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【マッチレビュー】24/25 EPL アーセナル vs マンチェスター・ユナイテッド(4/Dec/2024)セットピースゴール炸裂で4連勝

こんにちは。

うーん、試合前に予想/期待していた内容とはだいぶ違ったけれど、試合にはしっかり勝った。ラヤのおかげでクリンシートもキープ。これでアーセナルは4連勝(PL3連勝)。そしてこの結果、アーセナルはマンU相手に史上初の4連勝も記録した。

守備で重要な選手を失い、攻撃も思い通りにいかず、フラストレイションのたまる試合。しかし、それでも勝てる武器がある。セットピース。これもまた強いチームがレジリエンスを発揮したと云っていいのでは。

そして、この日のうれしいニュースは、もはや止められない勢いとさえ観られたリヴァプールがポインツを落としたこと。その差をじわりと縮めた。

試合を振り返ろう。

Arsenal 2-0 Man Utd: Jurrien Timber and William Saliba score from corners as Gunners close gap to Liverpool



アルテタの試合後コメント「すべてのアングルから脅威になれる」

試合直後のアルテタのインタヴュー。AFC公式サイトより。

アルテタ:このクラブをより大きく、よりよく、より効率的にしたすべてがあった。それこそが、われわれがやろうとしていること。歴史あるクラブに対し、とても特別な夜になったと思う。

わたしはチームは素晴らしかったと思う。ステディアムのエナジーも素晴らしかった。だから、このとても大きな勝利を祝えてとてもうれしい。とても納得できる4連勝であり、ふたつゴールを奪い、あまりプレイしていなかった選手もいたにも関わらず失点もなかった。今回もまた、このチームは必要なときは準備ができていることをわたしに示した。

(キヴィオールとジンチェンコ)彼らの毎日のトレインがあった。とくにヤコブはPLで初スタートとなり簡単ではなかったし、アレックスも2回めのスタートに過ぎない。彼らはふたりともあの相手に最高レヴェルでパフォームした。たくさんプレイしていないのはとても難しかったはずなのに。だから、わたしはとても満足しているし、彼らに感謝している。

こういう相手にプレイするときは、深堀りすることが必要になる。われわれはHTにすこし調整して、チームは多少はっきりするようになり、多少効率的になった。シンプルなことをうまくやるようになり、試合も少しオープンになり始めた。オープンプレイからもいくつかのビッグチャンスがあったが、セットピースからふたつ奪った。

われわれは、まったくやられなかったし、スロウインからのアクションでは、われわれはうまくやらなかった。相手にファウルを与えてしまいチャンスをつくらせた。そしてダヴィドがチームを救ってくれた。

試合後の記者会見。AFC公式サイトより。

(パフォーマンスについて……)

アルテタ:とても満足。これは特別な夜だ。このステディアムでの500試合をお祝いし、お互い非常に歴史あるチームとの対戦だった。われわれのプレイ、とくに後半にいくつかのことを調整してからは、いかに説得力があったか。スロッピーなスロウインのあとダヴィドがセイヴしたもの以外は、ほぼやられなかった。たくさんのポジティヴがある。

(アーセナルのセットピースの成功……)

われわれにはそれが必要だ。われわれはどのアングル、どのフェイズのプレイでも、危険かつ効果的になりたかった。われわれはそれに取り組んできた。今日はWHUやスポルティングのときのようにオープンプレイからゴールはできなかったし、チームはどのアングルからでもやれる信念がある。われわれには相手を脅かすメンタリティがあるのだ。

今日はふたつのセットピースで決め、コーナーのたびにコンスタントに脅威があった。

(リーグテーブルのポジションについて……)

HTの時点で自分たちの場所のことは考えなかった。われわれが気にすべきは自分たちのことだ。パフォームして試合に勝つこと。

わたしは、このチームは今日の勝利にふさわしいと思うし、それはとてもよいことで、相手のやることはコントロールできない。試合に勝つかどうかは、誰にとっても非常に難しいことは毎週観ていてわかるはずだ。

(Amorimが云うようにサカとマルティネリでコーナーを奪う戦略がある?……)

われわれは、invertedウィンガーでプレイしているので、相手もインサイドでうまくやるようになる。インサイドにはたくさんのスペイスはない。だから、フルバックのスペイスが大きく開くとき、6や9がいて、そこでアウトサイドへ行ける。

だから、われわれはすべてのアングルを見る必要がある。相手がなにをやるか。どこが弱点になりうるか。そして、どこが使える相手の弱点か。

(アーセナルのコーナーでサポーターが緊張感を煽る……)

ステディアムの反応はわれわれが計画しなかったことだ。なぜなら、彼らにはチームのハイプレスやボールを持っているときも同じように信念があるから。彼らはチームに何ができるかを知っている。

それがつくるのは、つながりと信念で、それがあれば選手がもたらすことは楽になる。あのノイズがよきことをつくるのだ。そして相手には困難をもたらす。

(アーセナルのセットピースの着実な進化……)

たしか去年のわれわれはクラブ史上もっともゴールを決めたはず。それはセットピースだけでなく、ほかのこともたくさんある。

われわれは個人の時間をつくりたいし、マジックをつくりたい。多くの選手が自分たちのゴールを生み出せる。ショートカウンター、ロングカウンター、スロウビルドアップでゴールできる。リスタートでも、相手をオープンにさせてでも。

すべてのプレイのフェイズで、それを最大化すること。そしてそれについて取り組みをつづけ、進歩をつづけることだ。

(リーグ全体へメッセージを送った……)

わからない。われわれは試合に勝つ権利を得たかっただけで、もしわれわれがいまやっているようにパフォームするなら、たくさんの試合には勝てるだろう。

しかし、ここからはアウェイのフラムだ。昨シーズンの経験はおぼえている。試合に勝つ権利を得るためによく準備をしなければならないし、それをつづけるだけ。あとのことは知らない。

