こんにちは。
アーセナルのファンとしては、観ているのが非常にツラい試合だった。まさに苦行。近年の彼らとの試合はいつものことではあるものの、それでも毎回多少は期待をしてそのぶんこころが傷ついている。懲りない。
試合をざっと振り返っておこう。
Guardiola surprised by Man City winning run
アルテタの試合後コメント「シティはヨーロッパ最強。相手をプアなチームに見せてしまう」
試合後プレスカンファレンスでのコメント。オフィシャルサイトより。雑訳版。
(試合を盛り返せると感じていた?)そういう気はたしかにあったが、現実はヨーロッパ最強チーム。彼らに与えてしまえば自ら試合を難しくしてしまう。ああいう試合の始め方のおかげで残り時間にはどこでも死にものぐるいになる必要があったが、われわれはそうはしなかった。いい時間もあったしマッチアップした時間もあった。だが現実は難しかった。ファイナルパスと得点するためのクオリティに欠いた。
(アーリーゴールで悪い試合になると心配になった?)わたしの懸念は今日起用した選手とフォーメイションならこうなるはずじゃなかったこと。彼らはボールを持って好き放題だった。フォルス9がピッチのどこにでも現れてオーヴァーロードし、われわれは耐えるしかなかった。それについてはこちらもよく反応したけれども。しかし現時点では彼らはベストチーム。すべての場所で支配した。
(ベンフィカもシティもハイライン。木曜はそこをどう使う?)そこはやれたと思うしいいポジションにも入っていけた。だがフィニッシュはもっとうまくやらねばならなかった。こういうタイプの相手ならチャンスのときはかなりうまくやらねばならない。
(サイドラインでかなり声を出していた?)すべての動き、ディーテイル、ポジションがキーだったから。われわれがやれていないときは相手にすぐに利用された。彼らは相手を劣ったチームのように見せる。わたしは声をかけすぎたのかもしれない。しらんけど。しかし彼らにはわたしのガイダンスは必要だった。なぜなら外から彼らがやっていることはよく見えたし、時速100マイルで1-2秒は彼ら相手ではかなりの時間になるから。
(彼らに指示を出しすぎたことを後悔している?)ノー。そういうことじゃない。それはただの会話。彼らとはいつもやっている。もしそうしていると思うときがあるなら、わたしはそれは止める。
(プレシャーという点でいまの期間はどれだけ重要?)いまのスケジュールはとても要求されている。回復の時間はなく、準備の時間もわずか。たとえばシティ戦ではフィールドでの試合準備はできなかった。時間がなかったから。しかしそれに慣れる必要がある。木曜の試合には時間はある。そのあとはレスターだ。しかし選手たちはよくやっている。
(ホールディングのサブとコンカッションサブルールについて)もちろんそれはドクターによって与えられるものでなければならない。彼とのやりとりがあり、われわれはコンカッションサブを使うことを決めた。
(ロブは脳震盪?)イエス。そのときそう伝えられた。もちろん彼は数日はアウトになると思う。
(スクワッドのフィットネスをマネジする難しさ)大変。みんながプレイしたいしみんながチームに入りたい。だからプレイできない、もっと時間がもらえない選手は気の毒。彼らはいつもベストをやっている。それは高く評価している。だが、たくさんプレイする選手がいるのはほんとうで、彼らは代替できない。残念ながら。
(ベンフィカでは多くロテイションせざるを得ない?)わからない。5人か4人か7人か。今日からどうリアクトするか見ないと。どちらもフィジカリーにタフな試合。フレッシュなチームと脚が必要。
(ELが以前より重要になってきた)とても重要。リーグでの敗戦すればより難しいポジションにおかれる。パフォーマンスの継続が必要。この3試合の敗けかたはすべて違う。望んでいなかったもの。
(いいプレイはしたけれど結果はなし)イエス。しかしオープンマインドをつづけないと。これ以上悪いプレイをするチームにはできない。わたしはチームがもっといいプレイができると信じている。もっとポインツだって取れる。だがトリッキー。われわれの仕事はできるだけ勝つにふさわしい試合にすること。コントロールすることは難しいが、このチームはもっとやれる。
(SoTが1)わたしにとって最大の問題は、相手の組織に対しああいった試合の入り方をして難しくしてしまったこと。今日のわれわれは何度もやれていたと思う。しかしファイナルパスとファイナルプロダクトは十分じゃなかった。ターゲットも捉えられなかった。しかしつくった攻撃の脅威はショッツだけではなく、状況もある。それが結果につながる。
以上。
今回はいつも以上にボスは声を出していたんですかね。わしはDAZNの日本語コメンタリがいやで無音で観ていたので、わからなかった。こういうとき困るんだよ。DAZNさまには何度でもお願いしたいが、オリジナルの英語コメンタリで試合を観られるよう、はやく副音声機能を実装していただきたい。
それにしても準備不足とは。このような試合ならただでさえ要求されるのに、キツい日程でろくに準備もできないというのは致命的のような。ロテイションを余儀なくされたスクワッドも含めて、そもそも最強チームと競えるチームだったかどうかには疑問が残る。
ティアニーのコメント「90分プレイできたことはうれしい」
ようやく復帰のLB。さいごはもうクタクタに。試合後のインタヴュー。オフィシャルサイトより。
KT:めっさ疲れた!
