今季ここまでのアーセナルの戦いを振り返ると、毎年必ず悩まされている怪我人によるフォームの失速というものがない。最大の要因はリーグとカップでスコッドをまるごと入れ替えるローテーションの成功といえるが、その割には本命のリーグ戦で16試合を消化して5位と決して満足のいく結果を得られていない。 トップとは17ポイント差。2位とは6ポイント差と射程圏内だが、ここ2試合でケアレスミスから5ポイント失っており、好調から一転して相変わらずの不安定さを露呈、またここから調子が上向きそうな気配もない。(※ちなみにこの2試合で5ポイントを取リ逃さなければアーセナルは単独2位に浮上していたようだ) いま、アーセナルに必要なものは何か。 2017年12月、冬の移籍市場オープンを目前に控えたところで、アーセナルの補強ポイントをポジション別にまとめておきたい。GK、DF、MF、FWと4回に分ける予定。まずはGKから。
【マッチレビュー】17/18EPL サウサンプトン vs アーセナル (10/12/2017) 見どころなさすぎて困惑
こういうのを塩試合っていうんですかね。あんまり若者ことばを知らないもので合ってるかわからないけど。 しょっぱいよ。しょっぱすぎる。サウサンプトン相手に開始3分に失点て。阿呆かと。ゴール前バスを停められるだけならまだしも、ボールを失えばしっかり逆襲もされてて。完全に彼らのプラン通りではないか。 開始早々に失点、分厚い守備に手こずる、相手GKを覚醒させる、カウンターでやられるなど既視感満載。アーセナルはマンUに続きまたしても自分たちのミスから効率の悪い試合をした。愚者は同じ失敗を繰り返す。ガナーズにこそそのことばを贈りたい。 武田鉄矢氏の名言に「うじうじ悩むくらいだったら何も考えずにおもてを走ってこい」というのがある。ガナーズの諸君はまず頭を空っぽにする必要があるんじゃないかな。彼らは何かに囚われている。だから実力が発揮できない。AFCは武田鉄矢をメンタルトレーナーに雇うべきだね。
【マッチプレビュー】17/18EPL サウサンプトン vs アーセナル (10/12/2017)
金曜朝にヨーロッパリーグを戦ったと思ったら日曜夜にはもう次の試合。ここしばらくは週末と平日で週に2回の試合を連戦で戦っている。ローテーションが出来ていなかったら、また野戦病院のような状態だったに違いない。今季何が一番珍しいかって怪我人が全然いないことなんだよー!(うれしい悲鳴)。 さて、EPL16節はサウサンプトン戦アウェイマッチ。アーセナルは現在5位、サウサンプトンは現在11位と、両クラブともになかなかふさわしいポジションに収まっている。プレミアリーグのクラブのなかでも、アーセナルがトップ6以外で苦手にしているクラブのひとつがこのサウサンプトン。今季アーセナルのアウェイレコードはさんざんなことになっているが、マンU戦は忘れて今季3つめのアウェイ勝利をもぎ取りたい。
最近のアーセナル移籍ニュース(2017年12月8日)ゴレツカは本当に来るのか
UEFAチャンピオンズリーグ、UEFAヨーロッパリーグがともにグループステージを終え、各クラブともにさらに厳しさを増す次なるステージへ向けて、準備を進めようとしている12月。ファンの最大の関心事のひとつは来月に控えた1月の移籍市場で、アーセナルにとっては史上最悪級といわれた今夏のマーケットでの失態を挽回すべく、より積極的な動きが期待される。ミズリンタットという新しいリクルートのスタッフも入社したしね(サンレヒは来年2月の入社らしい)。また、エジルとサンチェスという2大スターを1月にどうするかという大きな課題も残る。 そんな移籍にまつわるゴシップを中心に最近のアーセナル移籍ニュースをまとめていこう。
【マッチレビュー】17/18UEL アーセナル vs BATEボリソフ (07/12/2017) 快勝でGS終了。UEL決勝トーナメント出場クラブ決定
ミッドウィークの試合ということもあってかつてない空席が目立つスタジアム。しかしながら、ホームで6発大勝。クリンシート。BATEはいうほど弱くなかったしがんばったと思うが、アーセナルの2軍クオリティがそれをことごとく上回った。消化試合ということであまり評価してはいけない試合だとは思う。思うけど、珍しいゴールもいくつかあったりでまあふつうにうれしい。 Arsenal 6-0 Bate Borisov
【マッチプレビュー】17/18UEL アーセナル vs BATEボリソフ (07/12/2017)
いつの間にかUEFAヨーロッパリーグもグループステージ最終戦。アーセナルは最下位BATEボリソフをエミレーツに迎える。 アーセナルはすでにグループ1位を決めており、この試合は紛れもない消化試合。勝とうが負けようが最終結果に影響しない試合だ。とはいえ、先日EPLホームでマンUに負けた影響を引きずりたくないガナーズ。快勝して元のトラックに戻りたい。少なくともマンUに負けないと思われていたあの頃に(実は一週間もたってない)。
「TEAM vs REF」英プレミアリーグ、えこひいきのレフェリーはドイツだ?
