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【マッチレビュー】19/20UEL GS アーセナル vs スタンダール・リエージュ(3/Oct/2019)エメリに改善のヒントを与える躍動Bチーム

試合の論点

アーセナル v スタンダールのトーキングポインツ。

Newクリスチャーノ? ガブリエル・マルティネリが止まらない

G2 A1でフースコレイティングでは、両チーム合わせてただひとりの10点満点☆。文句なしのMOTM。

マルティネリはこれでカラバオカップのノッティンガム・フォレスト、ELのスタンダールで2得点づつ、カップ戦2試合で4得点と絶好調を維持している。

彼はイチュアーノではほぼ左ウイングでプレイしていたということだが、この調子だと今後もCFのオプションとして十分に数えられそうだ。

今回は1点めのヘッダーも素晴らしかったが、2点めの個人技もすごかった。彼はこの試合でシュートを7本打っているが、もう1点くらいは取れていてもおかしくはなかった(SoTは3)。ハットトリックがふさわしいパフォーマンスだった。

彼がプレイするたびに毎回同じことを書くが、ベレリンも称賛しているように、やはりファーストディフェンダーとしての存在感がかなりある。

アタッカーのなかではいつもハイプレッシングを主導しているし、実際にボールを奪うことができる(タックルは3で両チーム合わせて2番めに多い)。彼が高い位置でボールを奪えば即チャンスになるし、そういうシーンがこの試合でも何度か見られた。

走れて、アグレッシヴに守れて、それでいて得点もできる。なんというモダンなFW。それでいて18才。

トップレヴェルでどこまでやれるのか、早くも楽しみになっている。

ELでは今回、マンUがAZ相手にまたダメダメな試合をやったとかで、世間的にも以前ユース時代にマンUが獲得を見送ったこのマルティネリの活躍がなおのこと注目されている。

Gabriel Martinelli: Did Man Utd miss out on Arsenal’s ‘new Cristiano Ronaldo’?

マンUはアーセナルの「Newクリスチャーノ・ロナウド」を取り逃してしまったのか?とはBBC Sports。

最高ですネ。

いまUELの公式ではPOTWの投票を受け付けている。

おやマルティネリの左にもアーセナル(元)が。。

シニアチームのミッドフィールド問題への回答

やっとセバーヨスを2CMで使ってくれた。そしてトレイラのDM起用。ごくごく自然な、あるべきところに収まった、調和の取れたミッドフィールドに見えたがどうだろうか。

セバーヨスはいろいろなポジションで終始ボールに触って、イニシアチブをもって試合をコントロール。ボールをキープできる彼がボールに触れば触るほどアーセナルのプレイは安定感を増すように見えた。

彼は狭い場所でも落ち着いてボールを持って進めるので、ビルドアップへの貢献度も非常に高く、アーセナルはこの試合ではしばらく諦めていたバックからのプレイを取り戻した。セバーヨスのようなCMがバックラインあるいはフルバックを助けて一緒にボールを前に運べると、アーセナルは試合をコントロールすることができる。ショートパスだけでなく、ロングレンジ、ミドルレンジのパスも得意で、窮屈ならサイドを変えたり、チェンジオブペイスも思いのまま。いまのアーセナルにとって理想的なCMに思える。

マルティネリがここまで結果を出さなければ、ぼくのなかではセバーヨスがMOTMだ。攻撃が効果的だったのは彼が試合をつくったおかげでもある。ハードワークできて、ボールキープできて、ファイナルサードでのアイディアもある。この試合の彼はほとんど完璧なゲイムメイカーだった(タッチ数124は単独トップ。パス成功率は94%)。

それと、MFでの安定感という意味ではトレイラの貢献も。

トレイラはここまであまり多くの試合でプレイしていないためか、この試合でも何度か目立つミスパスをやったのであまりいい印象を与えなかったかもしれないが、それでもぼくは彼がNo.6でプレイしたほうが、エメリが最近好んで起用しているNo.8よりよほどハマっており、彼も快適にプレイしているように見えた。

このブログにもらうコメントなんかを見ると、たまにトレイラのことを「フランシス・コクランに毛が生えた」みたいな選手として考えているひともいるように感じているのだけど、ぼくはそうは思わない。少なくとも彼はアーセナルに来る前は単なる守備的MFという以上にもっと攻守に優秀な選手だと思われていた。

ルーカス・トレイラ、その才能とプレイスタイル | ARSENAL CHANGE EVERYTHING

これをいま読み返すと、プロスペクトとしてかなり期待の高さがうかがえる(ちなみにデータ的にも彼の優秀さは語られていたので別にこのオウサーが特別にトレイラを買いかぶっているわけではない)。いまはエメリからの信頼度の低さもあって、このときに比べると、ずいぶんとトレイラの株は下がってしまったように思える。