タフな試合だったし、ぼくも最後までプレイできるかわからなかった。でもやった。90分やれたことはうれしいし、マネジャーがぼくにチャンスを与えてくれたことにも。
(プアなスタート)それは起きてしまったんだ。シティみたいなチームにああいう最初の5-10分みたいなスタートをやっちゃいけない。罰せられる。
難しかったのは、誰もあんなスタートになるなんて予想もしてなかったから。でもトップチームに対してああいうことをやってしまった。今日はそのことが罰になった。
でもポジティヴリーに考えるとすれば、シティのようなチームが相手だということ。ワンネオダウンなら世界の終わりってほどじゃない。だって彼らはいますごいプレイをしているから。
ぼくらはいつでも試合に戻れると信じていたし、チャンスもあった。試合のなかのいくつかではとてもよくやれていた。ゴールを取れなかったのはアンラッキーだった。
左だけじゃなく右サイドもKTとサカだったらよかったのになあ。
マリーのコメント「フォルス9と戦うのはかなり難しい」
驚きの抜擢。ビッグマッチでひさしぶりのスタートとなったパブロ・マリーの試合後コメント。オフィシャルサイトより。
(結局1ゴール。2分であの失点はどれだけフラストレイティング?……)
マリ:キツかった。なぜならよく準備していたから。みんなが自分のやるべきことを理解していたし、よくやったとも思う。でも試合の始まりで失点してしまった。ああいうタイプのチームにあんな失点をすればそりゃ敗ける。ハードに100%集中しているべきだった。99%はよかったと思う。
(失点のあとチームはいい反応を見せた。どれだけチームに満足?……)
チームを誇りに思う。よくプレイした。50/50のポゼッションだったと思う。彼らも思ったほどボールを持てなかったはず。でも試合に敗けたのだからうれしくはない。学ばないと。
(非常に戦術的な試合。実際プレイするのとサイドラインから観ているのと違う?……)
タクティカルな試合だったと思う。ピッチにはふたりのベストコーチがいた。ピッチ上での彼らのバトルだった。ぼくらもベストを出そうとしたし、相手がファイナルサードに入ってくるときは問題を起こした。でも彼らはさほどSoTもなかった。だからぼくらのプランはよかった。
(CBとして、ワンストライカーではなく、4人のMFがいつでもロテイティングしていたのはどれほど難しかった?……)
フォルス9とプレイするのはかなり難しい。とくに4人のMFがアップフロントにいるとなれば。でも試合のなかでぼくらはたくさんコミュニケイションをとりうまくやったと思う。それができればどんな問題だって解決できるはず。ぼくらはバックの4人とふたりのMFがよくやった。チームのことは誇らしく思う。
(この大事な週に90分プレイできるフルフィットネスが戻ってきた。どんな気分?……)
とてもうれしい。いつも云っているようにここにいられてとてもハッピー。プレイできれば全力でチームを助ける。コーチを助けクラブを助ける。すべてを出す。勝てなければうれしくはない。だって毎週勝ちたいから。
この試合のマリはよかったとぼくは思う。彼を獲得したコストを考えたらバーゲンだろ。
ぺぺのコメント「集中に問題があった。修正しないと」
🗣💬 “On a des problèmes de concentration, il faut régler ça. Il y a eu un but et puis plus rien.”
