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【マッチプレビュー】19/20EPL ウェスト・ハム vs アーセナル(9/Dec/2019)敗戦は降格へのカウントダウン

最近、いまのアーセナルってだんだんミランぽくなってきたなと思う。落ちぶれたビッグクラブ。 補強も積極的にしているしチームにはそれなりに優秀な選手もいる。なのにどういうわけか長いこと不調から抜け出せず。どうしてこうなった的な。奇しくも現時点ではリーグ順位までほぼおんなじ(10位)。 もし彼らが復調していたら「よしそこから学ぼう」となるのかもしれないけど、彼らがやってるのはアイヴァン・ガジーディスのアポイントみたいなことだし。ボード(クラブ運営の意思決定者)に問題ありってのもすごく似てる。 さて、PLマッチデイ16のアーセナルはマンデイナイト。われら極東のファンには見ずらい時間帯の試合がつづいてげんなりしますなあ。 ウェスト・ハム・ユナイテッドといえば、サックレイスを競っていたウナイ・エメリ、マルコ・シルヴァと解任がつづくなか、マニュエル・ペレグリーニはいまだ首の皮一枚つながったまま。引導を渡してやろうと云いたいところだが、フレディ・ユングバーグは暫定ヘッドコーチ就任でなんらかのブーストも期待されながら、2試合でいまだ勝ちなし。依然として悪い流れを変えられないでいる。 今回もアーセナルが近年大の苦手としているアウェイゲイムということで、とても相手のことを気にしていられるような余裕はない。 アーセナルがもしこの試合に敗けるとテーブル11位こそ変わらないものの、WHUにポインツで並ばれることに。このあとのフィクスチャを考えると、ほんとうに降格へのカウントダウン開始の合図になりかねない。 失うものがないなんてことも云える状況ではないので、選手たちへのプレッシャーはこれまでになく高まっていると思われる。 Live on Sky: West Ham vs Arsenal preview

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ニコラス・ぺぺがイングランドでのスタートを語る「ハードワークして巻き返せるかどうかは自分次第」

ブライトンの試合前、ニコラ・ぺぺが応えたフランスRMCのインタヴューが話題になっていた。 紹介しよう。

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【マッチレビュー】19/20EPL アーセナル vs ブライトン&ホーヴ・アルビオン(5/Dec/2019)降格フォーム

昨日は1日すっかりメンタルをやられましてな。廃人のように過ごしました。『忘却バッテリー』の新刊(6)で笑いが止まらなくなるという謎の現象まで起きましたね。 試合前は「敗けても大きなダメイジはない」とか書いたんだけど、まあフットボールのクオリティからして落ち着くべきところに来たという「10位」というテーブルその他結果はともかく、クラブ、チーム、ファンベイス、アーセナルFC全体に与える心理的なダメイジは全然軽微ではなかった。。 かつて敗けたことのないブライトンにホームで敗け。これでアーセナルは9試合連続勝ちなし(※すべてのコンペティションで)となり、このフォームは1977年以来42年ぶりという。まったくの惨劇。下には下があるものだ。 サブを入れたとたんに失点するみたいな展開にならなきゃいいなと、FLが来たときは思ったのだけど、まったくそのとおりになってしまった。 試合後のメディアやファンの反応では、怒りの矛先はもうマネージャーとか選手とか現場というよりは、AFCのオーナーシップやボードのヴィジョンのなさやクラブ運営のまずさに向けられているようなところがある。 ヴェンゲルさんの末期で紛糾し、エメリをELレヴェルの無能だと吊し上げ、いまユングバーグに感じるこの圧倒的無力感。ファンはここ3年ずっとアーセナルFCに翻弄されているが、ほんとうはもっとうまくできたのではないのか。この悪いサイクルとしか云いようのない状況を生み出しているのは、そもそも誰か。問われている。この件は長くなりそうだから、また別の機会に書こう。 さて今回もまた苦痛な作業ながら試合を振り返る。需要なさそうなエントリだなあ(笑い)。 Arsenal 1-2 Brighton: Maupay seals victory for Seagulls

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【マッチプレビュー】19/20EPL アーセナル vs ブライトン&ホーヴ・アルビオン(5/Dec/2019)2ヶ月ぶりの勝利を目指して

ミッドウィークのPL。1週間に3試合が当たり前の季節がやってきた。 フレディ・ユングバーグの初戦、アウェイのノリッチは残念ながら最高の結果とはならなかったが、それでもひとすじの光明は見た。加えて、積年の課題である守備についても引き続き改善が必要なことがわかった。プアなディフェンダーをどこまで戦術でカヴァーできるか。 PL Week15は、ホームにブライトン&ホーヴ・アルビオンを迎える。 今シーズンのBHAは、過去ELでアーセナルとも対戦したオスターサンズ(Ostersunds)のマネージャー、Graham Potter が率いておりプレイスタイルを劇的に変えているそう。 どんな試合になるか楽しみだ。 そういえば、この前ブログコメントで「重要な試合だ」と毎回書いてるとツッコまれて思わず笑ってしまった。今回の試合は重要か重要じゃないかで云えばもちろん重要だが、まあもうすでにPLのトップ4フィニッシュはかなり難しいという意味では敗けたところで重大なダメイジはない。しかし、今度は来シーズンのEL出場がかかっているという意味ではそうではない(もはやCLに出るにはPLトップ4よりELタイトルのほうが簡単)。 つまりこの試合も大変に重要なビッグマッチということである。いい試合をすればユングバーグのチームが波に乗れるかもしれないしね。 Arsenal vs Brighton preview

