これはキツい。
試合を振り返ろう。
Man City go top with win over title rivals Arsenal
アルテタの試合後コメント「試合を相手に渡してしまった」
試合直後のアルテタのインタヴュー。AFCオフィシャルサイトのトランスクリプトより。
アルテタ:プレイするにはすごい雰囲気で、大きな戦いだった。多くの時間でバトルがあったし、こちらが勝てていると感じたときも多かった。そしてそれを投げ捨てたのだ。われわれが喫したゴールは非常に残念なものだ。われわれは3ゴールをあげてしまった。またこちらのビッグチャンスは決めることができず。
なにも与えてはいけないのだ。3ゴール。シティ相手にそれはいけない。それをやれば100回のうち99回は試合に敗ける。そしてこちらにも大きな大きなチャンスが3つあったが、それを決めない。そうなれば、勝つチャンスはゼロ。
おそらく世界でベストのチームを相手にして、今日のわれわれのレヴェルは誇らしかった。いまの選手たちでもあのレヴェルでプレイができる。われわれはあのレヴェルと戦えていた。信じてほしいのは、あのチーム相手にやるのはほんとうに難しいんだ。
(2位に転落)どのチームにもまだまだ長いマラソンがある。土曜には、また大きなバトルが待っているし、これを継続していく。われわれに必要なのは、ボックスでの効率を改善すること。そこは間違いない。もっとポインツがほしい。
雰囲気は試合の始めから電撃的だった。それがチームを鼓舞した。彼らには期待してほしかったし、楽しんでほしかった。だが、残念だ。われわれも彼らのためにポインツがほしかったから。
試合後のプレスコンファレンス。AFCオフィシャルサイトより。
(シティのゴールにつながったふたつのエラーズ……)
アルテタ:フラストレイションだ。あのレヴェルでプレイするのは、普通じゃないほどの難しさで、相手には勝つためのプレイを強いられる。われわれはそれをやれていたと思うし、多くの時間では相手と互角だった。だが、あのように3失点するようなら。試合を相手に渡してしまい、とくにこちらもビッグチャンスを決められなければ。彼らに対してエラーできるマージンはほとんどゼロだ。こちらもよかっただけに、残念でならない。
(スクワッドの士気をどう高く維持する?……)
前へ進むことだ。なぜ試合に敗けたのかを理解すること。われわれは敗けたのだ。敗けたのだと思う。前へ進まねばならないのは、パフォーマンスはたしかにそこにあったからだ。あのレヴェルでプレイするチーム、そこに到達するようプレイせねばならない。今回は困難にもかかわらず、選手たちはかなりよくやった。
雰囲気も素晴らしかった。ポインツを取れなかったことが残念だ。
(セカンドハーフはマンシティがコントロールした……)
おそらくはコンビネイションだ。われわれはたくさん単純なことをしくじったし、自分たち自身でトラブルに陥った。ガブリエルがいないのに、すぐにフリーキックをやり自分たちで突如トラブルに陥った。ボールを渡してしまったのは、ゴールが脅かされたくないなら、ありえないエリアだった。
(トーマス・パーティのケガがチームに影響した?……)
わからない。起きたことだ。それもフットボール。いい訳はない。わたしは、ジョルジがとてもいいプレイをしていたと思う。トマスはどれほど悪いのかあとでチェックする必要がある。
(トーマスのフィットネス判断はどれほど遅かったので?……)
非常に遅かった。非常に非常に遅かった。
(バックからのプレイが高くついた?……)
エラーが起きるのもわれわれのリスクの一部で、リスクとリウォードが共通理解であり、われわれがやらねばならないことだ。やらねばならないことを理解していなかったのは、セカンドハーフ。相手がフォーメイションを変更し違うシェイプになったとき。
だが、われわれも彼らに対して問題を起こしたし、それはつねにバランスでもある。