(キヴィオールとジンチェンコの今夜のパフォーマンス……)

ヤコブとアレックスを大いに称賛する。ヤコブはしばらくぶりで初めてのスタートだったと思うし、ああいう相手、ああいう選手の前に出せねばならなかった。同じことはアレックスにも云える。

彼らは、ほんとうに素晴らしかった。われわれは彼らを信頼している。準備もよくしていた。そして機会を得てそれを両手でしっかりつかんだ。チームにとってとても喜ばしいこと。

(ガブリエルとカラフィオーリのケガ……)

ガビは今日プレイさせるのは大きなリスクだった。ウェストハムで違和感があった。日曜は可能性はある。リカルドも同じで、彼がこれからどんな反応を示すか観てみよう。

(勝てない時期を乗り越えるスクワッドのレジリエンス……)

勝利への意志がある。それをやるために努力し、全力を尽くしている。その時期にさんざんだったのは事実で、スケジュールや相手もあった。たくさんのことが起き、そんなときこそ反応することだ。

そして、つぎに何をやるか。今日で4連勝しているが、フラムへ行くこととは何の関係もない。だから、彼らよりうまくやり試合に勝つだけだ。

3日ごとのクレイジーなスケジュールで、われわれには全員が必要になるし、メンタリティもとても問われる。

(批判を燃料に使った?……)

わたし個人としては、ノー。チームのことはわからない。そうした仕事への渇望になる燃料は自分にはない。もっとも効率的に、選手たちが楽しんで仕事することを助ける。そして試合に勝つチャンスを彼らにもたらすことだ。

以上

エミレーツ500試合おめでとう。

デクラン・ライスの試合後コメント「自分のベストに戻ってきた」

コーナーでは危険なボールを何度も供給し、アシスト1。ピッチのどこにでも顔を出し印象的な守備も披露。とくに後半のパフォーマンスは、以前のベストの彼が戻ったと評判だった。ライスの試合後インタビュー。AFC公式サイトより。

DR:(コーナー)今晩はいくつかのかなりいいやつがあったね。自分がコーナーを蹴るときはいつも、いいボールになるはずだと思ってる。頭のなかでは、ただ同じスポットに入れることだけを考えている。そしてそれを繰り返し、最後にはゴールが決まる。

今年は一年を通して、ぼくのゴールとアシストは最多になっている。だから、そのことにはとても満足。個人的にはシーズンはスロウスタートになっているが、Euroが長引いたおかげだと思っていて、それで調子が出るまで時間がかかっている。しかし、この数週間で、ぼくもかなり調子が上がってきた。自分のベストに戻ってきた。

今夜は、ぼくは違うエナジーを持っていた。チームの勝利のためになんでもやりたかっただけで、後半には3ポインツのために全力を尽くした。だから興奮している。

(サカがアシスト記録を逃した)彼は怒ってるだろうね! 惜しかった。ぼくも彼のアシストになってほしかった。それは彼にはとても大きなことだから。彼とのアシスト競争はない。ぼくらがいいボールを入れて、ぼくらのでかいCBたちがゴールをつづけてくれれば、なにも問題はない。

(ティンバーが初ゴール)あんなに長いケガから復帰となれば、調子が出るまでしばらくかかるものだ。だが、彼のプレイしているレヴェルはちょっとおかしい。ぼくは、毎日彼を観ているし、彼のコミットメントももたらすものもどんどんよくなっている。彼はとてもいいやつだ。

彼がいまやっているようにパフォームすれば、ファンに愛されるし、選手に愛される。ゴールも決まる。彼のことは、ぼくもうれしい。

PLのMOTM。※BBCとAFCファン投票はサリバ、Skyはティンバーを選出

Ruben Amorimの試合後コメント「セットピースで試合が殺された」

勝ったので。マンUボスの試合後インタビューより。BBC Sport

RA:セットピースが試合を変えた。われわれは、アーセナルのボックスでもっとアグレッシヴになれたかもしれない。セットピースまでは、お互いたくさんのチャンスはない試合だった。セットピースが試合を殺した。

彼らがたくさんの選手をGKの近くに置くことで、GKがボールを競うのはほとんど不可能になる。だが、われわれもなんとか守ろうとした。自分たちももっとよくならねばならないのはわかっていたから。

われわれにはコミットメントがあり、そしてセットピースに敗けた。もしMatthijs [de Ligt] がゴールを決めていたら、勢いは変わっていたかもしれない。われわれもプレイしようとしたが、かなり組織あるチームでゴールは難しい。

わたしは、こちらが試合をコントロールしていたと感じている。後半のセットピースが試合を変えたのだ。

de Ligtといえば、このひと後半失点する直前に足を痛めていて、試合の流れ的に当然ピッチのなかで倒れて時間稼ぎすればいいところを、わざわざギリギリでピッチの外に出ていて、なんて正直者なのかと思ったな。ピッチ外だからレフは試合を止める理由にならず、彼らは一時的にひとり少ない状態にすらなった。彼は、ずる賢いことはしたくなかったのかな? 気に入った!

※コメントくださるかたにお願い
プレヴューエントリでは、試合の結果がわかるようなコメントはお控えください
お互いリスペクトしあって楽しく使いましょう

3 Comments on “【マッチレビュー】24/25 EPL アーセナル vs マンチェスター・ユナイテッド(4/Dec/2024)セットピースゴール炸裂で4連勝

  1. マルティネッリはもう厳しい。チェンさんにすら触れられないw
    トロサールのいいところを吸収してほしいが。

  2. ネルソン君は版元とガナーとは戦えない?
    どのみちケガっちゃったというニュースを見ましたが。。。

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