たぶんエメリの使い方もあるので、ある程度そういう選手だと思われてしまうのも仕方ないのだろうし、トレイラも現在のチームのなかで良さが出しにくいのだと思うのだけど、彼はたぶんMFでもっとボールを預けて任せてもいい選手なのではないだろうか。そこで信頼できない選手なら、そもそもサンプドリアでもウルグアイでもそのポジション(442ダイヤモンドのアンカー)は任されていないだろう。彼はそのポジションで頭角を現してここまで来たということを思い出したい。思い返せばコクランのほうがよっぽどボールを持ってプレイしようとしてたのが笑える(そして無謀なスルーボールを出してため息を誘う)。

ボールプログレッションという意味でジャカ役をそのままやれというのはたしかに難しい。彼はそこではトップトップレヴェルなわけだし。でも、おそらく彼はいま思われているほどそのポジションで無能じゃない。強力な守備はもちろんだが、いま思われているよりもっと試合に積極的に関与できる能力があるんじゃないか。エメリはどうもそのことに気づいていないし、あるいはあえて無視しているのかも。

エメリはDMではどうしてもエンゾンジがほしくて、トレイラはスカウトチーム(ミズリンタット)がエメリを説得して獲得した経緯があると伝えられたことがある(※真偽不明)。

どんなコーチにだって好みの選手やプレイスタイルはあるのだから、誰か特定の選手にある程度はこだわっても構わないだろう。だが、もっと効果が見込めるかもしれない<可能性>まで否定しないでほしい。トレイラをNo.8で試すのもいいかもしれないが、No.6のほうが適している可能性も無視しないでほしい。彼のタレントを引き出すことを諦めないでほしい。

今回のミッドフィールドコンビのパフォーマンスを見て何も感じなかったとしたら、アーセナルのヘッドコーチとしては失格なんじゃねーかなと。おれは思いましたがどうでしょうね。

といって、ジャカ、ゲンドゥージ、トレイラ、セバーヨス、ウィロックといった優秀な選手たちをどう組み合わせるのがベストか見極めるのは、難題であることには違いないとは思う。でもそれがヘッドコーチの仕事だから。

個人的には今回のセバーヨス+トレイラは、たとえもっと競争力の要求される試合でも、決してジャカ+ゲンドゥージに劣っていないと思った。

セバーヨスはこれがアーセナルで初めてのゴール。彼はもっと取っていてもいい。

18 Comments on “【マッチレビュー】19/20UEL GS アーセナル vs スタンダール・リエージュ(3/Oct/2019)エメリに改善のヒントを与える躍動Bチーム

  1. Bチームの方が若い選手が多いだけあって相手のレベル云々関係なく軽快でエネルギッシュで動けますね。全体的に寄せが早いんで安心感があります。
    マルティネリとティアニーはスペシャルですね。マルティネリはブラジル人らしい嗅覚と狭いスペース球際で魅せるテクニックがあって凄い選手になりそう。ティアニーはクロス精度とセンスが抜群で巧いし速いしめちゃくちゃ良い選手。あとホールディングはやっぱ巧いなと。センスがある。目立たないですが相手をいなすのが巧いしパス出すタイミングも良くて足の色んなとこで何気なくパスが出せてDFラインに欠かせない。ムスタフィも安定してますね。ソクラティスがバタついて不安定すぎるんでダビドルイスとホールディングがファーストでムスタフィがセカンドで良い気もします。なんなら1回プレミアでホールディングとムスタフィコンビ試して欲しいなと。

  2. ティアニー予想以上でした、Bチームは楽しいサッカーをしてくれる笑
    ムスタフィは目を疑うようなパスミスも見受けられましたし、やっぱりインテンシティの高いプレミアではちょっと怖いかなと。

    エジルは見たいですけど、もうエメリのままでは状況が変わることはないでしょうね。
    もしこのままクオリティの低いAチームの中盤がシーズン通して続いたら、その時はボロクソ叩くと思いますが…笑

    ともかく今日はFCオーバメヤンじゃないとこ見れて良かったです。

    1. あームスティのミスパスは書くの忘れた。。ありゃあ見過ごせませんな。ショートカウンターくらったし。

  3. マルティネッリ素晴らしかったですね。こんな活躍されると来シーズン戻ってくるエンケティアもいるし、前線の選手が誰か放出されちゃいそうですね。

    個人的にはティアニーに驚きました。EFLカップではハイライトだけでしたけど、90分通してみて改めて能力が高いなって思いましたね。ドリブルで運べるし、抜き切らない状態でも危険なクロス上げられるし、次の国際マッチデー明けにPLのファーストチョイスになってなかったら流石にエメリアウトを叫びますわ。

    エジルは・・・もうね。休養ばっちり、コンディション問題なし、ホーム、前回の試合で活躍、ここまであってメンバ外とか完全に構想外になっちゃいましたね。スタメンはともかく、後半の2、30分くらいならインテンシティ高く、攻撃にアクセントつけるオプションとして十分活躍出来そうなんですけどね。

    ここまでBチームがポジポジだと、逆に本命であるPLの試合が不安になるという・・・。頑張ってほしいですね。COYG

  4. 見える…見えるぞ!
    神の子ガブリエルがセレソンでジェズスからポジションを奪い、バルサが強奪に来る未来が!!