(エデルソンは2枚めのイエロウカードを出されるべきだった?……)
わからない。そこは観ていなかった。それは済んだことで、もうできることはなにもない。
(最近のスクワッドローテイションの不足がセカンドハーフに高くついた?……)
いいえ。
(マンシティの経験が試合を決めた?……)
経験かどうかはわからない。あるいは不運かも。わたしはトミヤスがやったバックパスは、この7年間で観たことがないし、今日彼はそれをやった。それも試合の一部だ。彼らのクオリティなら当然罰せられる。
(試合後のタケヒロ・トミヤスの様子は?……)
全員が落ち込んでいる。もっとうまくやれたし、違う結果も得られたと感じているから。自分たちで試合を渡してしまった。
(トミヤスがホワイトより優先されたのはなぜ?……)
リヴァプールで彼がプレイした勝ったときも、同じ議論があった。
(この敗戦で今後の選手選びはどうなる?……)
ポインツを得なければならない。パフォーマンスはできているのだから。間違いなく、あのチームに対して今日われわれがやったこと、信じてほしい、これは彼らが望んだ試合ではなかった。われわれがほしかったのはポインツで、それができず、最後には試合はふたつのボックスで決まってしまった。
今日のわれわれは与えすぎたし、容赦なくチャンスをコンヴァートすることをしなかった。チームはそこを進歩させる必要がある。
(テーブルで2位になったことは心理的不利になる?……)
心理的にはまだマラソンだ。まだまだこれからが長い。わたしはそれを最初から云っていたし、3ヶ月前も、今日も云う。つまり、もっとも重要なことはわれわれが明日はどうかということ。それに集中する。なぜなら、ほかのことは、なにが起きるかわからないのだから。
(マンシティはセカンドハーフには高くプッシュするようになった……)
イエス。それが彼らのやることだ。
以上
マーティン・オーデガードの試合後コメント「自分たちも悪くなかったがゴール前で十分ではなかった」
AFCオフィシャルサイトより。
MØ:まだ長い道のりがあるとわかっている。勝った試合では毎回そんなふうにみんなで話している。ぼくらは、落ち着く必要がある。ハードにワークをつづけて、試合づつやっていくこと。敗けても同じ。土曜にはカムバックする必要があるし、また勝たないと。そこが問題だ。
いいことは、つぎの試合がすぐに来ること。チップを変えて、つぎの試合に臨む。
ふたつのいいチームによるいい試合だった。信じられないほどの雰囲気も。
プレイするのはナイスだったけど、もちろん結果には不満。ぼくらもたくさんいいプレイをしていたが、ゴール前で十分じゃなかった。フラストレイティングだが、同時にたくさんいいこともやったのだから、そこを観ていくべき。
HTには、みんながよくやっていると感じていたと思う。プレイするスペイスもかなりあった。いくつかのことを調整すればいいだけだった。概ね、ぼくらのプレイはまあまあだったと思う。だが、ゴール前ではOKではだめだった。
今日来てくれたみんなには感謝したい。チームを助けてくれたことにも。みんなにあげられるよう、これからもハードワークしていくので、土曜にはハッピーにしたい。
こんばんは。
今日の敗戦は物凄い悔しいものでしたが、同時に敗戦には納得感がありました。
明らかにシティの方が戦術的に試合巧者だったと。
戦前、シティが対等以上の相手にどうアプローチするのか興味があってそこに注目して見ていました。特に我々はこの数年は無慈悲なシティにチンチンにされてきたので、チンチンにできないだろうクオリティのある我ら相手にどうするのか?と。
前半、シティは立ち上がりこそハイプレスをかけてきましたが、時間と共にミドルサードのプレッシングに移行、中央のスペースを消し、ボールはサイドへ。奪ったらショートカウンターという形を繰り返していました。サカはベルナルドシルヴァに質的優位があり、一方左のマルティネッリはウォーカーとの対面に苦しんでいました。
