試合について

ファースト11

SofaScoreより。

4-2-3-1

ジェズース

マルティネリ、オーデガード、サカ

ジャカ、パーティ

トミヤス、ガブリエル、サリバ、ホワイト

ラムズデイル

サブは、KT（82 オーデガード）、ヴィエラ（90 サカ）、エンケティア（82 ジェズース）

 

最後の最後は時間も稼げるのだから、アルテタは5人分サブをつかってもよかったように思えるが、あとひとつ失点するだけで2ポインツ失うというあれだけ緊迫した状況だと、替えるのは躊躇されたのかもしれない。

今回の驚きのスターティングは、トミヤス。

ぼくは試合プレヴューエントリで、アルテタはやりかたを変えるように思えないと予想を書いたんだけど、ここでトミヤスをLBに抜擢したのはかなり驚いた。彼は木曜にはフルでプレイしていたし、今シーズンのPLでも初スタートだった。ジンチェンコ不在とはいえ、KTもいたのだから、さすがにみんな驚いたんじゃないか。

マッチスタッツ

『BBC Sports』より。

エミレーツでも、リヴァプールがかなりボールを持つ展開だった。だが、一方的ではなかった。

Understat.comによるxGは、2.82 v 0.77。

グラフを観るに、リヴァプールがつくった明確なチャンスは、ほとんどゴールのときだけ。彼らがここまでチャンスをつくれない試合はめずらしい。とおもったら。

この試合のxGを3.03 v 0.87とカウントした@xGPhilosophyによれば、リヴァプールの0.87xGは、昨シーズン以来で最低の数字だったということ。

Liverpool created 0.87(xG) against Arsenal today – that’s their lowest total since the start of last season.

— The xG Philosophy (@xGPhilosophy) October 9, 2022

彼らがここまでチャンスをつくれなかった試合は、すくなくとも去年一年なかった。アーセナルは、ポゼッションこそ相手に譲ったものの、チャンスの質でかなり相手を凌駕した。

パスマップ

Scott Willis

リヴァプールは、彼ららしくもなく全体が低い。バックラインでボールを持つ時間も長かった。

アーセナルのほうは、最近の試合らしくバランスがよい各選手のポジションになっている。

興味深いデータとしては、この試合のリヴァプールのディフェンシヴラインは、昨シーズンからもっとも低かったというのもある。

Liverpool’s defensive line height 33.4 meters tonight is the lowest since season 2021-2022

* def. line height calculated using event (not tracking) data#ARSLIV pic.twitter.com/yOd96lDY2X

— markstats (@markrstats) October 9, 2022

このあたりは、ホームのアーセナルをリスペクトしたのか、あるいはいまのリヴァプールでは、得意のハイラインをやる自信が若干減退していることを示しているのかもしれない。

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