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【マッチレビュー】20/21EPL アーセナル vs マンチェスター・ユナイテッド(30/Jan/2021)失望と安堵

試合について

アーセナルのファースト11

SofaScoreより。

4-2-3-1

ラカゼット

マルティネリ、ESR、ぺぺ

ジャカ、パーティ

セドリック、ルイス、ホールディング、ベレリン

レノ

まさかサカがいないとは。試合の直前(ウォームアップ中?)に腰の痛みがあったということで、プリコウション。

これでオバメヤン、サカ、KTという、チームのベストアタッカーズ3人がいないという飛車角落ち状態。

サブは、ウィリアン(46 マルティネリ)、オーデガード(83 ESR)、エンケティア(90 ラカ)。

HTでマルティネリとウィリアンを変えたのは、アルテタによればタクティカルリーズンだそう。でもマルティネリは復帰してからは、絶好調という感じではない。精力的ではあるが、一番よかった時期と比べると、やはりフィットネスが100%じゃないように見える。徐々にベストを取り戻していってもらいたい。

マッチスタッツ

『BBC Sports』より。

前半のマンUのポゼッションは63%。後半にはアーセナルがやや盛り返しているが、基本的にはボールを持つマンUと、ロウブロックを敷いてカウンターを狙うアーセナルという構図になっていた。

セインツとの試合で見せたように、相手のビルドアップフェイズでは、アーセナルは相当ハイプレッシングを意識していて行っていたと思われるが、さすがにマンUは個人の能力が高く、プレスをかいくぐられるシーンも多かった。

ハイプレスといえば、マンUもハイプレスだった。アーセナルはとくに前半はオウンハーフ深い位置でボールを失いすぎた。今シーズンのOTでの試合では、彼らはアーセナルに対しまったくの無策に思えたものだが、今回はきっちりアグレッシヴに前からプレイしようとしていた。反省があったのかもしれない。

ショッツについては、おもしろいデータがあって、今回両チームとも9人がシュートを放っているということ。計18人。それだけたくさんの選手がゴールにチャレンジした試合だった。

Understat.comによるxGは、0.75 v 1.51。大きな差がついている。

だが、注目してほしいのマンUがxGを稼いでいるポインツで、ふたつの大きなポイントはどちらもカヴァーニのシュートによるもの。その合計が1.1。。。それを除けばマンUの総xGはアーセナルにも劣っている。カヴァーニFCである。

アーセナルのチャンス量はカヴァーニひとりのショッツ2本にも敗けているともいえるし、マンUはチーム全体のチャンスの70%以上をカヴァーニの2本のショッツに頼っているとも云える。

ところで、ぼくはカヴァーニは見るたびにどうしても掟ポルシェ氏の顔を思い出してしまう。一般的に彼らは似てると思われてるのか、それともぼくがそう感じるだけなのか。そしてそれを思い出すたびに、卓球=デコも思い出す。卓球さん本人も認めてたしな。懐かしい。この流れだとあとは誰を思い出せばいいんだ。おっと脱線した。

BTPのパスマップ。今回もヘルスィー。

ビルドアップでは、パーティがわりと消されていた印象があるが、こうして見るとそれなりにボールは集まっている。

ジャカとパーティのタッチとパスの比較が興味深い。タッチはジャカ(67)、パーティ(58)でさほど差はないが、パスはジャカ(57/59)、パーティ(34/45)と正確さに大きな差がついている。

たしかにこの試合のパーティは何度か悪いパスもあったが(※パーティよりボールを失ったのはセドリックだけ)、これはどちらがパサーとして優秀かと見るよりは、どれだけチャレンジングなパスを出そうとしているかの違いとみるべきだろうと思う。

ジャカはいつも安全第一なオプションを探すのに対し、パーティはいつも状況を打開できそうな前方のパスコースを探している。よほど無理という状況でない限りは前に出そうとする。それがいかにアーセナルの攻撃を助けているか。

ジャカがファインフォームをつづけていることもあるが、現時点ではこのふたりはいいコンビになっている。

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5 Comments on “【マッチレビュー】20/21EPL アーセナル vs マンチェスター・ユナイテッド(30/Jan/2021)失望と安堵

  1. 飛車角落ちでもあれだけやれると言うべきか、イヤでも勝たなきゃと言うべきか。。。ものっそい微妙だ。
    いい試合だったけど。

    少しだけど、好ブロックやセーブに対してグータッチが見られたのは良かった。
    ブロックしてコーナーを取られたとしても、というか次のプレーが相手のコーナーだからこそ、ナイスブロックを大声で肯定してからセットプレーに入らなきゃダメだ思う。

    どうも長年アーセナルには「守備は不本意なもの」という風潮があって、黙って下を向いたまま、何となく嫌な雰囲気になったままセットプレーに入ることが多かった。
    (瞬発的なパワーを必要とするプレーの直前に!?あり得ない!)

    守備を個人任せにしてきたことによる、構造的な問題でもあったと思う。
    個人的には、こういう妙な雰囲気がなくなりつつあるだけでもアルテタを監督にした価値はあると思う。

  2. カバーニが外れたのは、全世界のグーナーの思いがそうさせたと信じたい。ラッシュフォード、人格は立派だと思うんだけど、あのシミュレーションっぷりは本当に嫌い。ジャカが逆にブルーノに後ろからぐっさりいったら即カードですよ・・・。ラカのFKがも少し下だったら、ですね。勝てたとしてもロースコアゲームだったかと思うので、飛車角落ちで引き分けは妥当な結果かと。これから毎試合、ビッグテストですね。COYG

  3. 失意と安堵
    ホントにその通りですね。
    ダブルを食らわしたかったですけど、オーバ、サカ、KT抜きじゃ。正直、ホッとしました。
    サカとKTが早く戻ってきて欲しいですね。出来れば今夜。
    期待して夜更かしします。COYG

  4. デコ=卓球=hoobastankのvocalが似てると友人と大騒ぎした15年前を思い起こしました。

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