今日お昼に観たあるtweetをRTしたところ、わりと反応があった。 Talks planned in May. Saliba wants a guarantee in his contract to get 80% game time as starter when not injured. https://t.co/ObcUqE2zmj — h. grimes (@es_grimes) April 13, 2022 これによると、クラブとウィリアム・サリバとの交渉(契約延長=新契約)は5月に予定されていて、サリバのほうでは、新契約に「ケガ以外のときの80%スターター保証」を希望しているという。 このtweet主はジャーナリストでもなく、話の確からしさはまったく不明だが、実際サリバは先日フランスNT招集のときのインタヴューで「アーセナルでベンチでは満足できない。スターターとしてプレイしたい」と述べていて、80%のような細かい部分はともかく、似たようなことを考えてクラブに要求してもおかしくはない。 いっぽうで、アルテタがこの要求を受け入れる可能性はあるか? さすがに、難しいんじゃないかと思う。フェアネスのひと、ミケルがここで誰かを特別扱いするとも思えず。「ポジションは競うもの」と正論をぶちかまされるのがオチのような。まあ、それだと交渉が終わってしまうので、お互いの要求をすり合わせて、どこに着地できるか。 このことで、ちょっと思うところがあったので少し書こう。
グラニト・ジャカがはっきりさせたいこと
こんにちは。 『The Players Tribune』のジャカ。いいインタヴューだと話題になっていたので、読んでみたところ、なかなかの内容だった。 Let Me Set a Few Things Straight | By Granit Xhaka ここであらためて振り返られている、2019年のジャカとアーセナルファンとのトラブルなどは、このブログでもさんざん取り上げたし、個人的にはもうあまり興味もなかったが、それ以外にも興味深い事実がいくつか語られている。 今回は、拙訳でこれを紹介しよう。
21-22UCLバイエルン撃破の前にウナイ・エメリが語ったこと
どうも。 アーセナルのファンとしてはなかなかDAZ~Nとした気分が抜けない今日このごろ。外の陽気はすてきなのに気分が…… 個人的には非常に春という感じがする。春はなんだかいつも憂鬱になってしまう。 さて、いっぽうのヨーロッパに目を向けると。まさかまさかでウーナイ・エメリのヴィヤレアルが、UCLのQFという大舞台で、あのFCハリウッドこと(古い)タレント集団バイエルン・ミュニック相手に勝ち抜けを決めてしまった。先週のファーストレグの結果ですでに驚愕だったが、昨日のセカンドレグ(アウェイ)でも逆転を許さず。ラスト16でのユーヴェ撃破につづいて、これはなんという快挙なのか。 ウーナイといえば、イングランドでの残念な18ヶ月で、とくにアーセナルファンにはあまりいい印象を残していないわけだが、その期間(PSG時代も?)を除いては、やはりかなり優秀な結果を残している。今回のことで「トップ4まであと1ポイントだった」とか「チームをELファイナルまで連れて行った」とか、アーセナルのファンのあいだですら、彼についてポジティヴな振り返りがあるほど。 そんないまの彼と、われわれがミケルの下で現在置かれている状況を思うと、ちょっと複雑な心境になってしまう。 また、チーム(クラブ)とコーチ/マネジャーの相性という点でも、これは非常に興味深い事例だなと思う。恵まれた環境と優秀なコーチの組み合わせで、かならず成功が約束されるわけではないという。 そういうわけで、今回はウーナイ・エメリのインタヴューを紹介したい。 これは先週のバイエルンのファーストレグの前に発表されていたインタヴューで、アーセナルについても語っているため、その試合後には紹介しようと思っていたもの。先週彼らがファーストレグでジャイアントキリングをやったあとにアップできず、すっかりタイミングを逃したつもりでいたが、こうなったら、むしろ少し待ってよかったのかもしれない。 今回も要サブスクの『The Athletic』がネタ元ゆえに、記事のすべては訳さず、基本的にウーナイの発言のみとする。また、われわれが興味をひかれなさそうな箇所は割愛する。くわしくは、The Athleticに登録して読もう。 Unai Emery interview: Rebuilding Arsenal, Xhaka captaincy, why he turned down Newcastle and his Champions League dream
