すこし前に、元ガナーで、現在もリーグアンのモナコでプレイするセスク・ファブレガス氏(34)が、twitterユーザにこんな質問を投げかけていた。 What is the biggest difference between the modern day player and the players of the last 10/15 years? Opinions please. — Cesc Fàbregas Soler (@cesc4official) November 5, 2021 ファブレガス:最近の選手たちと、この10-15年くらいの選手たちとのいちばんの違いはなんだろうね? ご意見をどうぞ。 このtweetをみかけたとき、なかなかおもしろげな問いかけであるなと感じたものだが、その後リプライは大いに盛り上がっていた。 もちろん10-15年前のセスクといえば、アーセナルがもっとも創造性豊かだったときのNo.10であり(※彼は2011年にバルサ復帰)、ある意味前時代を象徴する選手。その時代の変化をダイレクトに肌で感じている彼のような選手が、いまこうした質問を投げかけたこともまた興味深い。 とくに反応の多いものや、目についたリプライを取り上げてみよう。
【マッチレビュー】21/22EPL アーセナル vs ワトフォード(7/Nov/2021)ついに5位
アルテタのアーセナル100試合めは順当に勝利。 Job done. ∠(`・ω・´) 最後はけっこう危なかったし、ここ2試合で垣間見せたようなベストパフォーマンスとまではいかなかったものの、1得点しかできなかったことが残念(あるいは奇妙?)という内容でもあり、チームはひきつづきいいムードを維持している。 これでアーセナルはPLで8試合敗けなし(W6 D2。すべてのコンペティションでは10試合敗けなしW8 D2)。リーグテーブルでもついにトップ5に入った。これは期待しちゃってもいいんだろうか? 試合を振り返ろう。 Arsenal players lacked respect – Ranieri
ミケル・アルテタの100試合。アーセナルライフを振り返るロングインタヴュー
今晩のPLワトフォード(H)は、2019年12月にアーセナルに来たミケル・アルテタにとって、記念となる100試合めということで、クラブ周辺はお祝いムードとなっている。 その試合を前に、オフィシャルサイトに彼のロングインタヴューが掲載されていたので、読むついでにざっくり訳してみよう。拙訳で失礼。 ‘I felt energised, like vitamins through my veins’ 映像はなんと30分もある。。 インタヴュワーは、アーセナルファンにはおなじみのジャーナリスト/ライターのエイミー・ロウレンス氏。 彼女は、たしか、10代のころからアーセナルのファンジンをつくっていたというハードコアなグーナーでもあり、いわばわれらの大先輩ですな。ふしめのミケルに話を聴くにふさわしい人選。グッドジョブAFC。 ではHere we go.
【マッチプレビュー】21/22EPL アーセナル vs ワトフォード(7/Nov/2021)ミケルの100試合
先日のサカのプレイ100試合につづき、今度はミケルのマネジ100試合という節目の試合。 アーセナルのMD11は、ワトフォードをエミレーツに迎える。 現在アーセナルはPLで7試合無敗(W5 D2)と結果を出していて、直近2試合は内容も改善し始めたように見える。チームの精神状態はまさに秋晴れといったところか。 昨今はもはやPLではどんな相手も難しいといわれつつも、現状のアーセナルのフォームも加味すると、今回のホームでのワトフォードは、シーズン38試合中ではもっともイージーな試合のひとつになりそう。 フットボールワールドはこの試合のあと2週間のインターナショナルブレイクに入る。100%出し切って勝たねばならぬ。 試合をプレヴューしてゆこう。
オーナーは金をつかい続けろ?
