奇妙な試合だったとしかいいようがない。マンチェスター・ユナイテッドというワールズベストのメガクラブを相手に怒涛のラッシュ。90分近くがむしゃらに殴り続けたにも関わらず、結果は1-3で敗戦。一説によるとxG的には最終スコアは5-2だっという(xGについて詳しくはこちらの過去エントリをご参照)。公式にそんなことをいわせるほど珍しい試合だったということだ。いくつもの予想外が重なったようにも思えて、じつはすべて自業自得というのが非常にアーセナルらしいともいえる一戦だった。 Expected goals? 5-2. Actual goals? 1-3
【マッチプレビュー】17/18EPL アーセナル vs マンチェスター・ユナイテッド (2/12/2017)
ワールドカップの予選組み合わせ発表もあったおかげで、メディアでは一番の注目というふうにもなっていない今日の試合。世が世ならイングランドは上へ下への大騒ぎだったろうに……。 アーセナルにとっては先月のマンシティ戦、ToT戦に引き続いてのビッグマッチ。もはや宿敵といっていいのかどうかわからないが、EPL第15節はマンチェスター・ユナイテッドをエミレーツに迎える。現地夕方、日本時間土曜の26:30(日曜深夜2:30)KO。 リーグテーブルのおさらい。マンUはトップのマンシティを8ポイント差で追う2位。アーセナルはそのマンUを4ポイント差で追走(トップと12ポイント差)。この試合でアーセナルが勝てばマンUに1ポイント差。そう考えるといつの間にかなかなかいいポジションにつけている。しかし後ろの差も詰まっている。負ければトップ4から陥落の可能性も。勝つ以上に負けてはならない試合だ。
【マッチレビュー】17/18EPL アーセナル vs ハダースフィールド (29/11/2017) ひさびさの爆勝
ラカ乙。アーセナルがこんなにリラックスした試合を見せたのはほんとうに久しぶりな気がする。いい意味でも悪い意味でもまるでトレーニングを観ているみたいだった。 開始3分の先制点から2点目はだいぶ時間がかかったものの、結果は5-0の圧勝。まさにケチャップどばどば(ハインツ)。ケチャップって誰が最初にいい始めたんだろうか。やっぱりケイスケ・ホンダなの? フットボール格言としてはかなりよくできてるよなあ。 そしてリーグテーブル。アーセナルは4位、チェルシーに1ポイント差で迫る。あれ?なんか誰かいない?と思ったらToTがバーンリーに抜かれてトップ6圏外(7位)へ。厳しいね。続けて1敗1分をやるだけでこのざまである。それに比べるとアーセナルは11月がんばったよ。シティに負けたのが今になって悔しさがこみ上げる。 Arsenal 5-0 Huddersfield: Mesut Ozil shines for Gunners as Huddersfield ship five at the Emirates
サンティ・カソルラ、またしても手術へ
Oops. おれたちのサンチャゴがまた手術。。 Debido a unas molestias en el tendón que llevaba arrastrando los ultimos dias, he tenido que volver a pasar por el quirofano. Toca retrasar la fecha de vuelta a los terrenos de juego, mantengo la ilusión y motivación para volver a disfrutar de mi gran pasión, el futbol.#football pic.twitter.com/HpYYRd9VyQ — Santi Cazorla (@19SCazorla) 2017年11月29日 カソルラ:何日か前からテンドンがヤバいんだ。だから手術を受けることに決めた。またピッチに戻る時期が遅れちゃうな。希望とモチベーションを忘れないよ。#football なんというか、いたたまれない。涙が出ちゃうぞ。 ボスは1月にカソルラがチームに戻れるかもしれないというコメントをしていたけれど、これで1月の復帰は絶望的だろう。