La déception de Nicolas Pépé, l’attaquant d’Arsenal, après la défaite face à Manchester City.#PLRMC pic.twitter.com/GzyNjjeSgb
— RMC Sport (@RMCsport) February 21, 2021
記事のUpお疲れさまです。
実はシティサポでもあるので、シティ寄りに見ていた私としては主様よりもアーセナル結構やったじゃん、というポジティブな感想を持ちました。最初の10分くらいであと2点は取れただろ、と思ったけど、そこを超えてからはほぼ50:50の出来のように感じました。デ・ブライネがフィットしてなかったりもあったけど。
以下はシティサポからの良いコメントです
・ガナ、結構やる。
・さすがアルテタ、将棋指しとしては本当に見事なやり合いに感じた。マンマーク気味にしてお互いのキープレーヤーのサカとカンセロをマッチアップさせるという。
・サカは運動量もクオリティもすごい。このレベルでも輝いているとすれば本物な感じ。
・ペペとベジェリンは厳しい。ホールディングも運動能力などはアレだけど読みとかは効いてた感じする。
・縦パスをあんなに入れられるのは最近記憶にない。
-> ただ、これまでシティはあまり縦パスで回避されて形を作られることがなかったので「おお」とは思いましたが、その割にガナの攻撃時の参加人数が少なくて中央に人がいなくて、点は入らない気がしてました。ハンドとファウルだけ気をつけてって見てました。
おお。ありがたきコメント👍
タイトル通りの圧倒的実力差を感じましたが、今のシティ相手にあそこからカウンターを繰り出せるチームは殆どないのだろうなとも。スパーズやエバートンの試合を受けてやれることをやったアルテタを改めて信じようと思いました
試合前悲観的だったおかげか
結構やれたじゃんって印象。
またもジャカが良かったと思う。認めたく無いようですが。
それにしてもシティのスローインとか自陣でのフリーキックとかの時間の使い方、うちがやったら遅延で5回はイエロー出てたなぁ
あと、序盤のスローインの位置、うちだけしっかり注意されたなぁ
> またもジャカが良かったと思う。認めたく無いようですが。
ウケるw
シティは非常に洗練されてましたけれど、イージーなミスや興醒めするような誤 誤審等がなかったのでそこは良かったかなと思います。
攻撃ではジャカの楔からサカが左内のレーンでうまくシティの中盤と最終ラインのライン間で受けるシーンが何回かありましたけど、ウーデゴールは右に寄ってプレイする傾向があるのでせっかくサカが前を向いても大外のレーンにいるティアニー、2CBと駆け引きするオーバメヤンくらいしか周辺にアーセナルの選手がおらず、せっかくのチャンスになりそうな場面を活かしきれてなかった印象です。選びたい選手を選べなかったというような事情があったと思いますが、左にポジションを取る傾向にあり、サカとの連携も良好なESR、中盤の選手とのリンクアッププレイを得意とするラカゼットがいればシティの中盤のラインを越えた後のファイナルサードでより有効な攻撃ができたのではないかと思いました。
更新ありがとうございます。
グーナーの中にも「内容は悪くなかった」という方々がいて意外でした。
いきなりリードしたシティが省エネサッカーをしただけで大きな実力差があるのは否定できません。
ぺぺとマフレズ交換してください。移籍金はぺぺの方が高かったなんて…。
個人的にジャカは好きなのですが、賛否あるプレイヤーというのもすごくよく分かる。が、言語化ってムズい。
一方で右サイドのクォリティにホントにガッカリしてしまいました。ぺぺもベジェリンも好きなプレイヤーなのでなんとかブレイクスルーして欲しいところ。
こないだのぺぺ覚醒間近感はなんだったのか、、、
ただ試合を90分観た感じだとそこまで悲観する内容でも無かったかなーと。ほぼワールズベストのチームに対しケッコーやれてた印象。KDB本調子じゃないったって、ウチも怪我人少なくともベストな布陣じゃなかったし。
とにかく信じて観続けます。生き甲斐なので。
COYG!
最初にやられたとはいえ、守備は良かったと思う。
ゾーンでもマンマークでもズタボロにする威力を持ったシティに対して、スペースを消すだけでなく要所ではマンマークで潰しに行ってた。かなりコミュニケーションが難しい守備のはず。
シティのハイプレスは非常に強くて戻りも速く、どこにもスペースがなかった(ハイプレスである以上そんなはずはないんだが、そう見える)。
オーバは狭いスペースで受けるのが得意ではないので、特に後半はキツかったと思う。
可能性があったとすれば前半縦パスが通ってた時間帯かもしれない。
どんなに高度な相手でも原理はリーズ戦と同じで、難しいパスを通してボールを前進させてしまえばスペースは作れる。また実際にウーデゴーアやジャカはそういうパスを通してた。シティ相手に。
ほんの少しだけど、そこには可能性があると思う。
今までゼロだったのがゼロでなくなった程度だけど、ないよりもずっといい。
この試合とはそこまで関係ないですけど、ジャカってすごくピーキーな選手だと思うんですよね。相方にトーマスのようななんでも出来る選手がいると彼の強み(左足の精度の高さ)がでますけど、そうじゃない時に色んなタスクを背負わされると粗が目立ってくるような気がします。過去ジャカが批判され続けていたのは、相方にまともな選手がいなかったこと、彼がアンカーのような役割を務めさせられていたこと、の2つなのかなと思います。
とにかく私が言いたいのはベジェリンはもうダメ、ということです。
あ
更新お疲れ様です。選手が動かずにボール回ししているとテキメンに潰されそうになるが、もちながらスペースにワンタッチで出してドリブルで前進していくところなんかは、随分以前と比べてよくなった感じがします。あとは信じて見続ける、これに尽きますね!COYG
ジャカやラカゼットをあんまりよく思ってないなあと前から感じてましたが、「トップターゲットにならない」で話をするならばベジェリンでしょう。止める蹴るの基礎技術が低く判断も遅い、カンセロとの比較でなくても酷いです。
プレス耐性が弱くても、現役アルテタの様に動き直して味方を使いながらマークを外す動きをもっとして欲しいですね。位置取りにおいても、CBの近くに降りて横パスをもらってばかりいては各駅停車ってやつですし。なんなら完全にCBにコンバートした方がいいのでは?