【マッチレビュー】21/22EPL アーセナル vs ブライトン&ホーヴ・アルビオン(9/Apr/2022)悔いの残る試合
レヴューエントリが遅くなった。 まさか、こんな試合をやるとは。 もちろん、このような状況ゆえに、試合前から苦しむことも覚悟したが、それにしても、もうちょっとマシなパフォーマンスを観せてくれると思っていた。 この試合結果で、アーセナルのトップ4フィニッシュの望みが急速にしぼんだ。すくなくとも、本命ではなくなった。 まだシーズン終わってないしなに云ってんの?と思うひともいるかもしれない。たしかにそうだ。未消化試合ひとつで3ポインツ稼げば、4位チームに並ぶのだし。でもそれはあくまで紙のうえでの話である。 重要なのは、ここで、このレヴェルの相手にいいところなく2連敗したという事実のほう。ここからみんなよーいどんでフレッシュにスタートするわけではなく、われわれはこの劣悪なフォームを抱えてこれからの残り試合を戦う。ただでさえタフなフィクスチャで、悪いことに、競っている相手はわれわれとは逆にインフォームだ。 以前にも似たような状況を観たような既視感もある。いったいなぜこうなってしまったのか。 試合後は意気消沈してブログを書く元気もなく、もう昨日のPLトップ2の直接対戦で、フットボール世界の関心はとっくに塗り替わっているが、記録として試合を振り返っておこう。 Arteta ‘concerned’ as Brighton beat Arsenal
来シーズン「25人のフルスクワッドを望む」とアルテタ。2022夏の移籍ウィンドウ展望
こんにちは。 昨日のブライトンのプリマッチ会見でアルテタがこんなことを云っていたようで、すこし話題になっている(※オフィシャルサイトの書き起こしにはない発言)。 Mikel Arteta says he’s expecting another busy summer in the transfer window as he plans to increase the squad size to 25. “If you ask me what I want, it’s 22 outfield players and three GKs.” Arsenal currently have 18 outfielders, and three of them are out of contract this summer — Sam …
【マッチプレビュー】21/22EPL アーセナル vs ブライトン&ホーヴ・アルビオン(9/Apr/2022)ヌーノとサンビ
PLのホーム試合はひさしぶりかも?と思ったら、前回のそれは3/17のリヴァプールまで遡る。2週間のIBをはさんでいたので、よけいにひさびさに感じる。 さて、アーセナルのPL30試合めは、ホームにブライトンを迎える。 ブライトンといえば、グレアム・ポッターの下、非常にオーガナイズされた上質なフットボールをやるという印象で、8月のアウェイマッチでも大いに苦しまされた(0-0)。 今回アーセナルはホームとはいえ、タイミング的には、ここで当たりたくなかったほうのチームかもしれない。なぜなら、われらはパレスにあんなふうに敗けてしまって、トップ4フィニッシュのためには、この試合の3ポインツは絶対に絶対に必要なのだから。この試合でもゴールできない時間が長引くと、自分たちでプレッシャーに苛まれかねない。 アーセナルにはさらに悪いことに、キープレイヤーズを欠くスクワッド危機が訪れている真っ最中でもある。昨日の一部報道によると、トマス・パーティはトミヤス同様、復帰は来月になってしまうかもしれない。今月はこのあとまだ3試合(しかもチェルシー、マンU含む)もあるというのに。 未熟なスクワッド、強敵相手、敗けられないプレッシャー。今回もとても簡単な試合にはなりそうにない。チームとしてのほんとうの強さやレジリエンスが試される試合。まさに試練。 試合をプレヴューしてゆこう。
KTはヒザ手術でシーズン終了、トミヤスはさらに10日間、パーティは調査中……。アーセナルはキーメン不在にどう対処する?