昨日のFour Four Two経由。素敵なウェッブサイトを紹介したい。その名も「チーム対レフェリー」。プレミアリーグのフットボールクラブと公式レフェリーの相性を試合結果から評価してくれるサイト。見た目も格闘ゲームみたいなインタフェースでデザインされていて楽しい。音声は……オフがいいかな。職場でクリックしないように気をつけよう。 チームとレフェリーをそれぞれひとつづつ選んで真ん中の「Click to compare(クリックして比べる)」をクリックするだけ。なかなか面白いぞこれ。 Team vs Ref
EPL17/18「ディフェンシブ・エラー」ランキング。アーセナルはなぜ守備でミスをしてしまうのか
いくら得点しても同じ数失点すれば試合には勝てない。得点よりも多く失点すれば負け。だから攻撃と同じように守備が大事なのだ。失点しなければ絶対に負けることはないし、そのとき勝ちたければ得点は最小で済む。合理性だけを追求すれば、とにかく負けたくなければ失点しないこと。これがフットボールというゲームの大原則だ。
【マッチレビュー】17/18EPL アーセナル vs マンチェスター・ユナイテッド (2/12/2017) 奇妙な負け試合
奇妙な試合だったとしかいいようがない。マンチェスター・ユナイテッドというワールズベストのメガクラブを相手に怒涛のラッシュ。90分近くがむしゃらに殴り続けたにも関わらず、結果は1-3で敗戦。一説によるとxG的には最終スコアは5-2だっという(xGについて詳しくはこちらの過去エントリをご参照)。公式にそんなことをいわせるほど珍しい試合だったということだ。いくつもの予想外が重なったようにも思えて、じつはすべて自業自得というのが非常にアーセナルらしいともいえる一戦だった。 Expected goals? 5-2. Actual goals? 1-3
【マッチプレビュー】17/18EPL アーセナル vs マンチェスター・ユナイテッド (2/12/2017)
ワールドカップの予選組み合わせ発表もあったおかげで、メディアでは一番の注目というふうにもなっていない今日の試合。世が世ならイングランドは上へ下への大騒ぎだったろうに……。 アーセナルにとっては先月のマンシティ戦、ToT戦に引き続いてのビッグマッチ。もはや宿敵といっていいのかどうかわからないが、EPL第15節はマンチェスター・ユナイテッドをエミレーツに迎える。現地夕方、日本時間土曜の26:30(日曜深夜2:30)KO。 リーグテーブルのおさらい。マンUはトップのマンシティを8ポイント差で追う2位。アーセナルはそのマンUを4ポイント差で追走(トップと12ポイント差)。この試合でアーセナルが勝てばマンUに1ポイント差。そう考えるといつの間にかなかなかいいポジションにつけている。しかし後ろの差も詰まっている。負ければトップ4から陥落の可能性も。勝つ以上に負けてはならない試合だ。
【マッチレビュー】17/18EPL アーセナル vs ハダースフィールド (29/11/2017) ひさびさの爆勝
ラカ乙。アーセナルがこんなにリラックスした試合を見せたのはほんとうに久しぶりな気がする。いい意味でも悪い意味でもまるでトレーニングを観ているみたいだった。 開始3分の先制点から2点目はだいぶ時間がかかったものの、結果は5-0の圧勝。まさにケチャップどばどば(ハインツ)。ケチャップって誰が最初にいい始めたんだろうか。やっぱりケイスケ・ホンダなの? フットボール格言としてはかなりよくできてるよなあ。 そしてリーグテーブル。アーセナルは4位、チェルシーに1ポイント差で迫る。あれ?なんか誰かいない?と思ったらToTがバーンリーに抜かれてトップ6圏外(7位)へ。厳しいね。続けて1敗1分をやるだけでこのざまである。それに比べるとアーセナルは11月がんばったよ。シティに負けたのが今になって悔しさがこみ上げる。 Arsenal 5-0 Huddersfield: Mesut Ozil shines for Gunners as Huddersfield ship five at the Emirates