ということはつまり、今季もまたピッチでサンチャゴの姿を見るのは絶望的ということになるのか。 おれたちのサンティはもうすぐ33才(12/13が誕生日)。フットボーラーとしての寿命はどんどん削られていくというのに。彼はほんとうにアーセナルのシャツを着てピッチに戻ることができるのだろうか。 こんなときにぼくが思い出すのは04/05シーズンを最後にチームを去った、インヴィンシブルズを影で支えたブラジル人CM、エドゥ。彼がペナルティキッカーを任されたあの試合、エヴァートン戦。彼は怪我をしていたわけじゃないけれどね。 彼はそのシーズン限りでチームを去ることが決まっていて、ぼくの記憶が確かならば、メモリアルとばかりに普段蹴ることのないペナルティキッカーを任された。そしてGKに触られるも辛くもゴールとなり、無事に得点できたことにほっと安堵する様子を隠さないエドゥと祝福に駆け寄るチームメイトたち。そのシーンが今でも忘れられない。 エドゥはインヴィンシブル時のアーセナルにおいて中心人物ではなかったけれど、こうしてチームメイトたちに愛されていたんだなと目の当たりにして、わりと感動したのを覚えている。スターだけがフットボーラーじゃないんだと。 ティエリ・アンリがハイベリー最終年にペナルティを決めたあとにグラウンドにキスをしたシーンとともに、個人的にいまだに忘れられない。それに比べられるくらい心があたたまるシーンだ。 この動画の最後のペナルティのシーンがそれ。前後がカットされているのでこれだけ見ればただのペナルティの得点シーンだけど。 カソルラがこのままフェードアウトなんて悲しすぎる。彼がもし復帰できるのなら、もちろん第一線での活躍を期待したいけれど、もしそれがダメでも、カソルラの貢献をたたえて、エドゥに行ったようなセレブレーションを行ってほしいし、そういう機会が実施できるくらいにはフィットネスを取り戻してほしいなと思う。 カソルラという選手はそれくらい、いやおそらく彼以上にファンに愛されているのだから。
【マッチプレビュー】17/18EPL アーセナル vs ハダースフィールド (29/11/2017)
久しぶりのミッドウィークのプレミアリーグ。今節のアーセナルはエミレーツにハダースフィールド・タウンを迎える。 すでにミッドウィークの試合が昨日いくつか行われたので暫定順位となるが、アーセナルは現在4位。対するハダースフィールドは13位。もっともこの中位グループもひどい団子状態で13位のハダースフィールドから9位のレスターまでは2ポイントしか差がない。ハダースフィールドがこの試合で3ポイント取るようなことがあると順位がジャンプアップするため、彼らのモチベーションは高いのがやっかいである。 アーセナルは勝てばチェルシーの結果次第では3位に。負ければリヴァプールの結果次第では5位に。なお、ToTがレスターに負けたようで今節彼らに抜かれることはない。 アーセナルはホームでの連勝を続けられるか(EPLでホーム11連勝中)。※12連勝すると2004年ぶりだそう。
「エジルとサンチェスは1月には放出しない」by ヴェンゲル
これには堪らずBBCもブレイキング。 Wenger – Ozil and Alexis will stay in January おうふ。最近ボスから聴いたどのことばよりもショッキング。
アーセナル、ミズリンタットに続いて今度はバルセロナからフットボール・ディレクターをぶっこ抜き
間もなく発表になるはずとのこと。 Arsenal to appoint Barcelona chief Raul Sanllehi アーセナルFCがバルセロナで15年間ディレクター・オブ・フットボール職を務めたというRaul Sanllehi(ラウール・サンレヒ)を獲得。アーセナルは先週にもボルシア・ドルトムントからリクルート部長としてスヴェン・ミズリンタットを招き入れたばかり。ミズリンタットとサンレヒで1月の移籍市場への準備を進めることになるとのこと。
【新旧ストライカー対談】ハリー・ケイン&ティエリ・アンリ【ノースロンドンダービーを控えて】