パレスの敗けのあと、昨日珍しくアーセナルFCが単独でTeam newsを発表していた。パレス後のファンの心配に反応したものだろうと思われる。 Team news: Tierney, Partey, Tomiyasu ここではクラブのメディカルチームの見解として、以下のことが報告されている。 ティアニー:左ヒザ。3/31のトレイニングセッションで違和感。検査の結果、損傷を確認し手術が必要と判断。術後ただちにリハビリへ。復帰時期はまださだかではないが、彼の今シーズンは終了の見込み パーティ:右大腿。パレス戦で悪化。週末の試合までチェック トミヤス:左ふくらはぎ。2月に負傷してから回復をつづけている。彼のトレイニング復帰は4/16のサウサンプトン後に見込まれている KTは既報どおり。 パーティは、現状はっきりわかるほど重症というわけでもないようで、少し安心した。 問題はトミヤス。ここからさらに10日だと? ありえん。。 アーセナルはこの決定的な期間でのキープレイヤーズの不在に、薄いスクワッドデプスでどう対処していくのか。考えてみよう。
【マッチレビュー】21/22EPL クリスタル・パレス vs アーセナル(4/Apr/2022)忍び寄る不安
まさか、このポジティヴムードのなか、そしてこのクッソ重要な時期に、アーセナルがワーストパフォーマンスをやるとは。毎試合がカップファイナルじゃなかったのか。 アーセナルは5年前もこの場所で3-0敗け。そのときはCLを逃すきっかけになった試合だったという。デジャヴュ。 最近のわれらのフォームからすれば、アウェイとはいえそれなりの試合をやると期待していたのでさすがに面食らった。観るからにインテンシティと集中を欠いていて、これまでとはまるで違うチームのよう。集団食中毒かと思った。 もちろん、この敗戦の理由はパレスがあまりにもよかったというのもある。が、それを考慮してなおアーセナルのパフォーマンスはひどすぎるように見えた。正直びっくりした。 シーズンは残り10試合に突入し、依然として4位のポジションを僅差で競り合っているが、最終的にGDが決め手になってもおかしくない状況で、痛すぎる敗戦とスコアラインだった。 またもちろん、あらたなケガ人問題も。もしかしたら、この敗けそのものより深刻かもしれない。 試合を振り返ろう。 Palace loss ‘not good enough’ for Arsenal – Arteta
【マッチプレビュー】21/22EPL クリスタル・パレス vs アーセナル(4/Apr/2022)好調同士の対戦
どうも。ゆうべはおたのしみでしたね。 なんとチェルシーがホームでブレントフォードに4失点で敗け。そしてマンUもホームでレスターにポインツを落とした。マンUのほうは、翌日にハイライトを観たのだけど、もうレスターの攻撃シーンばかり。VARがなければ彼らはOTで敗けていた。 これは追い風。 そして、先日の試合前プレス会見のあと、アルテタが3月のPLマネジャーオブザマンスに選出されていた。 “My gratitude goes to 𝗲𝘃𝗲𝗿𝘆𝗯𝗼𝗱𝘆 that helped us.” ❤️ – Mikel Arteta pic.twitter.com/PbQSqAwdRB — Arsenal (@Arsenal) April 1, 2022 今シーズン2回EPLのMOTMに選ばれたのは、アルテタとグアルディオラだけ。なんという師弟関係。 「アルテタがクラブのカルチャーをつくっている」とは、最近のアーセナルのファインフォームに関してよく言及されていることで、大勢のコーチやバックルームスタッフを呼んだMOTMの記念写真にも、それがよくあらわれているように思える。この大所帯に方向性を与えて、リーダーシップを取り、それを成功させねばならないのだから、あらためてミケルがやっている仕事というのは、どえらいものだ。 アーセナル界隈は、いまとてもポジティヴなムードがある。 今回のパレス(A)も、必ず3ポインツを取って、このままいい波に乗っていかねばならない。 この試合をプレヴューしてゆこう。
【試合前記者会見】21/22EPL クリスタル・パレス vs アーセナル(4/Apr/2022)「ラムズデイルはダウト。トミヤスはチャンスはある」
PL is back! ……がしかし。土曜にはPLの試合が7試合もあるのに、われらの試合は月曜日とはこれいかに。。しかも極東では火曜だよ。なんというお預け。 さてアーセナルのPL29試合めは、クリスタル・パレス(A)。シーズンを決める残り10試合に突入。 このIB期間中はアーセナルの今後の数試合について、いろんなところで皮算用をやっていた。トップ4フィニッシュするために、この4月にどれだけポインツを稼げるか。 それについてくわしくはのちほどやるとして、この試合もアーセナルとしては当然3ポインツが期待される。なぜなら、4位を競うライヴァルチームなら、ここでポインツを落とさないだろうから。敗けられない。 今回のプレヴューエントリは、試合までまだ時間があるため、アルテタの会見と試合プレヴューと分けよう。 まずは、昨日行われたアルテタの試合前プレスコンファレンスからお伝えする。 Arteta on Palace, Cazorla, tactics: every word
アーセナルの2022夏のFWターゲッツに急浮上。ダーウィン・ヌニェス、コーディ・ガクポ
