングラッドバックに移籍したい」と発言したと聞いたときは軽くショックを受けたものだが、アーセナルとの交渉など最初からなかったのならそれも合点がいく。オファーをしてくれたグラッドバックに行きたいということだろう。同じくオファーがあったと云われるウェスト・ハムよりも。

しかし個人的にもけっこう期待していたので、このニュースはさすがにかなりがっくりきてしまった。

まあそういうこともあるよね。

ところで、ACMを巡る現在の状況としてはグラッドバックが€8Mのオファーをしていて、本人も移籍に乗り気。一方でウェスト・ハムが€12Mでオファーしているという説がある。ロリアンは当然ながらより高いオファーをしているクラブに売りたいようで、ちょっとしたジレンマがある。

本人はPLクラブへの移籍はまだ早い?と考えているようだが、もしかしたら逆にアーセナルは今チャンスかもしれない。

カラスコもフレイザーも買えないならつぎのオプションとしては悪くないのではないだろうか。もちろんリーグ2で少し活躍した程度の若手を、カラスコやフレイザーのクラスの選手と比べられるわけもないが、お値段は手頃である。

イヴァン・ペリシッチ(インテル)

1月にカラスコとともにアーセナルがローン獲得のターゲットにしていたと云われるインテルのイヴァン・ペリシッチ。

彼はいまもアーセナル加入したい意向があるということで、今週インテルとエイジェントが話し合いの場を持つのだという。

TMによると彼の評価額はいまだに€30Mと高額だが、リセイルヴァリューはほとんど無いに等しい30才に€30M払おうというクラブは少ないだろう。

かといって、インテルとは2022年まで契約を残しているため、大幅なディスカウントも期待できそうにない。いや知らんけど。

ミキタリアンかエジルとのスワップなら、歓迎できるかもしれない。

ウィルフレッド・ザハ(CP)

今朝起きてからインフルエンサーたちがいっせいに飛びついていたのがこの件。

Arsenal set to swoop for Zaha, with Emery asking club chiefs to break the bank

エメリがアーセナルボードに、ザハがどうしてもほしいから予算をあげてほしいとお願いしているのだという。

よしきた!ってそんなわけあるかーい。

ザハは最低でも£55M程度と見積もられているらしい。HG。

ま・ないね。

フロリアン・トーヴァン(OM)

元NC、OMのフロリアン・トーヴァン。

先日、アーセナルがトーヴァンに興味を持っているとSky Sportsが伝えたそうで(※ソースなし)。右ワイドでプレイしている彼はアーセナルがほしい人材ではある。

NCのときよりも段違いにいいプレイをしているというし、フランスのシニアNTでも10試合プレイしている。

ただし、クラブは2021年まで契約を残す彼に£45Mを求めるということで、アーセナルの予算には見合わない。

その一方で、マルセイユはFFPの問題を抱えているようで、なんと今月中には選手を売却して€50Mを捻出しなければならないということ。

もし万が一、アーセナルがトーヴァンを獲得できる可能性があるとすれば、このあたりのクラブ事情が引き金になるのかもしれない。

切羽詰まったOMが驚きのディスカウントとか。……ないと思います。

彼が興味深いのは、NCでうまくいかなくてイングランドからフランスに渡っていることで、これでまたPLクラブに移籍して成功すると、サラーのような出戻り大成功の事例ができるという。

OMだったらRBのヒロキ・サカイ(TMで€8M)なんかが来たら日本人的にはおもしろいのにね。

めっちゃわろとるがな

ルーカス・ヴァスケス(RM)

RMの右ウインガー。27才。

Unai Emery has picked out La Liga player for signing – Wants him for 3-5-2 Arsenal system – Sport Witness

EURO2020に出場したい本人に、RMよりもプレイタイムを提供できるとウナイ・エメリが考えていると。

RMでは最近RBやRWBをやったこともあるようで、エメリは3-5-2のWBで使いたい意向だという。

TMによる市場価格は€25M。

ないだろ。

ビレル・ハサイーニ(Bilel Hassaini)(Nancy)

ナンシーU19でプレイする18才ということで、彼も右のワイドプレイヤー。フランスNTのU16-17でもプレイしていたフランスの新星だとか。

4日前にアーセナルとCPがオファーしているというニュースがあった。

Info FM : Bilel Hassaini a deux offres anglaises

アーセナルはまずはU23でのプレイをさせるつもりなのに対して、CPはファーストチームで使いたい意向であると。そんないい選手なのか。

本人の希望はPSGだということ。

レアンドロ・トロサール(ゲンク)

アーセナルが興味を持っているウインガーとして、ファンのあいだでもよく名前が挙がっていたひとり。

What Arsenal fans are saying about Leandro Trossard as Brighton switch nears

ブライトンが£18Mでお買い上げ。クラブレコードだそう。

契約締結までに最後の詰めは残っているそうだが、まあそれにしても。なんというか。

アーセナルがどれだけ本気だったがわからないが、彼がPLで活躍する姿を見てまたため息をもらすことになるのだろうか。

それにしても、アーセナルだったら£18Mで売ってくれなかったんじゃないかと思えてならない。



まとめ

先日、オバメヤンの去就がウインガー獲得に影響するというエントリを書いた。

それと今回書いたようなメインターゲットの不可抗力的特殊事情。

サンレヒもデッドラインデイまで持ち込むようなことはしたくないと云っていたし、アーセナルとしても新戦力の獲得が遅れることは望ましくないはずだ。

この停滞は限られた予算や相手の事情が理由だったりもするので、チーフスカウトが辞めたからだとは思いたくないが、アーセナルの夏の求人活動はもしかしたら現状では予想外に苦しんでいるのではないだろうか。

マーケットクローズまで時間はたっぷりあるが、プリシーズンも来週末から始まる(※7/6のボーレムウッド)ことを考えると、刻一刻と時間は過ぎている。

ファンにとってはまだまだやきもきする毎日がつづきそうだ。

まあこうやって一喜一憂する時間もオフシーズンの楽しみではあるんですけどね。

移籍市場の動きについてはまたこのブログでお伝えしよう。

おわり。

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