後半、シティはミドルサードのプレスからハイプレスに移行、サカに荒らされていた左サイドをアカンジを入れて修正、それまでの可変システムから4−3−3に固定し、前半狙っていた左サイド(トミ、サリバ)ではなく、より攻略しやすい右サイド(ジンチェンコ、ガビ)をターゲットにしてきました。おそらく前半にハーランドがサリバとバトルしていたのも、後半のガビとの勝負に慣れさせないためと思われます。
結果はまんまとシティの策略にハマり、ミスがらみもあって失点。
自分はこの敗戦を経験や若さで片付けるべきではないと思っています。なぜならペップは勝つためのプランを周到に準備し、その通りに選手が実行して勝利を収めていたから。
確かにアルテタのチームにははっきりとしたコンセプトがあり、相互理解があります。選手のクオリティもある。それは素晴らしい。
ただここから先に進むには選手の経験も勿論ですが、戦術的な深み、柔軟性が絶対に必要です。今回シティにあってアーセナルに無かったもの。
アルテタは試合中の戦術変更や修正が極端に少ないです。あれ?なんか今日怪しいな、と思ったらその通り勝てないことがよくある気がします。
今回のシティとの一戦における勝敗の差はまぎれもなくそこ(戦術的な柔軟性)にあったと思っています。
結構SNSなんかを見ると戦えていた!という意見が多かったです。ただ、自分はそうは思わなかった。まだシティの掌で転がされていただけ、チンチンとまでは言わないけど負けるべくして負けたと思っていたので、そのように思われている方もいるかもしれないと思い、長文駄文ながらコメントさせていただきました。
あと、ジャカとマルティネッリは明らかにコンディションが落ちているので、そこも別の誰かに任せた方がよいような気がします。
シティは試行錯誤のすえ、ジェズスよりもやはりひとりで30点取れるハーランドだとなったわけだけど、アーセナルには別の結論に辿り着いてほしい気もする。たとえ20点取れる選手がいなくともチームで100点取れるチームが見てみたい。
シティは思った以上に狡猾でしたね
とは言え1.2年前の方が強かった気もするのでタイトルレース脱落しないよう勝ち点重ねればチャンスはあるかなと
マルティネリのサブはトロサールいますがジャカは誰が代役やるのか。スミスロウくらいしか思いつかない
オーデガードの顎ペンペンと、ジンチェンコのダッシュ駆け寄り、
ホントに胸アツでした。
冨安、しっかり切り替えて、攻撃面でも守備でも輝いてました。
フリーのギュンドアンに詰めた後、グリーリッシュのシュートブロックへのシーンは凄かった。(決められたけど・・・)
あのチームワークがあれば、まだまだ進化できるはず。
まずはエメリに泣いてもらいましょう。
COYG!
ラム爺さんと意見が似ています。
シティの失点パターンはほぼ、カウンターを含む速攻です。
そもそもサッカーで最も得点効率の高い攻撃が速攻であり、
中でもカウンターが最も有効であるのは普遍的な事実ですので、
格上の相手には速攻の精度と成功率を上げる必要があります。
今季のアーセナルは縦に遅く、速攻での得点が少ないです。
昨季いくつも決まっていた速攻が出来なくなっています。
ホームでシティ相手にボール持って回せたからOKみたいな考えは時代遅れです。
残るAシティ戦やELのアウェー戦など複数失点を前提に考えれば、
回してるんだか回させられてるんだか微妙な手数を掛けた攻撃を減らし、
ボールを持てなくても効率的に得点する必要があります。
もちろんポゼッションによる時間の浪費は、
「いつも複数得点取れてほぼ全て勝てる前提」があるなら有効な手段ですが、
それだけじゃ欧州カップを取れないのはシティが証明しています。
今季PSVやManUアウェーも落としてるわけで、
今後どれだけやれるかは戦術の柔軟性と幅によるでしょう。
これまでは運もあって首位でいたと考えるべきです。