今回のエントリは、先日見かけた『BBC Sports』の興味深い記事を元ネタに。 Do Newcastle need to spend £1bn to reach top four? 「ニューカッスルがチャンピオンズリーグに出場するためには£1bnの投資が必要?」 新しい金満オーナーがニューカッスルを買収したことは、すでにご存知のとおり。新しいオーナーがサウジ系ということで各所でいろいろ反発もあったようだが、結局ここまでは彼らがオーナーとして認可されないというような大きな動きはなく、英国に新たな金満メガクラブが誕生することは必至。最近では、彼らの選手補強やマネジャーの噂もよく見かけるようになっている(新しいニュースとしては新マネジャーはエディ・ハウに決まったとか)。 BBCの記事では、今後ニューカッスルがPLにおける金満先輩のチェルシーやマンシティのようになるには、どのようなオーナー行動が求められるか、これまでの実績をもとに考察している。 基本的にニューカッスルと成功したPLの金満クラブの記事なので、アーセナルFCのことはまったく触れられていないが、ようやくオーナー投資が始まったり、買収話もしばしば持ち上がるアーセナルもまるで他人事というわけでもない。アーセナルのファンにとっても、金満クラブの金の使い方や、新たなライヴァルになる可能性のあるニューカッスルの動向も興味深いものだと思う。 この記事をざっくり紹介しよう。
シーズン1/4が終了。アーセナル好調のカギは5人の新顔【2021秋】
こんにちは。「なにもかもアーセナル」で検索して来てくれたひともこんにちは。 先週末のPLレスター(A)がアーセナルのマッチデイ10だったということで、2021-22シーズンも38試合中の1/4を消化したことに。 今週ミドウィークは試合もなくヒマなためか、アーセナル界隈ではここまでのシーズン1/4を振り返るような話題がちらほら見られている。 当ブログもそれにあやかって、軽くここまでのシーズン振り返りたい。とくに2021夏に新加入した5人について。 この5人は、ここまで期待以上、というかそれをだいぶ上回るパフォーマンスを見せていることは、アーセナルファンのぼくらみんなが毎週目撃しているとおり。 もちろんそれぞれ苦しんだ試合もいくつかあったものの、概ね思っていたよりもずっと好印象で、そのことには誰も異論はないだろうと思う。ぼくも正直、この早い段階で彼らがここまでフィットするとは思っていなかった。しかも、貢献度には大小あれど、5人そろって印象的なパフォーマンスを見せているということが驚き。とくにトミヤスを始め、今年からイングランドに来た選手たちは、リーグのインテンシティなどへの適応もここまでとくに問題になっていない。 大金をかけて若い選手ばかり獲得し<即戦力がいない>とだいぶ懐疑的に見られていたところもあった夏の移籍戦略も、いまではかなり見直されているのではなかろうか。こうした野心的ともいえるプロジェクトがここまでは大いに報われていて、いまいちばんほっとしているのは、エドゥかもしれない。
【マッチレビュー】21/22EPL レスター・シティ vs アーセナル(30/Oct/2021)ラムズデイルの驚愕セイヴ。アーセナルのグッドフォームつづく
アウェイで勝った。そしてこれでPLスタートの3連敗以降、アーセナルはすべてのコンペティションで9戦無敗(W7 D2)。GDは+13。 今週はわれらも勝ったし、AFC女子もFAカップファイナルに進出したし、PLのライヴァルたちの結果もまあまあよかったりと、ファンにはとてもナイスな週末だった。 試合を振り返ろう。 Resurgent Arsenal win at Leicester
【マッチプレビュー】21/22EPL レスター・シティ vs アーセナル(30/Oct/2021)ESRの進化
