チームニュース
オフィシャルサイトのTeam newsより。
ロブホ:脳震盪プロトコルズ終了。セレクションに含まれる。
ルナーソン:左ニー。アウト。
これでけが人はサードGKだけということで、実質ゼロ。アーセナルなのに!
予想ファースト11
当ブログの予想スターティング。いやさすがにサカは(笑い)。
4-2-3-1
オバメヤン
ウィリアン、オーデガード、ぺぺ
ジャカ、パーティ
KT、ガビ、ホールディング、セドリック
レノ
今回はロテイション不可避でかなり迷う。こんな感じで予想してみた。アルテタはこういうときもあまり積極的に選手を替えない印象はあるが、今回はそうしたくても無理だろう。
まずCFはオバメヤン。ウィニングストライカーネヴァチェインジ。だがここはラカゼットもありえるように思う。
ウィンガーは、ウィリアンは出てくるに違いない。アルテタは彼を出したくてしょうがないのだし。それとぺぺ。ウィリアンとマルティネリもありえそうだが、ここでマルティネリを優先されたらぺぺの自信レヴェルに影響する。
No.10も迷う。ここ数試合でESRはワイドではやはり中央ほど輝けないのでは?という意見もいくつか見かけていて、たしかにそういう面はあるなと。また、誰かがESRには休息が必要でこの試合にはMØを使うべきと主張していたが、ぼくはじつは逆の考えだった。MØには少し休みが必要で、ESRをセンターに戻して彼にフォームを取り戻させるほうが得策と。でもここはMØが選ばれると見た。ぼくの意見とは違う。
CMはジャカとパーティ。パーティの相棒は、ジャカのかわりにエルネニーを抜擢する可能性もないとは云えない。鉄人ジャカもいい加減消耗しているはず。
FBはオプションズがない。KTとベレリンどちらかを下げるとなれば、やはりKTは残したい。
CBコンビも重要な議論。ぼくはガビとロブホで。このコンビはしばらく鉄壁だった。
アルテタはポゼッションを失いたくない
ベンフィカのレヴューで、アルテタがぺぺとマルティネリについて「タイトスペイスで活きない」と評価している件について書いたが、その後某ブログで、「アルテタはポゼッションを失うことを極端に嫌う。ゆえにウィリアンのようなタイプを好む」と指摘されていて、かなりなるほど感があった。
たしかにNo.10でもプレイできる彼はピュアウィンガーよりももっとヴァーサティリティがある。そしてアルテタはウィリアンには、ボールを失わないよう、より保守的なプレイをさせているフシもある(チェルシー時代よりドリブルアテンプツが激減してるとか)。
しかしぺぺやマルティネリのような選手に対してポゼッション(ボールを失わないこと)を求めるのは酷でもある。アーセナルで爆発したシーズンを過ごしたアレクシス・サンチェスが死ぬほどポゼッションロストしていたことを思えば、彼らのようなタイプの選手にとっては得点関与こそが生産性であり、逆に云えば、ボールを失うことを恐れずチャレンジすることが仕事だとも云える。
リスク(ポゼッションロスト)とリターン(得点関与)が見合わなければ、それは批判の対象にはなるが、リスクをかけることを認めたがらないのは、彼らの存在理由そのものを問うているようなものではないか。
これもまたアルテタの何かと自分でコントロールしたがるコンサヴァティヴな攻撃アプローチの産物のように思える。
攻撃アプローチといえば、ちょうどファブレガス氏が、10年前のCLバルサ戦のクリップ(セスクのプレイ集)をRTしていて、改めていまのチームとの差を感じてしまった。まあチームとの違いというよりは、よりロマン要素の減ったモダンゲイムとの違いでもあるかもしれんけども。
BGM的にもこの動画はすぐ消えそう。
Cesc Fabregas vs Barcelona 10/11
Last 16 CL @cesc4official pic.twitter.com/FVCzFPF0pu— A. (@Armziinho) February 27, 2021
最近選手たちがフリーダムについて触れていたが、これぞフリーダムなチームでしょうという。たぶんセスクだってナスリだってソングだってジャックだって、いまほどには詳細なプレイのインストラクションもなかったはず。だってヴェンゲルさんだもの。あの時代のバルサに勝ってんだから最強だ(ツッコミ待ち)。
ところで、このタイミングでセスクがこの試合について言及するのは、きっとジャックのあのインタヴュー記事を読んだからだと思う。
Jack Wilshere reveals all on regrets and living the dream at Arsenal
最近は酷使されすぎなサカの燃え尽きがよく議論されているが、ジャックは10年前に戻れるなら、あのときフィジオの云うことを聞いておけばよかったと。
まさに教訓。