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フレディ・ユングバーグの好む戦術。U-23時代のコーチぶりから Part.2

フレディ・ユングバーグがアーセナルの新ヘッドコーチ(暫定)に就任したあと、彼の好む戦術スタイルについてひとつ短いエントリをアップしたが、その後より詳しく説明したものを見つけたのでシェアしたい。 Twitterで見つけた連続ツイート。@abhiz30氏にリスペクトしつつ、以下雑に扼す。

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横浜Fマリノスのマネージャー、Ange Postercoglouをアーセナルのヘッドコーチにという声

今朝、Redditのアーセナル板、r/Gunnersをざっと目を通していたら興味深いサブを発見した。 とあるユーザがヨコハマFMのマネージャーをエメリの後任に激推しするという内容で、Ange Postercoglou(アンジ・ポスタコグルー?←通称調べる気なし)という人物についてアツく語られていた。 ぼくのTwitterのフォロワーのかたのプロファイルを見ると、たまにYokohamaFMの文字があったりするので、アーセナルのファンであると同時に彼らのファンのかたも多かろうということで、この興味深いサブをざっと訳してみたいと思う。 Ange Who? The head coach you never knew you (maybe) wanted at Arsenal… from r/Gunners

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【マッチレビュー】19/20EPL ノリッチ・シティ vs アーセナル(1/Dec/2019)ユングバーグ初戦

まあ急にそんなにうまくいくはずもなく。 攻撃ではいくらかのインプルーヴメントを見せながらも、相変わらずの守備の拙さからリーグ最弱チーム相手に2失点。フレディ・ユングバーグの初戦は、残念ながら期待されたような劇的ターンアラウンドとはならなかった。 すっかり遅れてしまったが、試合レヴューを書いておきたい。 Norwich City 2-2 Arsenal: Freddie Ljungberg says Gunners can ‘100%’ make the top four

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【マッチプレビュー】19/20EPL ノリッチ・シティ vs アーセナル(1/Dec/2019)リスタート!

地獄のような11月が終わりって、早えなおいもう12月ですよ。びっくりしたわ。 さて。ウナイ・エメリの解任からフレディ・ユングバーグの暫定ヘッドコーチ就任と、とても騒がしかった木曜夜のEL敗戦後。もうPLの時間が来てしまった。 新ヘッドコーチと新体制でリスタートするアーセナルのPL Week14は、テーブルで暫定19位のノリッチ・シティ。 これまた暫定で9位に落ちたアーセナルは、わずかなトップ4フィニッシュの望みをつなぐにはボトムチームと云えど敗けられない試合になる。昨日チェルシーがWHUに敗けたのでポインツを詰めるためにはなおさらだ。 1度のトレイニングセッションしかできず準備不足の感は否めないながら、どのように戦うか、また選手たちはどう反応するか。大注目のフレディ・ユングバーグの初戦。これは見逃せないぞい。 Live on Sky: Norwich vs Arsenal preview

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フレディ・ユングバーグの好む戦術。U-23時代のコーチぶりから

フレディ・ユングバーグがアーセナルのヘッドコーチになり、多くのファンにとっての関心は、彼がファーストチームにどのようなプレイをさせるかではないだろうか。 ブログ『Gunners Town』が、おとといの発表のすぐあとにユースエキスパートのジョージ・バードにユングバーグのプレイスタイルについて独占インタヴューを行っていた。もちろんバードは、去年U-23のプレイをつぶさに観察していたので、彼のコーチっぷりにも精通している。 What will Freddie bring to the role? – Exclusive interview with Jeorge Bird for GT

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フレディ・ユングバーグ、暫定ヘッドコーチ就任後ファーストインタヴュー「大変な名誉」

現地時間金曜にウナイ・エメリ解任が発表されると同時に、今シーズンからファーストチームでアシスタントコーチを務めていたフレディ・ユングバーグが暫定的ヘッドコーチにアポイントされた。 そのすぐあとにはもうPLのノリッチ(A)が控えており、新体制での初戦まで非常に慌ただしいAFC界隈となっているが、チームもファンもこの新しいスタートに際し概ねポジティヴな空気に包まれているように感じる。よきことかな。 さて、ユングバーグがAFCヘッドコーチについて心境を語っていたのでそれを紹介したい。ファーストインタヴューだ。