ミドウィークのリーグカップで2-0勝利して、8戦無敗(すべてのコンペティション)というグッドフォームなアーセナル。 今月に入ってからPLブライトン、パレスとふたつのドロウが連続したときは、そのあまりにも不甲斐ないパフォーマンスに、大いにアルテタの今後を悲観したものだが、ファンとしてはまた少し気分を持ち直してきたというところか。 こうして、また懲りずに「ミケルサイクル」にハマっていくという。。 さて、今回の対戦相手はレスター・シティ(A)。 もちろんレスターといえば、近年の成長いちじるしく、PLでも毎年の上位フィニッシュが当たり前になってきた。いまやビッグ6につづくセカンドグループの筆頭というチーム。ミッドテーブルに沈むアーセナルがトップ6を狙ううえでは、まさに直接のライヴァルで、シーズン序盤のハイライトになりそうな試合。伸るか反るかのビッグテスト。 この試合をプレヴューしてゆこう。
【マッチレビュー】21/22カラバオカップ アーセナル vs リーズ(26/Oct/2021)任務完了。8戦無敗でクウォーターファイナルへ
試合に勝ったのでもちろんうれしいけれど、あの内容なら勝てなければ相当フラストレイションがたまっていただろう。そんな試合。 アーセナルのパフォーマンスはいいところも悪いところもあって全体的に及第点という感じで、リーズのほうは正直あまり集中力を感じない雑なプレイが多い印象だった。ひとことで云えば、リーグカップっぽい大味な試合だったなと。 これでアーセナルはカラバオカップもQF(ラスト8)へ進出。チャンスのない選手たちにプレイの機会を与えて健全なスクワッドを維持するためにも、カラバオカップでつぎのラウンドに進むことは非常に重要だった。ひとまず任務完了である。 ∠(`・ω・´) オツカレチャン そしてわれらがガナーズは連勝にくわえ、これですべてのコンペティションで8戦無敗(W6 D2 L0)。先日のPLアストン・ヴィラでの快勝から勢いをキープできている。つづけていかないと。 では試合を振り返ろう。 Arsenal beat Leeds to reach last eight
【マッチプレビュー】21/22カラバオカップ アーセナル vs リーズ(26/Oct/2021)4-4-2?
こんにちは。 今週のミドウィークはEFLカップ(カラバオカップ)。アーセナルはホームにリーズ・ユナイテッドを迎える。 4thラウンドでまだチャンピオンシップのクラブがいくつも残っていることを考えると、ここでわれらがリーズを引いたことはあまりラッキーではないものの、6戦無敗のいまの勢い(ムード)なら、なんとかしてくれそうな気はする。先月のカラバオカップ・ウィンブルドンを含めれば、われらは現在7戦無敗(W5 D2)というフォームである。 もっとも、カラバオカップはヨーロッパのないアーセナルにとっては、非レギュラーな選手たちがプレイできる数少ない機会ということで、リーグの試合とは大幅なスクワッドの入れ替えが予想される。 それでもアーセナルは一貫性を見せてこのフォームを維持できるのか、またふだんあまりプレイできない選手がレギュラーに名乗りを上げるのか。注目したい。 今日の試合をプレヴューしてゆこう。
【マッチレビュー】21/22EPL アーセナル vs アストン・ヴィラ(22/Oct/2021)支持率アップ
アーセナルファンの皆さまにおかれては、すてきな週末をいかがお過ごし。 東京は昨日も今日も秋晴れで、すがすがしいことこのうえなく。ぼくも昨日は久しぶりに半日ばかりソロサイクリングをしておりました。 いやあ、すがすがしい。 フェアにいえば、試合のなかでは、90分最高だったわけでもないわけだが、1日たっても残るのは充実した余韻。ほんとに久しぶりに観ていてワクワクするパフォーマンスでちゃんと結果も出した。 これはさすがにミケルの支持率もアップしちゃうなと。 試合を振り返ろう。 Arsenal hit three past lacklustre Villa
【マッチプレビュー】21/22EPL アーセナル vs アストン・ヴィラ(22/Oct/2021)ラカゼット復活?
