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【マッチレビュー】23/24 EPL アストン・ヴィラ vs アーセナル(9/Dec/2023)フラストレイション

試合の論点

アストン・ヴィラ vs アーセナルのトーキングポインツ。

わたくしの雑感

(※整理して書く気力がないときには雑感としてお伝えしております)

タフな試合になるとはわかっていたけど、いざああいう結果になると、落ち込みますなあ。最後のVARレヴューが入った幻のゴールが89分。

しかも、内容がああだったからなあ。

序盤こそ、リズムがつかめずパスミスを繰り返し、ビルドアップにも苦労。アウェイチームらしい消極性でスタートから5分で失点してしまうし、悪い試合のはじめかただった。

だが、その後はだんだんとアーセナルも試合に入っていくことができるようになった。

今シーズンのアーセナルの課題のひとつはチャンスクリエイションなのだけど、この試合に関しては、かなりチャンスをつくっていただろう。相手が、中央をきっちり閉めるなかでも、根気よくビルドアップして機会をつくったし、アグレッシヴなプレッシングから何度もショートカウンターを発動した。とくに、ハヴァーツのタックルは毎回アグレッシヴでよかった(※ground duels 7/15)。

後半は、相手のトトナムばりの極端なハイラインに対して、スルーボールでその裏を狙うやりかたを徹底していて、それがかなりうまくいっていたようにも観えた。本来なら、ホームチームはあそこで罰せられていなければいけなかったはず。だが、そうはならず。

今回の敗因はいわゆるエンドプロダクトというやつ。シュートがネットに入らない。とくにオーデガードが、あんなふうに外してくれるとは。彼が右足だったらなあ、というチャンスもあった。彼だけでなく、ジェズースもサカも。

シュートというか、シュート前もか。いかにもゴールにつながるようなチャンスな状況はつくっているが、なぜかいつもと違ってひとつ前、ふたつ前の最後の詰めが甘い。悪い。試合後のアルテタが云う正確さ。

長いシーズンだから、こういう日もあるさ、みたいに考えるべき試合なのかもしれない。

ただいっぽうでは、つい先日もルートン・タウンに、今年5回めという90+分のウィナーで勝ったように、アーセナルはギリギリで勝っている試合が多すぎるので、最後の最後で帳尻を合わすことができなければ、結局こうなってしまうのはいずれ避けられなかったのかもしれない。毎回それをやるなんて無理なんだから。

まあ、今回は最後のアレがゴールとして認められていれば、またしてもそれをやったことになったのだけど。

忘れちゃならないのが今回も<おそまつVAR事案>として記憶されるような試合になったこと。それも複数ある。

ひとつは46分のDouglas Luizのジェズースへのペン疑惑。ジェズースはファウルをもらいに行っているように観えなくもないが、Luizの足はボールには全然届いていないし、彼の足がジェズースの足にひっかかっているようにも観える。

それと、87分のDiego Carlosのエンケティアへの肘打ち。ニューカッスルでBruno Gがジョルジーニョにやったやつみたいな、オフザボールでの暴力行為。後ろ側アングルからの映像では、彼は明らかに腕を上げてエルボーがエンケティアの顔面をヒットしているので、どう観てもレッドカード事案。イエローで済ませてはいけないやつだが、アーセナル相手だとなぜか許されるらしい。

これについては、r/soccer(※redditのフットボール全般板)でも「これはレッドカード」とアーセナルに同情的な声が多く観られた。そこには、アーセナルのライヴァルクラブのファンからの支持もたくさんある。ヴィラサポーターやToTサポーターすらいる。なんでもDiego Carlosというやからは、ToTでも似たようなことをやったのだとか。

Diego Carlos elbows Nketiah in the face
byu/RevertBackwards insoccer

あとは、もちろん89分のエンケティアのゴールがVARで認められなかったもの。

VARでハヴァーツの腕にボールが当たっているからというハンドボール理由でゴールは認められなかったが、そもそも相手DF(Matty Cash)の腕にも当たっているんだが、という。彼の故意性を認めないなら、ハヴァーツの故意性も認めるべきではないのでは?

さもありなん。

あの元名古屋グランパスのギャリー・リネカー氏も、「VARで試合がダメになっていく」と嘆く。

それはそれとして。

やっぱりアーセナルでは、こういうことが多すぎるんじゃないだろうか。ひいきチームだから、自分でも被害妄想かもと思うことだってあるが、くだんのr/soccerのサブなどを観ていても、やっぱりアーセナルに対するレフのバイアスはあるんじゃないかと思えてくる。そもそも今回のアルテタのタッチラインバンだって、彼にだけ厳しすぎるじゃないか。

ニューカッスルにひきつづき、このアストン・ヴィラでも、アーセナルはレフに試合を奪われたと思えるような、たいへんに後味の悪い試合となった。

レフリーのアーセナルへのバイアスはヴェンゲル時代からとも云われるが、PGMOLは、まじでなにかアーセナルに恨みでもあるのかね。

 

で、結論としては、そういう理不尽なフラストレイションがありつつ、今回もまた、それでもこの試合でアーセナルがふさわしかったのは、せいぜいドロウという現実にげんなりもしている。

ヴィラはいいチームだったし、あのようなチームを築いたエメリも優秀だと思うが、当然ながらニューカッスルもヴィラもここ数年のシティ/リヴァプールのレヴェルではない。われらもそう。

だが、いまのアーセナルでも、今回は文句なしに勝たなきゃいけない試合だったし、あの内容ならそれもできた。でもできなかったのが現実。だから、その確度をさらに高めるためにも、こういう試合に勝つためのチームをつくらないといけないと思う。

足りないピースは?

 

この試合については以上

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