こんにちは。 冬にPEオバメヤンが退団し、夏にはアレクサンドル・ラカゼットとエディ・エンケティアというふたりのシニアストライカーズも契約切れということで、アーセナルの夏ウィンドウの最大プライオリティはストライカーだと云われている。それもひとりではなく、もしかしたらふたり。 アーセナル界隈では、これまでにも、エヴァトンのDCLやソシエダのアレクサンダー・イサク、リールのジョナサン・デイヴィッドら、何人もストライカー候補の名前が取りざたされてきたが、ここ最近は、このふたりがかなり盛り上がっている。 ベンフィカのダーウィン・ヌニェス(Darwin Núñez)と、PSVのコーディ・ガクポ(Cody Gakpo)。 アーセナルにしか興味がないぼくは、まったく名前すら知らず。いったいどんな選手なのか。調べてみたのでシェアしよう。 まずはベンフィカの“NEWエディソン・カヴァーニ”こと、ダーウィン・ヌニェスから。
アーセナルの次世代を担うふたりの18才。チャーリー・パティーノとマルセロ・フローレス
『GOAL』が毎年発表している、つぎの世代のフットボーラー50人を紹介する企画記事の今年度版“NXGN2022”(※2003年1月以降生まれに限定)が、いまから一週間ほど前にアップされていた。 そのなかで、アーセナルからチャーリー・パティーノ(Charlie Patino)とマルセロ・フローレス(Marcelo Flores)というふたりの18才がランクイン。それぞれ、28位と48位。 パティーノは、今シーズンはトレイニング参加だけでなく、カラバオカップではファーストチームデビューも果たしていて、来シーズンは本格的にファーストチームスクワッドに入っていくともっぱらの評判。デビュー戦でゴールまでしているのは出来すぎなストーリーだった。まさにスター予備軍。 また、フローレスもたびたびファーストチームのトレイニングに参加しており、パティーノに劣らずアカデミーのなかで期待されている選手。また、去年末には、この若さでメキシコNTのシニアスクワッドに招集されたことからも、非常に将来有望な選手だということがわかる。 GOALがこの記事の関連で、ふたりにインタヴューをしていたので(チャールズ・ワッツ)、今回はそちらを紹介したい。
最近のアーセナルはいかにして強くなっていったか
こんにちは。 ミケル・アルテタの40才インタヴューは、いまのチームの好調さに対する充実感があらわれた、とてもポジティヴな内容だった。「いまが人生のプライム」などと云えるタイミングは、困難な仕事であればあるほど、なかなかあるものではないだろうに。 それにしても、ファンを絶望のどん底に突き落とした今シーズン3連敗スタートから、われわれは現在の位置までよく来れたものである。それはほんとうに驚く。 いったいアルテタは、どうやってこのチームの競争力を高められたのか。それについて『The Analyst』が、データをまじえてとても興味深い記事をアップしていたので、今回はそれをシェアしたい。 Project Arteta: How Arsenal Went From Bottom of the League to Top-Four Favourites 「プロジェクト・アルテタ:アーセナルはいかにしてリーグボトムからトップ4の有力候補になったか」 おもしろそうでしょう?
ミケル・アルテタ40才のロングインタヴュー「いま人生でもっともいいときを過ごしている」
こんにちは。長いIBをいかがお過ごし。 さて先日、アーセナルFCのマネジャー、ミケル・アルテタが40才の誕生日を迎えた。 Happy birthday, Mikel! 🎂 🎶 “We’ve got super Mik’ Arteta. He knows exactly what we need” 🎶 pic.twitter.com/MTz5P9ICKr — Arsenal (@Arsenal) March 26, 2022 まだ40とは。PLで最年少マネジャー。チームの平均年齢もリーグでもっとも若い。若さはじける。 現在アーセナルは、テーブルでもトップ4フィニッシュを狙えるポジションにつけていて、ミケルもプロジェクトの進捗には手応えを感じている様子。こういったタイミングと自身の節目が重なったのはよかった。これが悪い時期なら、みんなリーダーの誕生日なんて祝う気分になれなかったろうから。そういう時期は長らくあった。 今回は、そんなミケル・アルテタのインタヴューを訳してみよう。
マナトミの反応
どうも。 昨日なにげなくtweetした、マナ・イワブチのインタヴューの発言がぼくのtwitterでは過去最高の反応になった。 岩渕真奈「たまに(トミヤスと)みんなで食事に行ったり。彼がいてくれてほんとにすごく助かってる。日本語で話しやすいし、かなり楽。お互いに助け合って励まし合ってる。だんだんお互いのこともわかるようになってきて、わたしはTomiがここにいてくれてかなり助かってる」https://t.co/ix8gBeCCcP — The AFC-Chan 🇺🇦 (@NewArsenalShirt) March 23, 2022 たくさんのひとがLIKEやRTをしてくれた。日本サッカーの人気者ふたりであるだけに、アーセナルのファンだけにとどまらない広い関心を集めている。そして、その反応を観ていると、どうもそこにロマンティックなサムシングを感じているひとが多いようだった。 自分としては、最初にこの記事を観たときには、そこまでロマンスの気配を感じはしなかったので、へえと思ったのだが、もしかしておれの訳がそう感じさせたのかと不安になった。でもあらためて原文とくらべてもそこまで間違った訳でもないだろうと思う。むしろ、どちらかといえば、そうならないようにしたくらい。