試合について
ファースト11
SofaScoreより。
4-3-3
マルティネリ、エンケティア、サカ
ESR、ライス、ハヴァーツ
ジンチェンコ、キヴィオール、サリバ、ホワイト
ラヤ
サブは、トミヤス(66 ホワイト)、トロサール(66 マルティネリ)、ネルソン(73 サカ)、ヴィエラ(74 ESR)、エルネニー(89 ライス)
さすがに、このスタート11人を当てるのは難しかった。
もちろんこの試合の相手を考えれば、ヘヴィにロテイトするのは妥当に思えたが、ここまで大胆にやるとは思わなかった。アルテタはこういうときけっこう慎重なので。わたしが試合前にキーマンとして挙げたビッグガビはプレイすらしなかった(ベンチ)。
もっとも意外なスタートはキヴィオールか。PL試合では、8月のフラムでLBとしてプレイして以来のスタートになった。LCBとしてプレイ。
それと、ESRがPLで初スタート。オーデガードの代替なら、ペッキングオーダーでヴィエラかと思っていたが、アルテタはここでESRを選んでくれた。L8。ハヴァーツがR8に入った。
これくらいロテイトするなら、GKはラムズデイルを選んであげてもよかったように思えたが、ラヤがポジションをキープした。無慈悲。
サブは、トミヤスは既定路線として、ふだんだとジンチェンコとの交代になるところ今回はベニーと。彼も出ずっぱりだったひとり。
そして、マルティネリ、サカのようなハードワーカーを下げ、ネルソンやヴィエラら、準レギュラーも登場。極めつけは、最後のエルネニー。ここで彼の起用は、ほとんどご褒美というかトリビュートみたいなものだろう。余裕がないとできない。
アーセナルにとってすら毎回タフなPLで、ここまで余裕あるサブができるのもほんとうに珍しいことだ。
そういえば、アーセナル界隈では話題にもなっていないみたいだけど、シェフUには元ガナーのオーストン・トラスティがいた。
マッチスタッツ
『BBC Sport』より。
シェフUは、正直そこまで弱いチームには見えなかった。少なくともパーク・ザ・バスみたいな極端に守備的でもなかったし(基本ミッドブロックでディフェンスラインも高い)、ボールを持ってプレイしようという積極性も感じた。
おかげで、とくに前半のアーセナルのパフォーマンスにはやや物足りなさを感じたものだ。それもそのはず、アーセナルは支配的にプレイする時間が長かったにもかかわらず、20分までショットが1本しかなかったということ。
ただ終わってみればこういうスタッツの試合だった。彼らはショッツ2で、SoTはなんとゼロ。
アーセナルの3-0になったのが58分。試合の残り30分(※正確には40分)は、もう彼らのエナジーは削れてしまっていた。試合後には「PLのレヴェルにない」のように云われてしまってもしかたがないようなパフォーマンスだっただろう。毎年カップ戦で対戦するようなチャンピオンシップのチームだって、もっと強いと感じるチームはある。
ちなみにショッツ2は、エミレーツでのPL試合の被ショッツとしては、2009以来(WHUの2)の少なさということ。
xGでも差が歴然。Understat.comによるxGは、3.03 v 0.03。0.03て。グラフがほぼ直線。