先日、Covid-19で母君を亡くしたルーカス・トレイラ。気の毒にもほどがある。最近はAFTVのClaudeも亡くなってしまい、アーセナル界隈では訃報が続いている。 Lucas, our thoughts, love and support are with you and your family at this difficult time We are all with you ❤️ pic.twitter.com/ijTZkhtru4 — Arsenal (@Arsenal) April 1, 2021 彼のソーシャルメディアでもたびたび登場し、仲睦まじいところを見せていた最愛のお母さまだけに、ファンのあいだでも彼のハートブレイキングはいかばかりかと心配されていた。 そして昨日、本人が南米メディアに語ったところによると、どうも彼のホームシックはもう限界に来ているようである。
UCLのリフォームとアーセナルへの影響
UEFAチャンピオンズリーグが、コンペティション自体の刷新を図った新案が話題になっている。 Told its 99% certain the new 36 team Champions League, including 10-match ‘Swiss style’ first section from 2024 will be agreed and signed off within next 36 hours. — Simon Stone (@sistoney67) March 30, 2021 昨日かなりシェアされていたこのtweetによれば、「2024年から36チームによる「スイス式」トーナメント10試合を含む新しいCLが、このあと36時間のあいだに合意されるのは99%確かである」ということ。 新しいかたちのチャンピオンズリーグの概要、それとアーセナルへの影響について少し書こう。
おもしろいフットボールとアーセナル
ゆうべは、日本代表(オリンピック代表)のアルゼンチンとのフレンドリーマッチを3-0になるところまで観ていた。 アルゼンチンの皆さんはコーチ含めて、インド人のレフリーにだいぶフラストレイションをためていたようだが、ぼくにはそこまでホームチームに有利な判定にも見えなかったがどうだろう。多少はあったのか。でも、そこを考慮しても、日本チームはちゃんと強かったと思う。田中碧っちゅー選手はゲンドゥージみたいでいいね! いちばん印象に残ったのは、プレイのインテンシティと攻撃での積極性。相手に臆せず、自分たちが主導権を握る気まんまんでガツガツ行くし、ボールを奪えば落ち着きと勇気が同居していて、チームとして非常に大人びていた。なにより観ていてすごくおもしろかった。あんなプレイができるなら、本番でもいいところまで行くんじゃないだろうか(ていうか東京オリンピックってやるの?)。 ぼくのあたまのなかはつねにアーセナルでいっぱいなので、ほかのどんなチームを観てもアーセナルのことばかり考えてしまうのだけど、この極東の若いチームにすら、アーセナルをよくするヒントのようなものがあるなあと思った次第。
スヴェン・ミズリンタット、アーセナル退団の舞台裏、アーセナル時代に獲得した選手たちについて語る
こんにちは。 インターナショナルブレイクで少しご無沙汰。アーセナルのない日々はつまらんすね。 さて今回は、いささか旧聞に属するような話になってしまうが、アーセナルの元スカウト部長(Head of recruitment)、いまはシュツットガルトにお勤めのスヴェン・ミズリンタットのインタヴューを紹介したい。 Mislintat exclusive: I don’t feel ashamed of any of the transfers at Arsenal 今年3/9に『The Athletic』(※要課金)で発表された彼の独占インタヴューから、アーセナルにまつわる部分だけ。 基本的には彼のキャリア全般にフォーカスされた記事だが、そのなかでアーセナル時代についても多く語っており、アーセナルのファンにとっても興味深いものとなっていると思う。 インタヴューは、ドイツ情報Tier1ジャーナリストのRaphael Honigstein。 ではざっくりとHere we go.
【マッチレビュー】20/21EPL ウェスト・ハム・ユナイテッド vs アーセナル(21/Mar/2021)ふたつのアーセナル
今回アーセナルが戦った相手がいわゆるビッグ6チームとかだったら、すごい試合をやったもんだと思っただろうし、ファンの記憶にも残ると思うのだよ。 ところが今回の相手はハムですよハム。いやハムというのは基本うまい食べ物でパンに挟んで食べるのに最適でハムの地位を貶める意図はまったくないけども。塩漬肉と書いてそう読ませたいけども。 ウェスト・ハムのようなレヴェルのチームにこれではいけませんねえ。いずれトップをねらうチームになろうというのならば。 しかも今回もまた、とくにすばらしい敵にやられたというわけでもなく、ほとんど自滅。なんだあのエナジーも集中力もない試合の始め方は。最初に失点したときだって、なんだか悪い予感はしていたもの。3失点もしてやっと目覚めるという。メンタリティに問題がある。 このチームに必要なのは、もはやフットボールのトレイニングではなく、カウンセリングかもしれないよ。五円玉にひもつけて目の前でぶーらぶーらするやつ。あ・それ催眠術か。でも、まじめな話、そっちのほうがよほど効果があるかもしれない。 ということで、今回もまたアーセナル一行が「自分たちが最大の敵」ということを再認識した試合となったのである。 試合を振り返ろう。 This game will give me nightmares – Arteta
【マッチプレビュー】20/21EPL ウェスト・ハム・ユナイテッド vs アーセナル(21/Mar/2021)好調モイーズ