ホームでのNLDもひとまず終わりすでに旬の時期は過ぎてしまったが、そのノースロンドンダービー関連でSKY SPORTSがティエリ・アンリを聴き手にハリー・ケインのインタビュー企画を行っていた。対談というのは少しウソで、あくまでケインの話をアンリがホストとして聞くという企画である。日本だとお正月とかにテレビでやりそうな感じ。 いま乗りに乗るToTのCFハリー・ケインに、元アーセナルの伝説CFティエリ・アンリが鋭く切り込む。面白そうでしょ? ということで、アーセナルホームでのNLDも終わったタイミングで非常に今更ながら、SKY SPORTSのNissanプレゼンツ「日産マッチゾーン・ケイン&アンリ」をざっくり翻訳してお届け。現役野球部とそのOBという感じで読んでみると味わい深くおすすめ。 Nissan Match Zone: Harry Kane with Thierry Henry
【マッチレビュー】17/18EPL バーンリー vs アーセナル (26/11/2017) 薄氷の連続クリンシート
後半ストッペイジタイムでラムジーがペナルティを獲得。サンチェスが決めて0-1の勝利。90分まで絶対ドローだと思ってた。アウェイで勝ててよかった。 これでEPLのリーグテーブルではまさかの4位浮上。あんなに強いToTやリヴァプールよりも上というのはちょっと申し訳ない気がしてきた。あとバーンリーごめん。 Burnley 0-1 Arsenal: Alexis Sanchez scores late winner from penalty spot
【マッチプレビュー】17/18EPL バーンリー vs アーセナル (26/11/2017)
日曜日のお昼(日本時間日曜23時)に行われるEPLの第13節、アーセナルはバーンリーのターフ・ムーアに乗り込むアウェイマッチ。ここらでEPL全日程(38試合)の1/3を消化したことになる。 おっと、バーンリーってよく知らなかったんだけど現在7位ということで、完全にアーセナルやリヴァプール、ToTと同じ第三グループに入ってる。22ポイント。バーンリーというクラブにしてみればかなり好調なのではないだろうか。もしアーセナルが負けると彼らがぬるりとトップ4に入る可能性も。もちろんアーセナルが勝てば同じくトップ4入りの可能性あり。団子状態である。 ※追記(2017.11.26)土曜日に行われた他クラブの試合の結果、この試合に勝つとアーセナルはToT、リヴァプールを抜いて4位に浮上。
【マッチレビュー】17/18UEL FCケルン vs アーセナル(23/11/2017)
や、ケルン強いじゃん。ブンデスリーガで今季ダントツ最下位といっても、いってみればクリスタルパレスみたいなものだと思えば、ほら。アーセナルが絶対勝てるなんてことはない。 しかし今回もライブ視聴を見逃したんだけど、見逃して正解だったな。あんなグダった気分で清々しい金曜の朝を迎えるなんて無理すぎる。 ぼくは英語コメンタリで観たんだけど、ケルンて英語だとケロンなのね。なんかかわいい響きじゃねえかと思ったらあの国民的アニメのね。 FC Cologne 1-0 Arsenal
最近見かけるようにった「xG(エクスペクテッド・ゴールズ)」とは?
久々にアーセナルと関係ない話題。 フットボールファンおなじみのFour Four Twoにこんな記事が来ており。「Expected Goals(xG)って一体何なの?」。最近よくエクスペクテッド・ゴールズってことばを聞くようになったよねという。 No, seriously: what the heck is expected goals (xG)? こんなビデオが話題らしい。SKYのSoccer SaturdayでJeff Stellingさんという人が「Expected Goalsって何だよ!誰も聞いたこともないのにさらっと持ち出しんじゃねえよ!フットボール史上もっとも無駄!試合はもう終わってんのにexpectedってなんだよ!ふざけんな!」みたいに激昂しているというおもしろ動画。 Jeff Stelling shared his thoughts over the ‘Expected Goals’ statistic at the weekend ???????? pic.twitter.com/SP2MgMuuoQ — Soccer AM (@SoccerAM) 2017年11月21日