サンティ・カソルラ、またしても手術へ
Oops. おれたちのサンチャゴがまた手術。。 Debido a unas molestias en el tendón que llevaba arrastrando los ultimos dias, he tenido que volver a pasar por el quirofano. Toca retrasar la fecha de vuelta a los terrenos de juego, mantengo la ilusión y motivación para volver a disfrutar de mi gran pasión, el futbol.#football pic.twitter.com/HpYYRd9VyQ — Santi Cazorla (@19SCazorla) 2017年11月29日 カソルラ:何日か前からテンドンがヤバいんだ。だから手術を受けることに決めた。またピッチに戻る時期が遅れちゃうな。希望とモチベーションを忘れないよ。#football なんというか、いたたまれない。涙が出ちゃうぞ。 ボスは1月にカソルラがチームに戻れるかもしれないというコメントをしていたけれど、これで1月の復帰は絶望的だろう。ということはつまり、今季もまたピッチでサンチャゴの姿を見るのは絶望的ということになるのか。 おれたちのサンティはもうすぐ33才(12/13が誕生日)。フットボーラーとしての寿命はどんどん削られていくというのに。彼はほんとうにアーセナルのシャツを着てピッチに戻ることができるのだろうか。 こんなときにぼくが思い出すのは04/05シーズンを最後にチームを去った、インヴィンシブルズを影で支えたブラジル人CM、エドゥ。彼がペナルティキッカーを任されたあの試合、エヴァートン戦。彼は怪我をしていたわけじゃないけれどね。 彼はそのシーズン限りでチームを去ることが決まっていて、ぼくの記憶が確かならば、メモリアルとばかりに普段蹴ることのないペナルティキッカーを任された。そしてGKに触られるも辛くもゴールとなり、無事に得点できたことにほっと安堵する様子を隠さないエドゥと祝福に駆け寄るチームメイトたち。そのシーンが今でも忘れられない。 エドゥはインヴィンシブル時のアーセナルにおいて中心人物ではなかったけれど、こうしてチームメイトたちに愛されていたんだなと目の当たりにして、わりと感動したのを覚えている。スターだけがフットボーラーじゃないんだと。 ティエリ・アンリがハイベリー最終年にペナルティを決めたあとにグラウンドにキスをしたシーンとともに、個人的にいまだに忘れられない。それに比べられるくらい心があたたまるシーンだ。 この動画の最後のペナルティのシーンがそれ。前後がカットされているのでこれだけ見ればただのペナルティの得点シーンだけど。 カソルラがこのままフェードアウトなんて悲しすぎる。彼がもし復帰できるのなら、もちろん第一線での活躍を期待したいけれど、もしそれがダメでも、カソルラの貢献をたたえて、エドゥに行ったようなセレブレーションを行ってほしいし、そういう機会が実施できるくらいにはフィットネスを取り戻してほしいなと思う。 カソルラという選手はそれくらい、いやおそらく彼以上にファンに愛されているのだから。