キックオフは現地はフライデイナイトで、われらは今回も朝4:00。極東のファンになんて優しくないクラブなんだ! PL5試合無敗ながら、低パフォーマンスのドロウがつづいて、ファンのテンションはすっかり落ち込んでいるアーセナル。いかがお過ごし。 12位で迎えるMD9は、最近のアーセナルとはなにかと因縁?ある13位アストン・ヴィラ。わずか1ポイント差。 昨シーズンはFCグリーリッシュにダブルを喰らって、エミ・ブエンディアも奪われ、ESRにちょっかい出されてと、近頃のヴィラはわれわれとなにかと縁がある。 チームのメインマンだったジャック・グリーリッシュはすでに去ったとはいえ、もちろん、アーセナルから移籍しエリートGKの道を着々と歩んでいるエミ・マルティネスもいる。 いま、とくに勝ちたい相手だ。いや、勝たないとさすがにまずい。 たとえレフェリーがクレイグ・ポウソンでも。 試合をプレヴューしてまいろう。
アルテタの選手理解と現状への適応
昨日アップしたエントリ「アルテタのMFに足りないもの」と、たくさんもらったコメンツを眺めていて、あらためてアルテタといまのチームについて思うところがあった。 もうちょっと書きたくなったのでつらつらと書いてみよう。
アルテタのMFに必要なピース。ペップ・グアルディオラのMFセットアップより
こんにちは。今日は風がつよいですね。 さて。まだシーズンも序盤ではありながら、PLで8試合を消化して12位と、ヨーロッパを目指すどころか、すっかりミッドテーブルが定位置になってしまった感があるアーセナル。 とくにPLブライトンと先日のパレス戦では、戦力では劣るであろう相手チームに戦術的・戦略的に上回られた印象も強く、ビッグクラブとして、昨今このままミケル・アルテタにチームをまかせておいて大丈夫なのか、日増しに不安が増している気がする。 いっぽうで、最強マンシティを影から支えたアルテタが、「本来は4-3-3をやりたい」と述べていたように理想のチーム像を持っていることは明白で、その理想像からすると、いまだアーセナルのスクワッドは発展途上だという見方はある。 彼が2019年の暮れにアーセナルに来てから、すでに4つの移籍ウィンドウ(2020冬、2020夏、2021冬、2021夏)を経ていて、たしかに、いまではアルテタ時代に獲得した選手がスクワッドのメインになりつつある。とはいえ、改善の余地がまったくないかといえば、そんなことはなく。 だとすると、ではあと何を足せば、彼の理想のチームに近づけるのか。 もちろんCFやウィンガーの補強も重要だろうが、今回はredditのとあるサブを元ネタに、ミドフィールダーの構成にフォーカスして書きたい。 Arteta’s future midfield – 1 key piece needed https://www.reddit.com/r/Gunners/comments/q7a7jm/artetas_future_midfield_1_key_piece_needed/ アルテタはペップ流4-3-3を目指していて、ならばペップがやっていた3MFでアーセナルに足りないものは何か、問題提起していたサブ。
【マッチレビュー】21/22EPL アーセナル vs クリスタル・パレス(18/Oct/2021)エラーで2失点。なんとか1ポイント
自信マンマンなパフォーマンスでスタートしすぐに得点。しかしプレスのインテンシティが下がると、そのままじわじわと後退。個人エラーズ2連発から逆転されて、最後にラカゼットの劇的ゴールでなんとか追いついたものの、まったくもって自業自得なドロウだった。 2週間ぶりの試合、しかもホームで、またしてもこんな試合を観させられるとは。とほほ。 この試合ではパレスのマネジャーに就任してからまだ日の浅いヴィエラのチームが、思いのほかいいプレイをしていただけに、よりアルテタのチームの完成度の未熟さが見えていたように思える。ヴィエラこそ、あの土壇場で2ポインツ失うにふさわしくなかっただろう。 われらはずっと進歩&後退を繰り返していて、なんだかちっとも前進している気がしない。気のせいだろうか。 まあ、今シーズンは3連敗という最悪スタートだっただけに、その後はそれほどパフォーマンスが良くなくてもなんとか結果を出していて、それがかろうじてポジティヴな印象を残していただけで、ほんとうはずっと悪かったのかもしれない。ここまでのPL8試合でファンが心ゆくまで楽しんだのは、NLDくらいか。 試合を振り返ろう。 Arsenal equaliser ‘tough’ for Vieira