    1. そういやわれら、FCBアニキにちょっかい出されることもめっきり減りましたな。

      1. リバポをなぞるなら、育てて高値で売らにゃならんすね
        タマは居るんで安価やタダで出すのだけは辞めてほしーっす

  5. ティアニーにはブッタマげました。
    カラバオはハイライトのみでしたが、縦へのスピード、切替し時の腰の強さ、キックの精度、一流感ビンビン(死語)で、期待しかないです。
    Bチーム+オバラカを良い加減観たいところです。
    IMW明けの人選が楽しみ。

  6. ティアニーめっちゃ好き!
    プレーもだけどシャツインしてる所とか素朴な顔立ちとかのアルシャビン臭がたまりませんねぇ

    それとアーセナルのストライカー問題…
    マルティネッリは爆発しましたけど、これにエンケティア、ジョンジュールス、バログンって競争率高すぎません??

    因みになんですけど、序列でいったらジョンズールスの方がバログンよりも上なんですかね?
    どちらもマルティネッリと同じ18歳なんで応援したいです!!

  7. ティアニーはオーバーラップだけじゃなくインナーラップもできるのが素晴らしいです。予想よりも遥かに完成されたフルバックということがわかりました。セルティックに感謝

  8. ムスタフィのパスミスは、完全に集中力の欠けた「悪いムスタフィ」の見本だったと思う。
    CKのマークも何回か外しており、高いレベルで見ればいいとは言えない。

    しかし長く、速く、正確なフィードも何本かあった。トップチームにいた頃は見られなかったことだ。
    相手のレベルが低いのと、あとはやはり自信だと思う。
    本来あれだけのパススピードで回せる選手が、PLに来ると萎縮しきったホスピタルパスしか出ないんだから難しいもんだ。

  9. ティアニーのクロスの蹴り方がかっこよかったので
    早速真似したいと思った

  10. Bチームってなんぞや? 対戦相手のレベルや大会のプレー強度も考慮すべきだろうけど、ムスタヒとAMN以外はマンUやヴィラ戦のスタメンより同等以上にアーセナルのファンが求める試合ができていたと思う 今の序列を崩しづらいのもわかりますが、プレミアでもレギュラーで見たい選手達です 勿論オバラカに文句はありませんが、ウイングで使うなら若手陣の方が効果的だろうなぁ、と ティアニー&ネルソン→マルティネッリのコンボは、相手のSBが気の毒でなりませんでした
    トレイラのアンカーの問題点も出てましたね やはりパスが武器とはいえず、ショートですら合わせられないこと多々 球出しはルイスロブペジェティアニーに預けるとしても、チームのヘソを任せるのは難しいのかも ハイボールにムスタヒがつり出されてて、シャドーの裏抜けに楔を合わせられたら大ピンチの場面も まぁチームオーダーでしょうが、冷や汗ものでした 機動力守備力は文句なし、得点力も有るのでプレス特化のIHは正しい使い方なのかもしれない
    DF陣は最高ですね ルイスもパパも、ムスタヒが羨ましくて仕方ないのでは? ジャカとレノもかw
    ネガ面 ムスタヒはああいう選手だとして、AMNは売り時では? ミスが目立ち、1vs1も強くは無く、迂闊なロストも多い 仕掛けの姿勢は有るが、タイミングが悪く、成功率も低い ウィングで使うには競争相手がぺぺやサカ、マルティネッリにネルソンでは無理 CHはチーム最激戦区 SB2番手をチェンバースと競争?本人が嫌だってさー

  11. セバージョス、ウィロック、トレイラ、ゲンドゥージと中盤の3つのポジションで4人使いたい選手がいるのは悩みどころ
    ローテしたくてもそれぞれの適正が違うのが難しい
    一番汎用性があるのはウィロックか
    あんまり便利使いしてナイルズみたいになるのもなあ

    マルティネッリ、ぺぺ、サカ、ネルソン、エンケティアと三年後の前線も楽しみなメンバー
    何人ぶっこ抜かれるかなあ

  12. EL無双のこのチームでユナイテッド(枠内0)とやってたら勝ってたんじゃないかとみなさん思ったでしょうね。それくらい夢と希望がつまってますね。
    ゲームプランとかチームの方向性って絶対に大事だと思うし、ムスタフィもエジルもぺップやクロップのチームにいたらもっとリスペクトされたんだろうなと、逆にエメリが今のシティに行ったら並のチームに…おっと、誰か来たようですね。

  13. 相手が格下とはいえPLの方は中盤の構成人選が間違って流と思うばかりでしたね
    ジャカに拘るのやめるだけで相当幅が広がるのに、修正する気無いんでしょうか
    聖域化するのはやめて頂きたい

  14. サカもいて、ウィロックまでいるのでCFの左は質、量問題無さそうですね。
    問題は右のワイドですかね、ナイルズとベジェリンの縦関係僕は守備考慮するとナイスアイデアだと思うんだけど、結果が。

  15. 多様で柔軟な戦術家という触れ込みだったエメリが、PLでは序列優先の硬直的なマネジメントをしてるのが泣けてくる。こんな頑固者だったのか。

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