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【速報】ウナイ・エメリ解任さる。フレディ・リュングベリが暫定ヘッドコーチに

オーンステインのツイートからおよそ1時間後。 アーセナルFCオフィシャルがヘッドコーチ、ウナイ・エメリの解任を発表した。

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【マッチレビュー】19/20UEL GS アーセナル vs アイントラクト・フランクファート(28/Nov/2019)かわいそうなウーナイ

前半は云うほど悪くなかったが、後半に入り猛烈にプッシュされると一気に劣勢に。今シーズン何度も見てきた同じ光景をまた見ることになってしまった。 まさかここで最悪の結果になるとは思わなかったが(最低でも追いつくかと)、ここまでくればもう「敗因はウナイ・エメリ」としか云えなくなってきたように思う。 試合後のエメリは悲壮感を漂わせており、自信を回復しなければなどと気丈なコメントを残しているが、さすがに自分でもこのチームを率いる時間もそう長くないと感じているだろう。マーティン・キーオンはBT Sportsの中継で「これは降格フォームだ」と怒りをあらわにしていた。 このレヴューは書く気力もなかったが、エメリが解任されるとどえらい騒ぎになるし、早ければ日曜のノリッチの前に解任されると思うので、いまここでちゃちゃっと書いておきたい。 Arsenal 1-2 Eintracht Frankfurt: Kamada double adds to Unai Emery woes

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【マッチプレビュー】19/20UEL GS アーセナル vs アイントラクト・フランクファート(28/Nov/2019)勝ってグループトップへ

19-20UELグループステイジは残るところあと2試合。 アーセナルは今回ホームにフランクファートを迎える。勝てば、最終試合を待たずにグループステイジをトップでパスすることが確定。引き分けなら、最終的に2位の可能性は残すもののノックアウトステイジに進むことは確定。万が一敗けると、スタンダール・リエージュの結果によっては、最終試合で3位に転落しグループステイジを脱落する可能性が出てくる。最後のスタンダールとのアウェイマッチに巨大なプレッシャーがかかることに。 PLからのCL出場の可能性は絶望的な状況で、さらにELも脱落したら今シーズンがほんとうに終わってしまう。 PLがひどくてもELは楽勝だと思っていた時代がもはや懐かしい。 チームはひどいフォームをつづけているが、ここで悪い流れを断ち切って、目標を達成しなければならない。大変に重要な試合だ。 Europa League (Sky Sports)

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アーセナルの新しいローン戦略の恩恵を受けるジョルディ・オセイ・チュチュ

先日のエントリのなかで、アーセナルの内部でいま起きているマネジメントのパワーシフトについて少し書いたが、そのなかには「アカデミー・マネージャー(ヘッド・オブ・アカデミー)」のペア・メルテザッカーを中心とするアカデミー(ユース)システムの改革がある。 プロスペクトのスカウト/リクルートにおいては、現役リタイヤ後11年もAFCにいたという前任のスティーヴン・モロウと彼のスタッフが解任されているが、これはメルテザッカーと彼の意見の対立があったことや人員過多などの理由でエドゥが決定をしたということ。そのあたりの経緯は以下の動画に詳しい。『The Athletic』のエイミー・ロウレンスの記事を元に作成されたもの。 またこの改革のなかには、近年の課題でもあったローンシステムの刷新もある。今回『GOAL』でチャールズ・ワッツが、ブンデスリーガ2のボーフムにローン中のジョルディ・オセイ・チュチュのインタヴューも混じえ、それについて説明している。 ざっくりと紹介しよう。

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エメリの評価でキャラガーとネヴィルがふたたび議論

絶対に勝たなければならなかったセインツ戦(2-2)後の『MNF(Monday night football)』で、ジェイミー・キャラガーとギャリー・ネヴィル、ふたりの名物パンディットが、解任前夜と云われるウナイ・エメリについてアツく議論をしていた。 エメリがAFCに来た去年の夏にも、このふたりの間でエメリについてアツい議論があったことはこのブログでも以前に紹介したとおり。 エメリが合わせるのか、エメリに合わせるのか。ネヴィルとキャラガーがウナイ・エメリを激論 | ARSENAL CHANGE EVERYTHING マネージャーは「周囲に適応するべきか、あるいは周囲を自分に適応させるべきか」という点でふたりの主張は対照的で、いま振り返ってもなかなか興味深い議論だ。 この議論をより単純化すれば「アイディアリズム vs プラグマティズム」というか、フットボールチームのマネジメントにおける<理想と現実>という普遍的なテーマを含んでおり、この1年半のあいだウナイ・アーセナルを語る際にもしばしば言及されるトピックでもあった。ご存知のようにとくに今シーズンに入ってからのエメリは、保守的でリアクティヴなスタイルの「極端なプラグマティスト」として批判されている。 エメリがAFCのヘッドコーチに就任してから18ヶ月。現時点でこのふたりはエメリをどう見ているのか。