PLマッチデイ29。2週間のインターナショナルブレイク直前、アーセナルはウェスト・ハムのロンドン・ステイディアムへ。ロンドンダービー。 ここで結果を出すかどうかは、われらのアーセナルファンの来週と再来週のQOLに関わる重大事。いまウェスト・ハムは強い。強い相手に勝てば、自分たちの強さを実感できる。お得。 ここ最近のアーセナルはずっと「XX歩進んでYY歩下がる」のような試合を繰り返しているが、少しづつ前進はしているはず。 今回もまたベストな11人を選べる。きっと強いチームのはずだ。 遅くなってしまったが、今晩のこの試合をざっくりプレヴューしてゆこう。
エミール・スミス・ロウのインタヴュー「アーセナルでグレイトなことをする運命」
こちらもPLウェスト・ハムのプレヴューエントリに加えようと思ったのだが、長いしおもしろいので独立エントリに。 Arsenal’s rising star Smith Rowe on his brilliant breakthrough season PLのシーズンはまだ10試合ほど残しているが、現時点でエミール・スミス・ロウといえば、ブカヨ・サカとともに今年のヤングガナーを代表するひとりになったと云ってもいいだろう。 クリスマス以降のアーセナルのインフォームにおいては、はっきり彼のNo.10起用がきっかけになっており、彼のそれまでの扱われ方からすれば、中途半端に埋もれていた可能性もあり。そのなかから、文字通りブレイクした。 1月にクラブがマーティン・オーデガードを取ったおかげで中央ポジションを彼に譲ることも増えたが、ワイドから脅威になれることもしっかり証明している。 そんなアーセナルの未来のひとり、ESRにジェイミー・レドナップがインタヴューしている。
ミケル・アルテタのロングインタヴュー。クリスマス以降のフォームと逆境からのレッスンを語る
オリンピアコスを相手にELのR16を勝ち抜けたあと、『Sky Sports』がエクスクルーシヴでミケル・アルテタのインタヴューを行っていた。 今日はPLウェスト・ハムだが、今回もELから時間がないためか試合前プレスカンファレンスは行われていないようで、このインタヴューをボスコメントの代わりに入れるつもりだったが、あまりにも長い&充実したインタヴューになっているので、独立したエントリとして紹介したい。 Mikel Arteta exclusive interview: Arsenal evolution, progress since Christmas and the lessons of adversity
20-21UELクウォーターファイナル、アーセナルはスラヴィア・プラハと
R16でオリンピアコス相手に勝ち抜けた翌日となる、つい先ほど。ELのQFドロウが行われ(ドロウのプレゼンターはガエル・クリシー氏)、アーセナルはスラヴィア・プラハを引いた。
【マッチレビュー】20/21UEL R16 2ndレグ アーセナル vs オリンピアコス(18/Mar/2021)ゲイムマネジメントに失敗するの巻
ファーストレグでアウェイゴールズ3という圧倒的マージンがありながら、ホームでギリシャチーム相手にたじたじ。一時はほんとうにやばいかもと思えたくらい。 最後の10分で相手に退場者が出なければ、何が起きてもおかしくない雰囲気だった。 結局アグリゲイトスコアでわれわれがクウォーターファイナル(ラスト8)に勝ち進んだものの、この試合自体は1-0で敗けている。この勝ち抜けを手放しで喜ぶ気にはなれない。 Arsenal lose but progress to last eight われらがチャンスの多さのわりに最後まで得点できなかったことについては、たしかにアンラッキーな面もある。ショッツのうちいくつかゴールが決まっていても決しておかしくはなかったし、それらが決まっていれば、まったく違う試合になっていたかもしれない。 しかし結局はああいった内容で、「敵は自分たち自身」という最近のトレンドを繰り返している。 もちろんいいプレイだってなかにはあったが、試合後に残っている印象はといえば、もっぱらチームとして状況に対応できない精神的な未熟さばかり。試合後のボスや選手たちのコメンツを見ても、彼ら自身もあのパフォーマンスには大いにフラストレイションを感じているようだ。当然だろう。 ぼくはこの試合には成熟したゲイムマネジメントを期待していたので、非常にディサポインティッドだった(©ジャスラック)。 試合を振り返ろう。
【マッチプレビュー】20/21UEL R16 2ndレグ アーセナル vs オリンピアコス(18/Mar/2021)勝ち抜けへ
ELラウンドオブ16のセカンドレグ。アーセナルはホームにオリンピアコスを迎える。 先週のファーストレグではアウェイゴールズを3つぶちこんで勝利、つぎのラウンドへの勝ち抜けの可能性がかなり高まっているアーセナル。 だがしかし、安心したところから大逆襲を喰らうのが、いまのアーセナルのトレンドである。週末のNLDでの勝利もあって、この試合へ向けて気が緩みがちな要素はあるっちゃある。 勝って兜のなんとやら。これは油断禁物で粛々と仕事をするべき試合だ。最大の敵は自分たち自身。忘れないようにしないと。 この試合をプレヴューしてまいろう。
【マッチレビュー】20/21EPL アーセナル vs トッナム・ホットスパー(14/Mar/2021)支配と反発とパニック
Happy Monday to you! やあ、勝ちましたね。日曜のノースロンドンダービー。 完全に試合をコントロールしながら1発にやられ。しかし諦めずみごと逆転に成功。相手はひとり減って試合が終わったと思いきや、残り15分は逃げ切りまでしっかりハラハラドキドキ。 ローラーコースターな展開で、最後までお客さまをけして飽きさせないというサーヴィス精神は、さすがアーセナルである。そういったサーヴィスはいらないんだけどな! 試合を振り返ろう。 Arsenal beat Spurs despite Lamela rabona goal
